Jリーグが開幕しました!(2回目)
待ちに待ったJリーグ開幕。
フロンターレvsFC東京のいわゆる「多摩川クラシコ」は金J、つまり金曜夜に行われたため、J1の開幕戦を生で2試合観戦できるのです!!!
多くのフロサポは長谷川竜也を見にJ2開幕戦の横浜FCvs大宮アルディージャを見に行っているようですが、私は清水エスパルスの開幕戦を見に行きました!
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エスパルス、今年こそ生まれ変わったのか?~オフの動向~
2020シーズンにはクラモフスキー、2021シーズンにはロティーナとポジショナルプレーを基本としたサッカーを志向する監督を招聘し、生まれ変わろうとしていたエスパルス。しかし、この2年はうまくいかず、両監督ともシーズン途中に成績不振で解任されております。その2シーズンともに監督解任後に指揮を執ったのが平岡宏章監督。今年はシーズン開幕から指揮を執ります。
オフの動向としては、レギュラークラスの選手の引き留めには成功したものの、準レギュラークラスの奥井や河井、中村を放出しています。特に石毛、河井のクラブの象徴的な存在を放出したことは個人的には衝撃的ですし、金子もシーズン中に磐田にレンタルしてそのまま完全移籍というのも信じられないところでした。
開港120周年ユニのネームでどちらにしようか迷った2人、河井と石毛の両方が完全移籍するとは・・・
基本的にユース上がりの期待の若手は岡山、北九州というもはやエスパの下部組織とも言えるJクラブへレンタルしており、順調に育ってほしいところ。そういう意味では北九州で10番を背負うまでに成長した髙橋が完全移籍せずに帰ってきてくれたことは嬉しいことで、今季の飛躍を期待したいです。ノリナガエリックはユースから上がってきて2年で契約満了…ペルー国籍だったことが影響していたりするんですかね。東京Vのバスケスバイロンが青森山田から高卒でJクラブに行かなかった理由が””外国籍枠をつぶしてしまうから””だったと記憶しておりますが・・・。いやでもユースなら別枠かもしれないし、外国籍枠の話は昇格させるときに分かっていた話だし・・・。よくわからないですね。
新加入選手の目玉は前述の北九州から帰還した髙橋大悟に加え、昨シーズン特別指定ながらも試合に絡んでいた山原怜音、鹿島と鳥栖を経て帰ってきた元10番白崎凌兵、プレミア、高校選手権と高校年代の大会で結果を残した高卒ルーキーの千葉寛汰と川谷凪でしょうか。また、柏でレギュラーだった神谷優太も注目です。
移籍
GK
梅田透吾→岡山(レンタル延長)
高木和徹→東京V
DF
ノリナガエリック→契約満了
エウシーニョ→契約満了
奥井諒→長崎
MF
西村恭史→北九州(レンタル延長)
石毛秀樹→G大阪
河井陽介→岡山
金子翔太→磐田
中村慶太→柏
新加入
DF
24菊地脩太←ユース
29山原怜音←筑波大
MF
15岸本武流←徳島
17神谷優太←柏
18白崎凌兵←鳥栖
37髙橋大悟←北九州
39川谷凪 ←静岡学園高
40成岡輝瑠←相模原
FW
30千葉寛汰←ユース
36栗原イブラヒムジュニア←鈴鹿ポイントゲッターズ
49加藤拓己←早稲田大
対する札幌はミシャ体制5年目。広島でも浦和でもうまくいかずに解任の憂き目となった魔の5年目をどう乗り切るか・・・。
選手の入れ替わりに関しては、チャナティップの移籍は痛いものの西大伍、ガブリエルシャビエル、興梠慎三と実力者の補強に成功しております。
得点
15分:ルーカス・フェルナンデス
68分:鈴木唯人
交代
46分
①中山→ベンジャミン・コロリ
64分
②山原→滝裕太
③神谷→髙橋大悟
84分
④竹内→宮本航汰
⑤原 →岸本武流
意図わからない戦い方で自分の首を絞めた前半
前半は札幌にフルボッコされていました。
札幌は両サイドの幅を有効に使ってサイドチェンジを多用。
