新人戦決勝です。予想通り静学と藤枝東の対決になりました。年末年始のGoForWorldCup in さいたまと裏選手権ではともに出場し、さいたまでは静学が準優勝で藤枝東がベスト4、裏選手権では藤枝東が準優勝で静学がベスト4と五分五分の結果でした。直接対決がなかったこともあり、どちらが強いのかめっちゃ気になっているので、決勝がこのカードになってくれて非常に楽しみです。
過去記事
トーナメント表


これまでの試合結果
静岡学園はこれまで28得点0失点。FW坂本健悟が8得点で最多、MF加集啓太とMF村松亮が3得点で続きます。
- 1回戦:11-0浜北西
- 林奏汰、坂本健悟×4、村松亮、安永龍生×2、佐野大聖、石井陽人、加集啓太
- 2回戦:7-0静岡城北
- 保延昭良×2、足立羽琉、佐野大聖、加集啓太、村松亮×2
- 3回戦:1-0浜名
- 坂本健悟
- 準々決勝:8-0浜松東
- 加藤煌清、加集啓太、林奏汰、坂本健悟×2、OG、齊藤真裟斗×2
- 準決勝:1-0磐田東
- 坂本健悟
藤枝東は22得点2失点。清水東戦で2点ビハインドの展開があったものの、その他の試合は無失点。FW川本進之助とMF北川睦が4得点で最多。レギュラー格の選手ではMF山田樹が3得点、DF永井大智とFW増田瑛斗が2得点しています。増田は直近2試合連続得点中。
- 1回戦:6-0榛原
- 山田樹、磯邉准平、北川翔大、曽根真斗、川本進之助×2
- 2回戦:10-0島田工業
- 北川睦×3、山田樹×2、飯田仁、川本進之助×2、永井大智、森田一颯
- 3回戦:2(6PK5)2清水東
- 望月瑠斗、葛西源太
- 準々決勝:1-0藤枝明誠
- 増田瑛斗
- 準決勝:3-0常葉大橘
- 永井大智、増田瑛斗、北川睦
試合記録
スタメン
静学は4-2-3-1。GK田邉匠真、4バックはMF佐野泰聖、DF飯尾善、DF保延昭良、DF小田切颯佑。中盤はMF足立羽琉とMF加藤煌清にトップ下MF安永龍生。右SHにMF加集啓太、左SHにMF長坂健太、ワントップにFW坂本健悟。

藤枝東のスタメンは常葉大橘戦と同じ。GK吉田悠真、4バックはDF小澤瑠生、DF松本岳、DF永井大智、DF大橋大洋。中盤はMF川口太崇とMF原田音生のダブルボランチにトップ下MF福地諒大。右SHにMF山田樹、左SHにMF望月瑠斗、ワントップにFW増田瑛斗。

