来年を見据える静学と残留を目指す富士市立の一戦です。
スタメン
富士市立はキャプテンのMF内木璃斗と10番のMF渡邉奈那斗がベンチスタート。左WGの佐々木英貴はプリンス7得点。DF高橋伊吹もDFながら4得点を挙げています。
2年生はGK小笠原怜英、MF桶川陸、東海国体メンバーのMF伊藤隼磨がスタメン。小笠原はFC桜が丘出身のようです。
また、1年生山﨑絢心はプリンス全試合出場中。まだプリンスでは無得点ですが、めちゃくちゃ期待されているのがわかります。
GKは1年生有竹拓海ではなく3年生若尾林太朗が先発。4バックは山下峻太朗、田村琉成、菅井海翔と3人の3年生に加え、右SBに2年生の鵜澤浬が入りました。ダブルボランチは3年生の野瀬快と1年生の篠塚怜音。篠塚は1年生ながら3試合連続のスタメン。ルーキーリーグでは右SBでしたが本職に戻った模様。トップ下に入った10番MF福地陣は春先にはBチームにいませんでしたが、夏にBチーム登録され、秋の登録変更で10番になりました。右SHは2年生の阿部雄大が鵜澤とともに2年生コンビを組み、左SHには前川翔馬が菅井と3年生コンビを組みました。CFは3年生加藤歩貴。
静学負傷交代3人・・・
静学は序盤にアクシデント。ボランチの野瀬快が負傷交代。代わりに出場したのは1年生の四海星南。
さらに後半、富士市立の先制時、阿部雄大がハーフライン付近で倒れておりそのまま交代。1年生の提坂日葵が右SBに入り、右SBの鵜澤が1列上がりました。
さらにその5分後、頭部にボールが当たって篠塚が倒れ、そのまま担架でピッチの外へ。代わりに2年生MF山下輝大が出場。
まさかの負傷交代3人。得点を重ねて勢いに乗る富士市立とは対照的に、焦りもありうまくいかないまま得点を取れずに敗戦してしまいました。
ルーキーリーグアシスト王のMF北田優心は試合に出る機会なく終わりました。負傷者がいなかったら出てたかもしれないですし、見れなかったのは残念でした。
とはいえ、1年生はDF提坂日葵、MF篠塚怜音、MF四海星南と3人見れたし、来年主力を担うであろうMF阿部雄大やDF鵜澤浬といった2年生を見ることができたという意味では良い試合でした。
富士市立 選手が躍動
前半はボール保持こそ静学の方が上でしたが、チャンスの数は富士市立の方が多かった印象。ロングスローやトルメンタなど多彩な攻撃で静学ゴールに迫りました。
後半、その攻撃が実り、先制点。
54分から出場した10番渡邉奈那斗のアシストからチーム得点王の佐々木英貴がゴール。
さらに、1年生ながらCFで奮闘していた山﨑絢心が綺麗な反転シュートを決めて追加点。山﨑はようやく初ゴール。
その後も渡邉奈那斗と栗田勘太郎がゴールを決めて4-0と圧勝しました。
順位
既に優勝を決めているJFAアカデミー福島はプレミア昇格プレーオフ進出を目指す藤枝明誠に3-0で快勝。敗れた藤枝明誠は、浜松開誠館に勝利した清水エスパルスユースとの勝点差が4に広がり、プレーオフ出場権を得られず。エスパルスユースのプレーオフ出場が決定しました。
静学に勝利した富士市立は9位海星、10位刈谷との勝点差を3以上に広げ、残留確定。来季もプリンスリーグに出場することが決まりました。
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