インターハイ静岡県大会3回戦、藤枝東vs清水東の名門対決です。
この試合は藤枝明誠会場の2試合目。前回プリンスリーグの藤枝明誠vs静岡学園を見に行った時に駐車できなくて断念したので、今回は藤枝駅に車を停めてバスで行きました。藤枝駅前のロータリーのバス停から乗れますが、静鉄バスに間違えて乗らないように注意。ちなみに帰りは歩きにしましたが、20分くらいかかりました。夏場はさすがにしんどいと思います。

12時半キックオフだと思って余裕ぶっこいて12:15に校門にたどり着きましたが、12:15キックオフでした。ミスった。
3回戦ですが、名門同士の対決ということもあってか両チーム応援が白熱してたし、観客もめちゃくちゃ多かったです。


清水東応援団のところに途中でFW白川翔が来たようで、めっちゃ盛り上がってました。知りませんでしたが、白川は2026年秋から海外大に進学するようですね。清水東からは2023年3月に卒業した木内琢満が海外大に進学しています。おそらく本人だと思いますが、YouTubeチャンネルでプレー動画作ってますね。
試合記録
スタメン
藤枝東はいつものメンバー。GK吉田悠真、4バックはDF小澤瑠生、DF松本岳、DF葛西源太、DF大橋大洋。ダブルボランチはMF原田音生とMF川口太崇、トップ下はMF福地諒大。右SH山田樹、左SH望月瑠斗、ワントップFW増田瑛斗。

清水東は4-2-3-1。GK望月佑心、4バックはDF福地優翔、DF亀山稜太、DF河井悠斗、DF森谷颯太。ボランチは10番でキャプテンマークを巻くMF鈴木太陽とMF望月太壱。トップ下12番、右SH7番、左SH杉山詩恩、ワントップFW金原健人。人違いあったらごめんなさい。

新人戦の藤枝東戦で負傷した本来の10番&キャプテンのMF村松怜哉はまだ復帰できていないようです。最初チャントが歌われていたので復帰したのかと思っていましたが、部員応援の中に混ざっていました。気付くまで10番の顔違うな、ストパーかけたのか?とか思ってました。

所感
正直なところ、両者の実力はワンランク違ったように見え、やはりプリンスリーグと県リーグの差があったと思います。前半はそれが如実に出ていて、フィジカルで遅れを取っているように見えました。簡単に身体を入れられてキープされたりボールを奪われたりというのが散見されたした。また、技術的に見ても清水東オフェンス陣はドリブル突破やパスワークで藤枝東DF陣を完璧に攻略したと言える場面はほとんどなかったですし、一方で特に前半は清水東のDFラインはボールを繋げずに蹴らされる場面がかなり多かったです。特に前半はどうやって点を取りに行くのか全くわからなかったという感じでした。
しかし、後半の清水東は藤枝東に対してかなり前から奪いに行く戦い方がハマってチャンスを多く作りました。前線に強力な選手がいるとは言えない今年の清水東の戦い方の最適解のように見え、どちらが勝つかわからない非常に面白いゲームになりました。また、清水東はGK望月佑心のセーブが当たっており、これはPK戦突入だなと、清水東が新人戦の雪辱を果たす可能性あるなと思っていました。
そんな状況だったので、GK望月佑心の1発退場がこの試合を左右してしまったと言わざるを得ません。ただ、望月が悪いかと言われるとそれも違うと思います。そもそも藤枝東MF川口太崇にあんなに綺麗にパスを出させなければ良かったという話になります。結果論ですが。
個人的には、そもそも望月の1発退場は妥当だったのか?と思っていたりします。現地で見た時は私も1発レッドだと思いましたが、紫魂さんの動画を見てみたら、実際はSPAのイエローが妥当だった可能性があるのではないかと思いました。
DOGSOについてはJリーグが公式に出している解説を参照。

