高校選手権静岡県大会 決勝

人気ブログランキングでフォロー

試合動画

試合記録

スタメン

静学は準決勝と同じスタメン、藤枝東は左WGを武田陸から江口立樹に入れ替えた以外は準決勝と同じスタメン。静学の庄はBチームでは右WGが主戦場でしたが、選手権では1トップや左WGでの起用となっています。

Bチーム上がりの庄&宮嵜が1G1A

先制は静学。前半15分宮嵜隆之介のアシストで庄大空がゴラッソ。

とりあえずシュートシーンの写真撮るか〜と思っていたらたまたまそれがゴールになりました。笑

決勝点となった2点目は庄のアシストから宮嵜のゴール。

庄も宮嵜もシーズン最初はBチームスタート。自分がBチームの試合を見た時は正直宮嵜はあまり目立っていませんでしたね。その日2ゴールしたこともあり庄の方がが断然目立っており、庄より宮嵜の方が先にAチームに昇格した時はかなり意外でした。

そんな2人が選手権決勝で大活躍。こういう姿を見るとBチーム追うのも楽しくなりますね。Bチームスタートから選手権メンバーに成り上がったメンバー、結構います。

MF志賀小政がインフルから復帰してプレミア横浜FCユース戦に出場しましたが、選手権決勝では出番なし。あえてメンバーをいじる必要がなかった面もあったとは思いますが、やはり周囲との連携や守備の強度が今のメンバーの方が上なのかなぁという気がします。志賀はドリブルが圧倒的な分、周囲とパス交換して崩すという場面はあまり見ない気がします。残りのプレミア、選手権全国大会ではこんなド素人の手のひらを返す活躍を期待しています。

想定外に健闘した藤枝東

こんなこと言うのは失礼ですが、もっと一方的かつ大差の試合になると思っていました。先制点が決まったときにはここから一方的な試合になるんだろうなと覚悟しましたが、わずか15分後の前半29分にFW江口立樹のクロスをFW植野悠斗が頭で合わせて同点。この同点弾が試合を良いものにしたと思います。

江口はこのシーン以外にも決定的なチャンスを作り続けましたし、クロスバーを叩くシュートもありました。藤枝東の時間帯もかなり長く、もしかしたらワンチャンあるんじゃないかと期待しちゃいました。

ただ、3年連続選手権決勝進出は凄いことである一方、1度も全国へ行けないのは勝負強さが足りないと言わざるを得ないかなというところ。良い選手は揃っていますが圧倒的な選手が出てきてないような気もします。来年また頑張ってほしいです。

静学一強時代へ

2019年の全国優勝によって全国の有望な選手が静学に集まるようになりました。2021年の選手権でもジュビロ磐田に入団したMF古川陽介のドリブルがセンセーションを起こし、古川に加えてDF伊東進之輔、MF玄理吾、MF川谷凪と4選手がプロ入りしたことで拍車をかけました。そして、その翌年もDF行徳瑛とMF髙橋隆大が、さらに今年もGK中村圭佑、MF高田優、FW神田奏真の3選手がプロ入り。ここ数年で「静学に行けばプロになれる」という認識がさらに広がりました。

それに伴い、ガンバ大阪JYで10番だったMF髙橋隆大をはじめ、J下部組織のエース級の選手が集まるようになってきています。今年の1年生世代でもガンバ大阪JYの10番MF北田優心、ジェフ千葉U-15の10番MF篠塚怜音、U-15日本代表MF山縣優翔がいます。2年生世代はJ下部組織のエース級はいないものの、日本代表予備軍とも言われるタウンクラブ・中体連キャンプメンバーから5選手(MF山下輝大、MF加藤佑基、MF阿部雄大、MF金野仁、MF山内星之介)が静学に進学しています。

対して藤枝東をはじめとする他のチーム。藤枝東はセレッソ大阪U-15やFC東京U-15といったJ下部組織から選手は来ますが、エース級が来ることはほとんどなく基本的には「ユースに上がれなかった選手」。他チームにも清水エスパルスJYやジュビロ磐田U-15出身の選手は数多くいますが、昇格を蹴って進学というパターンは稀有です。

こういった事情もあり、すでに片足突っ込んではいますがこれから静学一強時代へ突入するのかなという気がします。

とはいえ、昨年は夏に磐田東が静学を下して総体優勝、冬に浜松開誠館が静学を下して選手権優勝していますし、どのチームが優勝するかわからないのが静岡の良さでもあるので、頑張ってほしいところ。メンバー全員静岡出身というのはやはり嬉しいことでもありますしね。

静岡学園優勝おめでとうございます!

コメント

タイトルとURLをコピーしました