プリンス東海2026 第8節 静岡学園vs浜松開誠館

早くもインターハイ県大会決勝の再戦です。

インターハイ県大会による中断を経て、プリンスリーグが再開しました。1回目の登録変更があり、それぞれのチームでメンバーの入れ替えが行われました。

試合記録

スタメン

静学はいつも通り3-4-1-2で、県大会決勝からスタメンを4人入れ替え。MF半田怜也が出場停止、その他DF林奏汰、MF安永龍生、MF松永悠輝が不在。

スタメンはGK田邉匠真、3バックがDF飯尾善、DF新宮仁喜、DF保延昭良。ボランチがMF足立羽琉とMF杉ノ原芽生、右WBがMF佐野泰聖で左WBがDF小田切颯佑、トップ下がMF泉新。2トップはFW坂本健悟とFW沢井翼。

浜松開誠館は10番のMF古橋藍伍が出場停止で不在。代わりにMF小關陽生が入り、そのほかのメンバーは県決勝と同じ。

GK松浦迅ビエラ、4バックはDF藤原舜、DF礒部舜也、DF鈴木翔湧、DF大石櫂。ボランチはMF日下航斗とMF小關陽生、右SHがMF志賀朋希、左SHがMF宗像玲瑠。2トップはMF金子彪真とFW橋本大稀。

試合経過

静岡学園1-1浜松開誠館
得点
6小田切颯佑39分 
 41分23金子彪真
交代
    5藤原舜
③AC Leggenda Gifu
24藤田葵翔
③浜松開誠館中
    11宗像玲瑠
③浜松FC
13森下力陸
②浜松開誠館中
6小田切颯佑
③Uスポーツクラブ
14高丘泰昂
③柏田SC
    
12泉新
③静岡学園中
13加藤煌清
③静岡学園中
    
    9日下航斗
③浜松開誠館中
18中ノ瀬令旺
③浜松開誠館中
15沢井翼
③VIVAIO船橋
23杉山泰斗
②ディアブロッサ高田
    
18佐野泰聖
③千里丘FC
20軒原陸
②シーガル広島
    
    28橋本大稀
②IRIS生野
19今村心優
③フォルトゥナSC
21新宮仁喜
③千里丘FC
2青木豪琉
③静岡学園中
    
SUBSTITUTE
GK17池田旬静岡学園中 GK1松岡暖真FC Avenidasol
MF26齋田侑樹静岡学園中 MF6吉田暖成田SC
    FW25外山裕大浜松FC

前半39分、左サイドの高い位置でボールを持ったDF小田切颯佑がMF泉新、MF足立羽琉と繋いでペナルティエリア内に侵入すると、小田切はニア上に強烈なシュートをぶち込み先制。インターハイに続いて意表を突いたゴールを決めて静学が先手を取りました。絶対に中に折り返すと思って見ていたので驚き。

この位置でボールを受けて
泉と繋いでペナ内に侵入してゴール
大袈裟に喜ばず、クール

しかし、前半41分、開誠館がすぐ振り出しに戻す同点弾。最終ラインのDF礒部舜也が降りてきたMF金子彪真に縦パスを入れると、金子は前を向いてFW橋本大稀にスルーパス。抜け出した橋本のシュートは静学GK田邉匠真が触ってクロスバーに防がれたものの、こぼれ球を金子が蹴り込んでゴール。

前半は1-1で終了。

後半、最初に動いたのは開誠館。右SBのDF藤原舜と左SHのMF宗像玲瑠を下げてDF藤田葵翔とMF森下力陸を投入。この交代で藤田が右SHに入り、MF志賀朋希がインターハイの時と同じく右SBにポジションを移しました。

静学はMF泉新と脚を攣った?DF小田切颯佑を下げてMF加藤煌清とMF高丘泰昂を投入。高丘はプリンスデビュー。

さらに、静学はMF軒原陸とFW杉山泰斗の2年生2人を同時投入。軒原はトップ下、杉山は2トップの一角に入りました。

スコアは最後まで動かず、1-1で引き分け。静学は開幕からの連勝が7でストップしました。

所感

試合としては基本的に静学が攻めて開誠館が守るという形。静学はいつも通りウイングバックを中心としたサイド攻撃を見せました。

開誠館は後ろから繋ぎたいのはわかるものの、どう繋いで攻めるのか、ビルドアップの出口はどこなのかというのがはっきりせず、ただ繋ぎたいという思いだけが先行してやり方が全く練られていないように見えました。繋ぐのが上手くいかないので前線の選手をは大きく蹴るよう要求していたものの、空中戦は静学が圧勝。やはり手数をかけない攻め方の方が開誠館は合っているのではないかという気がします。

静学は左WBのDF小田切颯佑と3バックのDF飯尾善とDF保延昭良がすごかったです。小田切は県決勝に続いて開誠館相手に連続ゴール。どちらも中に合わせに行くと見せかけてニアに強烈なシュートを叩き込みました。開誠館も小田切の左足をかなり警戒しており、「左だけ左だけ!」と声を掛け合っていた中でのゴールなので余計すごい。

