プレミアWEST 第20節 静岡学園vs履正社

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延期となっていた横浜FCユース戦でターンオーバーを敢行した結果、敗れて広島ユースとの勝点差が3に広がってしまった静学。優勝するためには残り3試合勝ちが必須です。

登録メンバー変更は以下の通り。

  • MF5福地瑠伊→DF39山口青大
  • FW15石川智也→MF40庄大空

福地とFW神田奏真は怪我のためメンバー変更すると読んでましたが、神田は引き続きメンバーに入りました。代わりに石川がメンバーから外れました。代わりに選手権で活躍した庄が順当にメンバー入り、そして3年生の山口もメンバーに入りました。

スタメン

静岡学園高校 vs 履正社高校 試合情報|高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023|JFA.jp
高円宮杯プレミアリーグ 2023大会公式サイトのWEST 静岡学園高校 vs 履正社高校の日程・結果ページです。試合結果、出場記録、公式記録を掲載しています。

GK中村圭佑はU-18日本代表のスペイン遠征で不在。代わりに入ったのは1年生有竹拓海。山口航生や若尾林太朗といった3年生を押し退けての大抜擢。

選手権で活躍した右SB野田裕人とMF庄大空はメンバー外。右SBには2年生岩田琉唯、左WGには志賀小政が入りました。CFは選手権に引き続き宮嵜隆之介が入りました。

履正社は1,2年生主体のスタメン。センターラインを担ったDF堀江純之介、MF宗佐大地、FW林潤瑞の3人の1年生はプレミア初出場でいきなりスタメン。また、途中出場で同点ゴールを決めた1年生MF鳥山陽斗もプレミア初出場。選手権県大会で敗退し、プレミアも降格寸前という事情もあってか未来を見据えた起用に見えました。

また、9番河野朔也はFW登録ですが、キャプテンのアンカー石塚蒼空に代わって後半開始から出場しセンターバックでプレー。そして、70分にCF林が交代してからは代わりにCFに入り、二刀流を見せました。

ザ・高体連スタイル

昨年川崎フロンターレへ加入したMF名願斗哉がドリブラーだったこともあり、テクニカルなチームなのかと思っていましたが、全然そんなことありませんでした。肉弾戦バチバチで縦に速いザ・高体連サッカー、チームの雰囲気も含めて東福岡とかなり近い印象を受けました。味方同士を怒鳴りつけ合って鼓舞したり「やるぞ!」と叫んで気合を入れるところなど、ものすごく高体連って感じです。ユースや静学はあまりそういう雰囲気がない印象です。

前半は静学のスタイルに適応できずに割り切って後ろに引いてカウンターを仕掛けるスタイルを取っていましたが、後半はアグレッシブに攻めに行くスタイルに出ました。前半は静学の選手にバックパスをさせただけで「オーケーオーケー!」と拍手を送っていたのに、後半はしっかり回すように指示を出しており、押し込む時間もしっかりあって厄介でした。

特に左WGを務めた2年生木村有磨は前半から積極的に裏へボールを引き出しチームを活性化させていた印象で、厄介な選手でした。

1年生GK有竹拓海プレミアデビュー

これまで全試合フル出場していた絶対的守護神中村圭佑がU-18日本代表のスペイン遠征で不在。代わりのGKが誰になるかが注目でした。

有竹は直近のプリンスリーグで4試合連続フル出場しており、今節の前日に行われたプリンスリーグの方に出場すると思っていました。しかし、静学のインスタを見る限りプリンスに出場しておらず、その時点でワンチャンあるのかと思いましたが、本当に出てきました。

中村のように積極的な声掛けをしていました。周りの選手が全員上級生の中、ニックネームか下の名前で呼んでいました。かなり意識してそう。

試合を通じてシュート3本に抑えたためほとんど出番はありませんでしたが、そのうち1本が失点になってしまったのは反省材料。とはいえ勝利でしっかり収めることができたのはよかったです。

GKは2年生の野口晟斗や1年生の瀧優斗と実力のある選手が多く、現時点でリードしているとはいえ来年のGK争いは激しいものになると思います。中村のように2年生で守護神の座を手にして代表、そしてプロへ。目が離せません。

トンネルから抜け出せない2年生ストライカー大木悠羽

2年生FW大木悠羽が途中出場を果たし、プレミア12試合目の出場となりました。しかし、この日もゴールを奪えず、未だプレミア無得点。FW神田奏真が怪我で離脱してから数試合は大木がスタメンになりましたが結果を残せず、最終的にCFは宮嵜が定着。

来シーズンは大木がファーストチョイスになるとは思いますが、夏にレギュラーだったMF山下輝大はCFもできるようなのでその地位は確約されていません。CFが点を取れなければチームは苦しくなるので、早くトンネルから抜け出したいところ。

順位

なんとか履正社に勝利して優勝争いに食らいついた静学ですが、首位広島ユースと神戸U-18も勝利したため順位は変わらず。広島ユースは大津相手に前半0-1で折り返しましたが、66分、69分の連続ゴールで逆転勝ち。神戸U-18は10番坂本翔偉の2ゴールを含む3ゴールで名古屋U-18に快勝。

履正社は最下位で降格確定。残る1チームは数字上5位米子北まで降格の可能性があります。実際のところ危険なのは9位鳥栖U-18から11位神村学園まで。10位はジュビロ磐田U-18。今節の鳥栖U-18と磐田U-18の直接対決は鳥栖U-18が1-0で勝利。未消化の履正社vs神村学園で神村が勝利した場合、磐田U-18が降格圏に転落します。

次節はそんな磐田U-18が静学の相手。優勝争いと残留争い、どちらにとっても重要な一戦となります。楽しみです。

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