これまでの振り返り
選手権を終え、未消化試合も全て消化して全チーム残り2節となりました。現在の順位は以下の通り。
清水エスパルスユースは既にプレミアプレーオフ進出確定済み。残り2試合で勝点2を積めば優勝確定。
プレミアプレーオフ出場権残り1枠は同勝点で並んでおり今節直接対決となっている2位ジュビロ磐田U-18と3位藤枝明誠の争いになると思いますが、4位藤枝東もまだ2位に滑り込む可能性が残っています。そのためにも今節は絶対に負けられない試合となります。
試合記録
スタメン
前半終了間際にスタジアムに着いたので布陣が分からず。X見てる感じ以下の布陣だったようです。
清水ユースは1年生FW佐藤利仁が初先発。ほかのメンバーはいつも通り。佐藤と同じく1年生のMF杉山琥二郎は11月のU-16日本代表候補合宿に初招集されました。スタメンに世代別代表経験者が6人。もはやプレミアのチームですね。
藤枝東は選手権が終わってしまったこともありメンバーが大幅に入れ替わりました。右SB長島悠真、左SB逢坂峻、ボランチ小浦京之助、右SH小池海人といった主力の3年生はメンバー外で、スタメン11人のうち半分以上の7人が下級生となりました。右SBは1年生のDF永井大智、左SBに2年生のDF井上凱晴。10番MF柳川結飛の相方は2年生MF鈴木睡蓮。右SHは来年のエースストライカー候補、2年生のFW木全悠太。
得点・交代
清水エスパルスユース | 2-2 | 藤枝東 | ||||
得点者 | ||||||
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32佐藤利仁(アシスト:15針生涼太) | 31分 | |||||
36分 | 9湯山大輔(アシスト:15市川大耀) | |||||
15針生涼太(アシスト:7西原源樹) | 64分 | |||||
71分 | 15市川大耀(アシスト:3井上凱晴) | |||||
交代 | ||||||
32佐藤利仁 ①フォーリクラッセ仙台 | → | 7西原源樹 ③清水エスパルスJY | 60分 | |||
67分 | 16木全悠太 ②FC東京むさし | → | 29望月瑠斗 ①藤枝東FC | |||
15針生涼太 ②フォーリクラッセ仙台 | → | 13宇山桂介 ②清水エスパルスJY | 79分 | 12鈴木睡蓮 ②オイスカFC | → | 25安岡海翔 ②ソレアーダ高知 |
79分 | 26永井大智 ①Honda FC | → | 13廣岡蓮人 ③ジュビロ磐田U-15 | |||
11小竹知恩 ③プログレッソ佐野 | → | 17市川幸優 ②清水エスパルスJY | 82分 | |||
SUBSTITUTE | ||||||
GK16大石息楓 | ② | 清水エスパルスJY | GK30秋山龍之介 | ② | 芦屋学園FC | |
DF4皆見宏樹 | ③ | 清水エスパルスJY | DF4山本旬 | ② | FC LESTE | |
MF20小島荘司 | ③ | FC府中 | ||||
MF23本田悠人 | ③ | 京都サンガU-15 |
前半31分の清水ユースの先制点は以下の投稿より。
前半は清水ユースの先制点の5分後に藤枝東FW湯山大輔のゴールですぐに追いつき、1-1で終了。ハーフタイムの交代はなし。
後半15分、先制点を決めたFW佐藤利仁に代えて既にプロデビュー済みのU-19日本代表MF西原源樹を投入。西原を右SHに入れ、FW土居佑至とMF針生涼太の2トップに。
この采配が早くも実り、西原投入4分後の64分に西原のドリブルのこぼれ球を針生が押し込んで勝ち越し。
この直後の67分に藤枝東は切り札の1年生FW望月瑠斗を木全に代えて投入。
67分、左SB井上凱晴の左足クロスを身長190センチのFW市川大耀がヘディングで合わせて藤枝東が再度追いつき2-2に。
79分、清水ユースは針生を下げてFW宇山桂介を投入。宇山は5月に行われた第5節静岡学園B戦以来の出場。藤枝東は2枚替え。プリンスリーグ初出場で奮闘したDF永井大智とMF鈴木睡蓮が下がり、DF廣岡蓮人とMF安岡海翔を投入。
82分、MF小竹知恩が足を負傷して退場。清水ユースは市川幸優を投入し、前線のポジションを入れ替えて対応。ボランチの矢田龍之介を最前線に上げました。
このまま得点は動かず、2-2で試合終了。
所感
前半見てないですが、見てた方の所感はこんな感じみたいです。
後半は藤枝東にも攻める時間帯はあったものの、基本的には清水ユースペース。両サイドの圧倒的な突破力を活かしてゴールに迫るも、藤枝東DFがなんとか防ぐというような展開が多かったです。
清水ユースはこれまで私が見た試合とは打って変わってサイドハーフの選手に積極的にボールを集めてドリブル突破を図っていたのが印象的でした。右SH西原源樹、左SH小竹知恩のトップチーム昇格コンビの破壊力は凄まじかったし、特に西原がボールを持つたびにスタンドから歓声が上がっておりサポーターからの期待の大きさが窺えました。また、MF針生涼太とMF土居佑至の2年生アタッカーも躍動していました。
藤枝東は世代交代を見据えたメンバーで引き分けたのは収穫。来年のエースストライカー候補の木全悠太は慣れないサイド起用もあってか清水ユースの強度にかなり苦戦していた印象。
一方、木全に代わって出場した1年生FW望月瑠斗は出場してすぐに決定機を作り出したり、後半ATに鋭い切り返しからシュートを打ったり、かなり積極性が見えました。
ボランチで先発した2年生MF鈴木睡蓮も守備範囲が広く、安定したプレーを見せました。
また、藤枝東のBチームが焼津中央とリーグ戦で戦いましたが、スタメンにはDF橋本龍英、MF松本岳、MF川口太崇、MF福地諒大といった注目の1年生が並んでおり、こちらも楽しみ。
順位
今回の引き分け、さらに3位藤枝明誠vs2位ジュビロ磐田U-18の直接対決の結果、4位藤枝東のプレミアプレーオフ進出の可能性が消滅しました。数字上は藤枝明誠にもプレーオフ進出の可能性が残されていますが、得失点差を見る限り磐田U-18のプレーオフ進出で当確と見て良いでしょう。清水エスパルスユース、ジュビロ磐田U-18がプレミア復帰を懸けてプレーオフを戦うことになります。
残留争いは、10位浜名が静岡学園Bに勝利したものの、その後に行われた試合で9位四日市中央工業も勝利したため、浜名の最下位は変わらず。最終節は浜名vs四中工の直接対決で、負けた方が最下位です。8位富士市立は浜松開誠館に負けたため残留が決まらず。最終節、ホームで7位名古屋グランパスU-18Bとの直接対決です。
静岡学園のプレミア残留が決まっているため、プリンスリーグから各県リーグへの降格枠は現状2枠。プリンス東海からプレミア昇格するチームが出た場合降格枠が1枠になりますが、最下位は必ず降格するレギュレーション。浜名は残留するために是が非でも最終節の四中工との直接対決に勝利しなくてはなりません。頑張ってほしいところ。