高円宮杯U-18サッカーリーグ静岡初観戦です!
まえがき
県リーグWeek
今週は愛鷹や草薙といった観戦環境の良い場所での試合が多いです。藤枝東高校などは観戦OKな場合がありますが、いくら観戦OKって言われても高校のグラウンドに我々一般人が入るのは気が引けるので・・・笑
本当は午前中に愛鷹スポーツ広場で行われていた飛龍vs藤枝東2ndの試合も見ようかと思っていましたが、支度が遅くてキックオフに間に合わないし、雨降ったら困るし、2ndチームの試合見てもなぁと思ったしでやめました。
初参戦で勝手わからず
無観客や保護者のみ観戦可能という場合もある高校サッカー。プレミアリーグやプリンスリーグは観戦可否が事前にわかるので良いのですが、県リーグはどこから情報を仕入れれば良いのかわからず、もし一般観戦NGだったらどうしようとドキドキしていました。笑
飛龍vs藤枝東2ndの試合を見にいかなかったのは、10時キックオフの試合でわざわざ愛鷹まで行ったのに観戦NGで暇になったらどうしようと思ったっていうのもちょっとあります。家に帰るのも嫌だし、かと言って時間潰せる場所もないし・・・と。
そういえば愛鷹の近くに気になってたカフェがあったことを後で思い出しましたが。笑
JFAアカデミー福島や清水エスパルスユースの試合では、受付があって検温を行ってからグラウンドに入る。受付にはメンバー表が置いてある(もらえるかは不明)。こんな感じでした。
今回は、スタジアム入口は解放されている。ただし、グラウンドに通じる階段はシャッターが閉まっている。これまさか無観客か?けど、コンコースには人がいるし、よく見たら1つだけシャッターの閉まってない階段がある・・・笑
とりあえず入ってみると・・・
いつもの愛鷹。
案内がないから分かりづらかったですが、県リーグだしこんなものなのでしょうね。
メンバーチェックを目に見える場所でやって、そのまま選手入場。
袋井の方はベンチ前で写真撮ってましたが、清水東はさっさと円陣組んでました。
清水東の注目は3選手 中山大耀、宮野陽貴、山崎太耀
清水東の注目選手の筆頭は、2年生時からエースストライカーとして活躍していたキャプテンFW中山大耀でしょう。Aリーグ得点ランキングトップ。
次いで、アスルクラロ沼津U15時代にU-15日本代表候補に選出され、清水東では1年時からレギュラーを掴んでいたウイングバック宮野陽貴。
そして、2年生10番FW山崎太耀。父親が元プロサッカー選手で、現在清水エスパルスのスカウトをやっているらしいです。
清水東5-0袋井
スターティングメンバ―
清水東は昨年は3-4-1-2を採用していましたが、今年は4-4-2を採用。また、昨年ボランチのレギュラーだった木内琢満は左SHで先発。1年生は左CB村松和波、ボランチ若松瑞樹が先発。また、10番の山崎太耀はベンチスタート。
袋井は4-1-3-2。もしかしたらダイヤモンド型の4-4-2の方が近いかもしれません。左SHの桑原彪吾がジュビロ磐田U-15出身。左SB岡本颯之佑は1年生。(多分磐田市立)豊田南中の選手が3人先発しています。
得点者・交代
※試合開始して数分してからストップウォッチ押したので若干ズレてます。笑
選手の名前は以下サイト参照しました。
高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2022 静岡 Aリーグ前期 – サッカー合宿やサッカー大会の情報サイト|スポーツマネジメント
清水東高校 | 5-0 | 袋井高校 | ||||
得点者 | ||||||
13今井陸(アシスト:不明) | 10分 | |||||
13今井陸(アシスト:16増井槙吾) | 55分 | |||||
11中山大耀(アシスト:8木内琢満) | 57分 | |||||
11中山大耀(アシスト:不明) | 63分 | |||||
10山崎太耀(アシスト:不明) | 73分 | |||||
交代 | ||||||