右サイドからのクロスの場面では清水DFはボールウォッチャーになっており寄せきれずにルーカスフェルナンデスにゴールを許しました。
対する清水はキーパーからつないでいくのかと思いきや意図のわからないロングボールで相手にボールを渡す場面が多く、札幌に良いようにやられました。
チアゴサンタナがいれば収めてくれたのかもしれませんが、今節の2トップは鈴木唯人、神谷という空中戦が苦手な選手。なにがしたいのかいまいちわからないまま時間が過ぎました。DFラインでのボール回しにしても、安心してボールを持てる選手もおらず、かなり不安定・・・。
DAZNで試合の見直ししていたら「今シーズンの清水は縦に速い攻撃を志向」と言っており、言われてみればとは思いましたが・・・。
サイドチェンジもほとんどなく、立田なんかはあえて狭いサイドを選んでいるようにも見えましたが、そういうことだったのか・・・。
今季も頼れる守護神権田
そんな絶望的な前半で気を吐いていたのは日本代表GK権田。
特にPKストップの場面。決まっていれば早くも試合が終わるところ、完璧に読んでルーカスフェルナンデスのシュートを止めました。札幌サポからすれば、ルーカスフェルナンデスはPKがあまり得意じゃないからなんで蹴らせたんだって感じらしいですがね。笑
ほかの場面でも安定したセービングを見せてくれました。
後半は交代選手が躍動
まずはハーフタイムで中山に代えてベンジャミンコロリを投入。2トップの神谷を右MFに回し、2トップの1角を担いました。
コロリが絡んだ攻撃で54分から連続で決定機が訪れ、攻撃に厚みが出てきました。知らなかったけど、コロリってフリーキック蹴れるんですね。
その後、63分に神谷に代えて北九州から帰ってきた髙橋大悟、山原に代えて滝を同時投入。
そして84分に原輝綺に代えて岸本武流、竹内涼に代えて宮本航汰を同時投入しましたが、試合は動かず。1対1の引き分けに終わりました。
ハーフタイムでのコロリの投入が当たる
後半はコロリが落ちて空いたスペースに鈴木唯人が入って裏でボールをもらうというような良いシーンが増えましたし、コロリ自身タメを作ることができたので攻撃に厚みを持てたかなという印象です。コロリ、なんで前半から出てこなかったんだ。
若きエース鈴木唯人がチームを救う同点弾!
高卒3年目の鈴木唯人がチームを救うゴールを決めました!他に誰が点を獲るんだ!という感じのメンバーだったので、結果を出すことができて本当に良かったです。
個人的な勝手なイメージとして、セカンドトップ的な選手なのかと思っていたのですが、このゲームはストライカーとして点を獲ることを要求されており、本人としても難しかったかもしれませんが見事に期待に応えました!
高卒1年目の2020年には30試合(1307分)、2021年は33試合(2005分)の出場と着実にステップを駆け上がり、日本代表候補にまで選ばれるほどになった鈴木唯人。今年はエスパルスの若きエースとして結果を残します!
途中出場の滝と髙橋がポテンシャルを見せる
滝は得意のドリブルで、髙橋は左足のキックでそれぞれ存在感を見せておりました。まあ、どちらもまだ粗削りで、効果的だったかというとまだまだかなとは思いますが、シーズンが進むにつれて脅威になっていきそうなポテンシャルを感じました。
次節はいきなり静岡ダービー
次の試合は2月26日、エコパスタジアムでの静岡ダービーです。
3年振りの静岡ダービーが第2節にして早くも実現しました。
ジュビロは開幕戦はアウェイで福岡と引き分け。エスパルスと同じ状況です。
キャンプでは上原のゴールで1-0でジュビロが勝利しましたが、公式戦はまた別。
ダービーらしく熱く激しい試合を期待しています!
まあ、私はモツ煮を食べに鹿島に行っているので生では見れませんが。笑
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