この中で大事なのは、DOGSOの4要件と、以下の文言。
DOGSOの4要件のうちひとつでも満たさなければSPAと判断されます。そしてSPAに該当するファウルは、原則的にイエローカードとなります。
よく言われるDOGSOの4要件をおさらいしましょう。
- 反則とゴールとの距離
- プレー全体が相手ゴールに向かっているかどうか
- 守備側競技者の位置と数
- ボールをキープできる、またはコントロール出来る可能性
今回の事例では、この4要件のうち「3.守備側競技者の位置と数」が1番のポイントになると思います。
まず、1,2,4は間違いなく満たしています。3については、藤枝東のFW森田一颯が抜け出した時、清水東のDF河井悠斗が並走しています。その最中にGK望月佑心が飛び出し、ボールに触れずに森田を引っ掛ける形になり、森田は体勢を崩すも倒れず、しかし減速します。そして河井がカバーに間に合うも笛が吹かれてレッドカード提示。「森田が望月に引っ掛けられて体勢を崩し、減速したから河井が追いついた」と考えるか「望月に引っ掛けられなくても河井は森田に追いついた」と考えるかでDOGSOのレッドとするかSPAのイエローとするかがわかれると考えます。個人的には後者なのかなぁという気がしますが、審判は前者と判断したということでしょう。正直誤審と言えるレベルではなく、SPAと考えるか人もいればDOGSOと考える人もいるというレベルの微妙なケースだと思います。そもそも過剰な力で突っ込んでいるからレッドだという人もいるようですが、森田は倒れてはいないので今回は該当しないかなと思います。
さて、話は一気に変わります。
清水東は例年多くの選手がインターハイで引退するので、あまり気軽に選手権頑張れとは言えないんですよね。ただ、残る選手は頑張ってほしいし、引退する人は進路実現のために頑張ってほしいと思います。
佐野健友や宮野陽貴、今井陸などのように筑波大を目指すも良し、増井槙吾や生子一茶などのように静岡大を目指すも良し。木内琢満や白川翔のように海外大を目指すも良し。東大京大を目指すも良し、浪人も良し。藤枝東の植野悠斗は一浪して京大に入りましたし、長谷川泰斗は選手権まで残りながら東大に現役合格しています。また、筑波大の浦部舜は、一度は信州大に進学するも仮面浪人して筑波大に進学し、蹴球部でトップチームまで上り詰めました。

この記事の途中に浦部のこと書いてます。

大学に進学すればわかりますが、周りに浪人で入った人は割と普通にいます。そしてもっと先の話をすれば、社会人になれば年齢というものの持つ意味はもっとなくなってきます。私が今フロサポなりフットサルなりで仲良くしている人たちは大体2歳年上ですし、もう少し上の人もいます。高校生のときは1歳の差はかなり大きく見えますが、大人になるとただの数字になり下がるので、お金を出してくれる親との相談は最低限必要ですが、浪人覚悟のチャレンジもアリだと思います。なんでサッカー観戦ブログでこんなこと言っているんだ?
3回戦結果・準々決勝組み合わせ

3回戦の結果は以下の通り。
- 浜松西0-4磐田東
- 磐:原拓也、寺田礎生×2、ルクモヌカリド
- 常葉大橘4-1オイスカ浜松国際
- 橘:OG、大野凱史、奥本琉生、栗田竜義
- オ:小嶋緩士
- 浜名1-2浜松開誠館
- 開:小關陽生、大石櫂
- 静岡学園7-0清水桜が丘
- 静:沢井翼×2、半田怜也、坂本健悟、林奏汰、安永龍生、松永悠輝
- 飛龍0-3藤枝明誠
- 明:渡貫暖、丸野八雲×2
- 富士市立0-1聖隷クリストファー
- 聖:藤山りゅう
- 清水東0-2藤枝東
- 藤:増田瑛斗、望月瑠斗
静岡学園が清水桜が丘に7-0で圧勝しました。昔は風間宏矢など何人もプロを輩出して静学に3-0で勝っていたりしていましたが、時代は変わったなぁと感じます。藤枝と清水の力関係も明確になってしまっているし、ちょっと悲しい。
磐田東のルクモヌカリドは1年生。

聖隷も決勝点を決めた藤山りゅうが1年生とのこと。どうやらHonda FC出身のフジヤマデリキリュウのことらしいです。また、ジュビロ磐田U-15出身の1年生船津慧真も試合に出てるらしいです。
準々決勝の組み合わせは以下の通り。
- 東海大翔洋vs磐田東
- 常葉大橘vs浜松開誠館
- 常葉大橘vs浜松開誠館
- 静岡学園vs藤枝明誠
- 藤枝東vs聖隷クリストファー
ようやく東海大翔洋が出てきます。追加招集でU-17日本代表に選ばれたDF岩下雄飛は、無事にU-17アジアカップを優勝しました。岩下はグループリーグ第3戦のインドネシア戦でフル出場、準々決勝タジキスタン戦で82分から出場しました。さすがにプロ契約まで済ませているDF元砂晏翔仁ウデンバやDF熊田佳斗、2種登録でJリーグでベンチ入りまでしたDFエゼモクェチメヅェ海など層の厚いDF陣の序列を変えることはできなかったようです。アジアNo.1になったチームで積み上げた経験が、東海大翔洋をどう変えていくのか注目したいところ。


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