HT | 11佐藤大起 ③掛川JFC |
→ | 12大澤奏汰 ②ジュビロSS磐田 |
|||
8木内琢満 ③FC.LESTE |
→ | 18西山昇利 ②沼津U15 |
63分 | |||
2宮野陽貴 ②沼津U15 |
→ | 10山崎太耀 ②FC桜が丘 |
68分 | |||
12若松瑞樹 ①FC桜が丘 |
→ | 14末次隆之介 ①PSTC FUKUOKA |
||||
13今井陸 ②FC桜が丘 |
→ | 23山田龍汰 ②FC桜が丘 |
75分 | |||
76分 | 9澤田崇雄 ③ジュビロSS掛川 |
→ | 18山崎琥生 ①掛川JFC |
|||
82分 | 16岡本颯之佑 ①Fukuroi FC |
→ | 17佐久間絆尚 ①掛川JFC |
|||
85分 | 6家本宏樹 ③豊田南中 |
→ | 15内野翔羽 ①ジュビロSS掛川 |
袋井はハーフタイムでFWをチェンジ。
清水東は4点目を決めたタイミングで左SH木内拓満を西山昇利に交代。そしてサイドハーフを左右入れ替えて右SHに西山、左SHに宮野陽貴のアスルクラロ沼津U15コンビにしました。続いて68分に宮野陽貴から10番山崎大耀に交代。山崎太耀はFWではなくそのまま左SHでプレーしました。同時に投入した末次隆之介はボランチでプレー。75分、2ゴールを決めた今井陸を山田龍汰と交代。山田を右SHに入れて西山をFWに配置しました。
袋井は0-5となり、1年生を積極投入。FW澤田崇雄に代えてFW山崎琥生、左SB岡本颯之佑に代えてDF佐久間絆尚、右SH家本宏樹に代えてDF内野翔羽を投入。内野を右SBに入れ、松尾洸青を右SHに上げました。
ハイライト
終始清水東ペース
10分、左サイドのコーナーキックをファーで折り返し、FW今井陸がヘディングで押し込み先制。
袋井はGK含め最終ラインから丁寧にビルドアップしようとするも、パスコースがなくて前進することができず、苦し紛れの縦パスをことごとくカットされて攻め込まれる展開。特に清水東のキャプテンFW中山大耀と右WB宮野陽貴は積極的なプレッシングで袋井SBからボールを奪う場面もありました。
試合を通して清水東の方がボールへの寄せが早く、また袋井のボール離れが悪かったため、袋井がゴール前まで迫れる回数が少なかったです。
後半に入っても清水東ペースは変わらず。
55分、清水東左SB増井槙吾が縦を突破してグラウンダーのクロスを送ると、ニアでFW今井陸がスライディングで合わせて2-0。
さらにその2分後の57分、左からのコーナーキックをFW中山大耀がヘディングで合わせて3-0。
さらに63分、右サイドペナ角でボールを受けたFW中山大耀がミドルシュートを沈めて4-0と畳み掛けます。これで今井陸と中山大耀の2トップが2ゴールずつ。
68分、左WB宮野陽貴に代えて10番山崎太耀が出場。出場から5分後、右サイドからのクロスを山崎太耀が頭で合わせて5-0。
終盤袋井は両サイドを起点に攻め込む時間帯がありましたが決定機までは作れず、5-0で清水東が完勝。
袋井は対清水東戦ホーム・アウェイともに0-5で敗れる屈辱となりました。
清水東FW中山大耀 圧倒的存在感
2年時からエースストライカーとしてチームを牽引し、今年キャプテンになった中山大耀が別格の存在感を見せました。この試合も2ゴールを決めてリーグ通算10得点目となり、得点ランキング首位独走状態。あまりスピードはなさそうですがポストプレーが強く、清水東の攻撃が中山を中心に作られているのを強く感じました。
コーナーからチーム3点目を叩き込みました。
この写真を見るに4点目のアシストは宮野陽貴っぽいですね。
サイドプレイヤー躍動。
宮野陽貴は右SHで、山崎太耀は左SHで躍動。
宮野はプレスが早く、相手DFからボールを奪う場面もあるほど。また、宮野、山崎ともに両者縦への仕掛けが積極的でした。
また、左SBの増井槙吾も高い位置でボールを受けると1対1を積極的に仕掛けていました。