飯尾と保延は3バックのサイドですが、チャンスと見るや高い位置を当然のようにとるし、2人ともボールをかなり持ち運んでいてしかも上手い。それでいて2人とも185センチの高身長で空中戦も強いというチート性能を見せつけました。特に保延はサイドアタッカーみたいなボールの持ち方で仕掛けてクロスまで上げきっていたり、カウンターで1人で高い位置までドリブルで運んでいたり、本当にセンターバックかと言いたくなる攻撃性能を見せました。保延の高卒プロ入り十分あるんじゃないかという気がします。サイドバックで。

保延は終盤カウンターでこの位置からドリブル開始
最終的にペナルティエリア目前まで運んだ

静学は不在の選手が多く、最近見れていなかった選手が見れて良かったです。その代表格がMF佐野泰聖。裏選手権から調子が良さそうで、新人戦でも右SBのレギュラーとしてプレー。プリンスリーグ開幕戦でもスタメンでしたが、チームが3バックに切り替わったことでサイドバックのポジションがなくなり、ウイングバックは得点力のある安永龍生がレギュラーを掴んだことで出場機会が激減していました。今日の試合は積極的な縦突破を見せていました。

DF新宮仁喜は第6節にウイングバックでスタメン出場して以来のプリンスリーグ出場。基本的にサイドバックやウイングバックといったサイドでプレーする選手ですが、まさかの3バックの真ん中でスタメン出場。その割に卒なくこなしており、能力の高さを感じました。

MF泉新はトップ下でスタメン。2年前にルーキーリーグで見せたほどの圧倒的な存在感はありませんでしたが、小田切の先制点に絡むなど上々の活躍。

また、今節からは登録変更によって下級生もメンバー入り。レギュラーを奪取したMF杉ノ原芽生に加えて、インターハイ県大会でメンバー入りしたMF軒原陸とFW杉山泰斗が登録メンバーに入っていきなりベンチ入り、そしてプリンスデビューを果たしました。出場時間が短かったこともあってか2人ともまだ試合に入りきれずに終わったような印象がありますが、今後に期待。これから下級生がどんどんメンバーに食い込んでくると面白いです。ルーキーリーグではMF竹内陽太郎がキャプテンマークを巻いて、プレーでも存在感を見せていましたが、全然試合に絡めていない様子。何処へ。

さらに、3年生のMF高丘泰昂もプリンスデビュー。中学時代は柏田SCの10番として関西大会を戦いました。今年は県Aリーグを戦うBチームで10番を背負っていました。縦へのスピードがあり、十分プリンスリーグで通用するレベル。静学はインターハイ後に台頭してレギュラーを奪い取る選手がよく出てきますが、今年は高丘がそれになれるか。

高丘と同様、中学時代に関西の強豪でエース級だった選手として千里丘FCで10番を背負っていたMF尾花元惇が挙げられます。昨年はCチームでプレーしており、今季まだ公式戦に出ていないようですが、今後の台頭に期待。また、シーズン開幕前個人的に期待していたMF加集啓太は今季プリンス出場ゼロ。登録変更で背番号が14番から27番に変わっており、全国大会のメンバーに入れるかも微妙になってきていそうですが、また這い上がって来れるかも注目。

開誠館はインターハイの後に青嶋文明監督が湘南ベルマーレのトップチームコーチに就任することが発表され、今節からは浜松開誠館中の監督だった岡本淳一氏が監督を務めています。

青嶋文明氏 トップチームコーチに就任のお知らせ « 湘南ベルマーレ公式サイト

開誠館はスコアこそ1-1でしたが、課題が多く残る試合だったのではないかと思います。

とはいえ、GK松浦迅ビエラは立ち上がりに裏抜けしたFW坂本健悟との1対1を止めたり、好セーブが多かったです。インターハイ明けの公式戦でもしっかりスタメンを取れるのかという部分に何気に注目していたのですが、しっかり出場して役割を果たしたという感じ。

開誠館はラストプレーで直接ゴールを狙える位置でフリーキックを獲得。DF大石櫂が直接狙うも枠を少し外れて試合終了。めちゃくちゃ悔しそうにしていました。今後絶対に伸びると思います。

順位

静学は開幕7連勝でストップしたものの未だ無敗をキープ。清水エスパルスユースは藤枝東に1-0で勝利し、静学同様無敗をキープ。静学と清水ユースの勝点差は2。次節直接対決です。

来週は東海総体があるためプリンスリーグはお休み。次節は6/27(土)です。第9節でプリンスリーグは折り返し、夏季中断に入ります。

夏季中断前最後の試合は、静学はアウェイIAIスタジアム日本平で清水ユースと、開誠館はアウェイ藤枝総合で藤枝東と対戦。ともにアウェイでの上位対決なので難しくはなりますが、しっかり勝って中断期間を迎えたいところ。

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