11/2に濃霧で約2時間半の中断、そして豪雨の中延長前半まで行ったところで無効試合となったこの試合。
元々予定されていた準々決勝2試合が終わった後に再試合となりました。中一日でのかなりキツい状態での一戦となりました。
試合記録
スタメン
どうやら土曜日の試合で出たカードは持ち越しされたようです(YouTube配信で言ってました)。浜名はキャプテンのMF野澤康佑がイエローカードの累積でこの試合出場停止。藤枝明誠は土曜日の試合でレッドカードで退場したFW塚原豪が出場停止となったとのこと。無効試合ちゃうやん。
浜名は野澤の代わりにMF鈴木恭慈がスタメン入り。フォーメーションは4-4-2もしくは5-4-1の形。黒田陽がDFラインに入って5バックになり川嶋琉之亮が右サイドに落ちる形がメイン。
藤枝明誠は4-4-2。土曜日の試合では左SBに入っていた萩原柊太が塚原の代わりに2トップの一角に入り、左SBには本職の西原慧が入りました。
得点・交代
浜名 | 0-1 | 藤枝明誠 | ||||
得点者 | ||||||
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前半12分 | 13水上大和(アシスト:5西原慧) | |||||
交代 | ||||||
9荒川登琉 ③ジュビロSS磐田 | → | 13津田廉大 ③浜名JY | HT | |||
後半12分 | 10鈴木洵 ③ジュビロ磐田U-15 | → | 8大西海飛 ③名古屋グランパスU-15 | |||
7川﨑太耀 ③浜名JY | → | 20飯田凌大 ②ジュビロSS浜松 | 後半22分 | |||
後半30分 | 14萩原柊太 ③T&T SC | → | 6紅林佑太 ②ジュビロ磐田U-15 | |||
11鈴木恭慈 ③ソーニョ掛川 | → | 23中村虎太郎 ②Honda FC | 後半33分 | |||
後半42分 | 9キング栄志 ③Honda FC | → | 23蛯名羽来 ③名古屋グランパスU-15 | |||
退場 | ||||||
4松本遼 | ③ | ジュビロSS磐田 | 後半32分 |
前半12分、この試合最初のシュートが得点につながりました。左サイドの深い位置で明誠がスローインを獲得し。左SB西原慧が自分で投げたボールのリターンを受けると右足でクロス。浜名はDF2人が空振りしてしまい処理しきれず、最後は明誠FW水上大和に渡り、冷静にゴール。
浜名はハーフタイムで2枚替え。FW荒川登琉に代えてエースFW津田廉大、そして右サイドの黒田陽に代えてMF鈴木士道を投入。また、左SBの加藤蓮太を右SBに変更。後半はしっかり4バックの形で臨みました。
後半は浜名がボールを持つ時間が長め。前半0本だったシュートも打つことができるようになり攻勢。
明誠は後半12分という早い時間で10番MF鈴木洵を下げてMF大西海飛を投入。反対に浜名はボランチに入っていたMF川﨑太耀を下げて前線にMF飯田凌大を投入して攻勢を強めました。
後半30分、明誠は状況を打開すべくFW萩原柊太に代えて2年生MF紅林佑太を左SHに投入。MF平井大都をFWに据えます。
この直後、裏へ抜け出した明誠MF大西海飛を浜名DF松本遼が倒して退場。残り10分を10人で逆転を目指すことに。
浜名は10人になっても攻勢を緩めなかったものの、最後まで明誠ゴールを割ることはできず。明誠が1-0で逃げ切り、3度目の正直で浜名に勝利して準決勝進出を果たしました。
所感
どちらも特徴を出していた試合でした。両チームともにパスを繋ぐスタイルですが、明誠はピッチを広く使う一方、浜名は縦に速く繋いでいくタイプ。前半は明誠の方がボールが繋がっているようには見えましたが、両チームともにシュートまではなかなか行けず。後半は浜名が押し込んだもののチャンスを活かしきれず。少ないチャンスを活かした明誠が勝利しました。どちらもやはり疲れが残っていたのか正直クオリティの高い試合ではありませんでしたが、お互いの執念が見えた試合でした。
藤枝明誠は次戦浜松開誠館
明誠の準決勝の相手は浜松開誠館です。プリンスリーグでは1勝1敗。開誠館の方がタレントは多い印象ですが、力は五分だと思います。2020年に全国選手権に出場して以来の決勝進出まであと1つです。
浜名は3年連続のベスト4ならず
浜名は惜しくも3年連続の準決勝進出とはなりませんでした。今年は野澤康佑、川嶋琉之亮、津田廉大とタレントが揃っていましたがなかなか結果を出せず。プリンスリーグでも残留が厳しい状態になっていますが、有終の美を飾ってほしいです。