サイド攻撃が信条の清水東を垣間見れました。
サイドではないですが、CBの1年生村松和波もテクニックがあり、ルーレットで相手をかわして前線へ上がるのはすごかったです。
袋井はパスが回らず
縦パスを出したいのは分かりますが、明らかにパスコースを探してボールを長く持ってしまう場面が多かったです。GKもパス回しに参加したり、ボランチの大橋巧真がCB間に降りたりもしていましたがうまくいかず。DFラインのパス回しについてはコーチ陣も口が酸っぱくなるくらいめちゃくちゃ言っていましたが改善されませんでした。
あとがき
順位表
9月20日時点での順位表です。
第14節は久々に全試合行われました。
順位 | チーム | 平均勝点 | 勝点 | 試合数 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 得失 | 平均得点 | 平均失点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 磐田東 | 2.40 | 24 | 10 | 7 | 3 | 0 | 24 | 7 | 17 | 2.40 | 0.70 |
2 | 浜名 | 1.71 | 24 | 14 | 6 | 6 | 2 | 22 | 13 | 9 | 1.57 | 0.93 |
3 | 清水東 | 1.42 | 17 | 12 | 4 | 5 | 3 | 26 | 16 | 10 | 2.17 | 1.33 |
4 | 聖隷クリストファー | 1.42 | 17 | 12 | 5 | 2 | 5 | 15 | 16 | -1 | 1.25 | 1.33 |
5 | 藤枝東2nd | 1.31 | 17 | 13 | 4 | 5 | 4 | 24 | 21 | 3 | 1.85 | 1.62 |
6 | 科学技術 | 1.09 | 12 | 11 | 3 | 3 | 5 | 12 | 13 | -1 | 1.09 | 1.18 |
7 | 浜松開誠館2nd | 1.09 | 12 | 11 | 3 | 3 | 5 | 10 | 13 | -3 | 0.91 | 1.18 |
8 | 飛龍 | 1.07 | 15 | 14 | 3 | 6 | 5 | 15 | 15 | 0 | 1.07 | 1.07 |
9 | 清水ユース2nd | 1.00 | 9 | 9 | 2 | 3 | 4 | 13 | 27 | -14 | 1.44 | 3.00 |
10 | 袋井 | 1.00 | 14 | 14 | 4 | 2 | 8 | 12 | 32 | -20 | 0.86 | 2.29 |
清水東暫定3位浮上
清水東は今回の勝利で勝点を17に伸ばしました。聖隷クリストファーと勝点で並んでいますが、得失点差で大きく上回り3位浮上です。
この勢いのままプリンス東海参入戦出場圏内へ・・・といきたいところですが、首位磐田東、2位浜名ともに頭一つ抜けた存在。今節、磐田東は聖隷に勝利し未だ無敗をキープ。浜名とは既に2試合行っており、上に行くには完全に他力となります。
とはいえ、浜名は今節浜松開誠館2ndにまさかの敗戦を喫し、勝点を伸ばせていません。清水東は浜名に比べ消化試合が2試合少ないので、この2試合で2勝できれば勝点1差まで迫ります。
袋井最下位転落
獲得勝点ではまだ下がいますが、平均勝点で並べると最下位になってしまいました。DFでボールを持っている時、パスコースを塞がれてしまうと打開策を見出せなくなってしまうところは要改善ですね。
プレスに来ないならボールを運ぶとか、とにかくDFラインでボールを回してズレを作るとか、工夫が必要かなと思います。
また、得点も少ないことが懸案事項。Aリーグ中では1試合あたりの得点数が最少なので、ここも選手権へ向けてどう改善していくかがポイントになると思います。
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