プリンスリーグは3回目のメンバー変更が行われ、最終タームに入りました。
アカ福優勝決定
開幕から圧倒的な強さで首位を独走してきたJFAアカデミー福島が浜松開誠館に3-1で勝利し、勝点を41まで伸ばしました。2位清水エスパルスユースが藤枝明誠に敗れて勝点34のままで終わり、残り2試合で勝点7差となったため、アカ福の優勝が決定しました。
16試合で13勝2分1敗、45得点7失点と超圧倒的な成績を残しました。残り2試合で目指すはリーグ最多得点&最少失点でしょうか。失点数はダントツで少ないですが、得点数はエスパルスユースの47得点が最多。残り2節はまだプレミアプレーオフ進出の可能性を残している3位藤枝明誠と2位エスパルスユースが相手。この2試合にしっかり勝利して完全優勝を狙いたいところ。
プレミアプレーオフ天王山は藤枝明誠勝利
2位エスパルスユースと3位藤枝明誠の一戦は、藤枝明誠が4-1で快勝。前半2分に田中侍賢のゴールで先制するも6分に林賢人が同点弾、そして前半のうちに林賢人が2ゴール目を決めて藤枝明誠が逆転勝ち。この結果、勝点差が4から1に縮まり、勝負がわからなくなりました。両チーム残り2節はともにアカ福と浜松開誠館との試合。
トップチームは最終節でジュビロ磐田に抜かれて自動昇格を逃しましたが、ユースはこのまま逃げ切ることができるのか注目です。
来年を見据えた陣容
4位静岡学園B、5位浜松開誠館、6位藤枝東は昇格もなければ降格もないことが確定しています。開誠館と藤枝東は選手権も県大会で敗退しているため来年を見据えたメンバー選考になっているようです。
静学B 1年生多数メンバー入り
刈谷vs静岡学園Bは静学Bが3-4でなんとか勝利。と思ってスタッツを見ると静学が圧倒的に攻めており、なんで3点も取られたのか不思議なくらい。
静学Bは1年生が多くメンバー入りしている模様。ルーキーリーグ優秀選手のMF篠塚怜音は先発出場。また、ルーキーリーグアシスト王のMF北田優心をはじめ、DF提坂日葵、MF四海星南、MF神吉俊之介、GK瀧優斗と合わせて6人の1年生がこの試合でメンバー入りしています。Cチームの山田悠太はしっかり試合に出ていて他の1年生よりリードしていると思っていましたが、意外とそうでもなかったようです。
また、先発したDF鵜澤浬や途中出場したMF阿部雄大とFW山下輝大は2年生。山下はAチームに戻れなかったようですね。CチームのMF加藤佑基やMF池田双葉はBチームに上がれなかったのか気になります。ちなみにDチームの金野仁は日大三島戦で元気に2ゴールしていました。
浜松開誠館 スタメンに中3
浜松開誠館は静学以上に世代交代を意識したメンバー。3年生の先発は4人だけ。2年生はDF荒明斗空とFW安藤則斗、初先発のFW戸枝太耀。そして1年生は川合亜門と初先発のMF水谷健斗。残りの先発2人はなんと中学3年生。U-15日本代表GK松浦迅ビエラとMF大高光輝が先発しました。
また、ベンチにもDF鈴木翔湧、MF小関陽生、MF大石櫂と3人の中学生が入っており、全員途中出場しました。ちなみに全員スルガカップ国際ユースの静岡県選抜メンバー。いくら昇格も降格もかかっていない試合とはいえ、首位アカ福相手に1,2年生差し置いてこのメンバーで挑むのはちょっとぶっ飛びすぎてますね・・・。笑
藤枝東 期待の1年生DFがフル出場
藤枝東は3年生のスタメンが6人。試合終了時にはピッチに1,2年生が8人立っており、世代交代を進めているのがわかります。特に1年生DF山本旬はスタメンを飾り、背番号も3番と1桁を背負い大きな期待が寄せられているのがわかります。また、ベンチ入りを果たしたFW市川大耀はジュビロ磐田U-15出身で身長185センチの大型FW。プレーを見たことはありませんが個人的に期待しています。
富士市立は残留争い
富士市立はまだ残留が確定していません。名古屋グランパスU-18 Bに勝てれば残留が大きく近づけるというところでしたが、逆に途中まで3-1で突き放されていたところからなんとか追いついたという形です。富士市立の残り2試合は静学と藤枝東。ここで勝点3を挙げられないようだと降格が一気に近づいてきます。
コメント