試合経過
| 静岡学園 | 3-0 | 藤枝東 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 得点 | ||||||
| 9坂本健悟(アシスト:15長坂健太) | 前半14分 | |||||
| 10松永悠輝 | 後半21分 | |||||
| 11安永龍生(PK) | 後半31分 | |||||
| 交代 | ||||||
| 後半14分 | 6山田樹 ②名東クラブ | → | 14高士青也 ①FC ALONZA | |||
| 13加藤煌清 ②静岡学園中 | → | 10松永悠輝 ②湘南ベルマーレU-15 | 後半17分 | 8福地諒大 ②FC LESTE | → | 20川本進之助 ②ジュビロ磐田U-15 |
| 9坂本健悟 ②大阪市ジュネッス | → | 12村松亮 ②清水エスパルスJY | 後半20分 | |||
| 後半22分 | 11望月瑠斗 ②藤枝東FC | → | 22北川睦 ①ジュビロ磐田U-15 | |||
| 15長坂健太 ②静岡学園中 | → | 2野坂啓人 ②サンフレッチェ広島JY | 後半26分 | |||
| 後半34分 | 7原田音生 ②FC桜が丘 | → | 15葛西源太 ①藤枝東FC | |||
| 11安永龍生 ②FC東京むさし | → | 21梅澤理央 ②静岡学園中 | 後半35分 | |||
| 14佐野泰聖 ②千里丘FC | → | 16岡田湊空 ②静岡学園中 | 後半35分 | |||
| SUBSTITUTE | ||||||
| GK17満身晋乃介 | ② | サンフレッチェ広島JY | GK17高橋奏多 | ② | 掛川JFC | |
| GK25池田旬 | ② | 静岡学園中 | DF2橋本龍英 | ② | 京都サンガU-15 | |
| DF3齊藤真裟斗 | ② | 静岡学園中 | DF12飯田仁 | ② | 藤枝東FC | |
| DF20青木豪琉 | ② | 静岡学園中 | DF18大石真生 | ① | Honda FC | |
| DF22新宮仁喜 | ② | 千里丘FC | DF23礒邉准平 | ① | 清水エスパルスJY | |
| MF6山内豊央 | ② | 静岡学園中 | DF25青山虎雅 | ① | フェルボール愛知 | |
| MF18溝口昊 | ② | バルサアカデミー奈良 | MF19曽根真斗 | ② | ジュビロ磐田EAST | |
| MF19山田慶 | ② | 静岡学園中 | MF24岡田拓也 | ① | 藤枝東FC | |
| MF23杉山瑞貴 | ② | SHIZUNAN FC | FW16北川翔大 | ① | JFAアカデミー福島 | |
| FW21本多力 | ② | エスパルス静岡 | ||||
所感
想像以上に実力差の見えた試合でした。今年は藤枝東が静岡の覇権を握るのでは?という期待を持っていたのですが、静学の方が攻守ともにレベルが上でした。まさかここまで一方的な試合になるとは思っていませんでした。
やはり静学ともなるとDF陣も上手いので藤枝東の前プレは軽くいなされていたし、攻撃面でもこれまで見せていた中盤でのパス回しやサイドからのMF望月瑠斗とMF山田樹のドリブルはほぼ完全に封じられました。中盤のMF川口太崇、MF原田音生へのパスコースは完全に切られていてなかなか縦パスを入れられず。また、これまでの試合ではボールを収めて起点になれていたFW増田瑛斗にもなかなかボールが入りませんでした。後半の中盤以降ではある程度改善されていましたが、静学の強度に順応するのが遅すぎたという印象。ただ、DF松本岳が静学のプレスを剥がして縦パスにチャレンジする場面があったり、左サイドの望月からの大きなサイドチェンジから山田がチャンスを作ったりと、新たな可能性が垣間見えたのは収穫ではないかと思います。


静学は終始藤枝東を圧倒。守備面では藤枝東にほとんどチャンスを与えることなく無失点。ワントップのFW坂本健悟も含めて複数人でボールホルダーを取り囲むことを徹底しており、相手にチャンスを作らせませんでした。

攻撃面では特に前半静学らしいサッカーだったなという印象。個人技はもちろん、ショートパスを効果的に使った攻めを見せていて、坂本も含めたパスワークは「これが見たかった」と思いました。
この試合、特に前半はMF安永龍生が躍動していました。ピッチ中央〜左サイドを広範囲に動き、鋭いドリブルを披露しました。

静学は右SBにMF佐野泰聖を配置。準決勝ではMF野坂啓人が務めましたが、どちらも攻撃時にはボランチの位置に入る偽サイドバックの役割でした。まだ右SBの人選と前線の配置は試行錯誤しているような印象があります。
キャプテンの足立羽琉はアンカーのような位置で終始チームをコントロール。少ないタッチ数でパスを散らすし、長短どちらのパスも高いクオリティ。逆足でも全然気にせず浮き球のパスを出していたような気がします。

MF松永悠輝は後半17分と早い時間に途中出場し、4分後にゴール。素晴らしいシュートでしたが、まだ昨年見せていたキレキレのドリブルは鳴りを潜めていました。怪我明けとのことなので、これからに期待。

静岡の覇権はどのチームに?
静学が圧倒的な力を見せて優勝しましたが、これで今年の覇権を静学が握ると思うのは早計。静学は去年も新人戦で優勝したものの全国出場なし。反対に浜松開誠館は去年も新人戦は3回戦敗退ですが、インターハイ、選手権ともに全国出場。今日の試合では藤枝東は基準の違いを見せつけられてしまいましたが、それはまだまだ伸び代があるということ。創部100周年の節目での全国出場に向けてまた練習を積んでいきます。そして、タレント不足かと思っていた磐田東も静学をかなり苦しめ、ポテンシャルは充分。今年のシーズンも非常に楽しみです。
今後、藤枝東と浜松開誠館はToryval STAGEで全国の強豪校とプレシーズンマッチを行います。開誠館は去年Toryval STAGEでほぼベストメンバーの流経大柏を4-1で下しており、躍進の予感を見せていました。静学は例年通りであればJヴィレッジカップ、ミズノカップ、船橋招待を経てシーズンイン。また、まだ告知がありませんが、今年も藤枝ユースサッカーフェスティバルが開かれる可能性もあります。



まずは静学の新人戦3連覇で始まった2026年。どんな年になるのでしょうか。
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