プリンス東海2026 第1節 静岡学園vs愛工大名電

プリンスリーグ東海が開幕しました。

1年でのプレミア復帰を目指す静岡学園は、昇格組の愛工大名電と対戦しました。愛工大名電はイチローを輩出するなど野球で有名な高校ですが、近年サッカーの方も力を付けてきており、昨年のインターハイ全国大会に出場しています。

静学のユニホームは2024年の全国選手権の時のもの。昨年は胸スポンサーなどが付いていましたが、今年はスポンサーのないユニホームで戦うようです。

試合記録

スタメン

静学は4-2-3-1もしくは4-4–1-1のような布陣でスタート。GKは田邉匠真、4バックはMF佐野泰聖、DF保延昭良、DF飯尾善、DF小田切颯佑。ダブルボランチはMF足立羽琉とMF半田怜也、2列目がFW沢井翼、MF安永龍生、MF松永悠輝。ワントップはFW坂本健悟。

プレシーズンでは3バックを試したりしていましたが、最終的に4バックに戻りました。DF林奏汰が欠場した影響の可能性もなきにしもあらず。林だけでなくMF加集啓太も今日の試合は欠場でした。

愛工大名電はダイヤモンド型の4-4-2。GK小林柊斗、DFラインはDF杉浦功真、DF宍戸道大、DF竹本海里、DF木村瞬叶。アンカーにMF髙木悠作、右SHにMF畑佐一翔、左SHにFW大澤俊哉、トップ下がMF杉山悠。2トップはFW杉本悠悟とFW岩田清太郎。

愛工大名電はスタメンに1年生を2人起用。ともにプーマカップ in SAKAIで登録されていた選手。プリンスリーグ開幕戦で起用するとはめちゃくちゃ期待されているということですね。

10番の杉本悠悟は1年生の頃からMF中根陽向とともに既にレギュラーとして試合に出場しており、この年は全国選手権で優勝した前橋育英相手にPK戦まで追い込んでいます。今日は中根が欠場しているのでベストメンバーというわけではなさそう。

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第103回全国高校サッカー選手権大会 前橋育英 vs 愛工大名電の試合情報ページです。

試合経過

公式記録が出たら更新します。

静岡学園6-1愛工大名電
得点
9坂本健悟(PK)前半2分 
   前半8分8大澤俊哉(アシスト:6髙木悠作)
11安永龍生(アシスト:15沢井翼)前半31分 
10松永悠輝(アシスト:6小田切颯佑)後半20分 
10松永悠輝(アシスト:6小田切颯佑)後半32分 
9坂本健悟後半41分 
20野坂啓人(アシスト:6小田切颯佑)後半43分 
交代
   HT14畑佐一翔
①刈谷81FC
15一戸蒼甫
    11岩田清太郎
②一宮FC
18近藤圭悟
②愛知FC
11安永龍生
③FC東京むさし
16長坂健太
③静岡学園中
    
15沢井翼
③VIVAIO船橋
13加藤煌清
③静岡学園中
    
10松永悠輝
③湘南ベルマーレU-15
22溝口昊
③バルサアカデミー奈良
    
18佐野泰聖
③千里丘FC
20野坂啓人
③サンフレッチェ広島Y
    
    15一戸蒼甫
2佐藤悠樹
②名古屋FC
SUBSTITUTE
GK17池田旬静岡学園中 GK22内藤空我 
DF21新宮仁喜千里丘FC MF21蓮見耕史名東クラブ
FW23渡邉怜央清水エスパルスJY MF29三浦永和フェルボール愛知
    FW20長越陸 

先制点は静学。開始直後にいきなりPKを獲得。FW坂本健悟のキックは名電GK小林柊斗に弾かれたものの、上に弾かれたボールがバウンドしてそのままゴールイン。静学が幸先よく先制。

名電GK小林柊斗がセーブ
セーブしたボールは上へ弾かれる
坂本が詰めるがボールはバウンドしてそのままゴールへ

その後も静学が両サイドから攻め続けてゴールへ迫りましたが、前半8分に名電がコーナーキックを獲得。MF髙木悠作のキックをニアへ走り込んだFW大澤俊哉がファーへ綺麗なヘディングシュートを決めてすぐに同点に。

同点になった後、しばらく名電のハイプレスを静学が自陣でなんとかかわすという展開に。しかし、徐々に静学がチャンスを作れるようになり、サイドを突破してマイナスのグラウンダークロスを供給する場面が何回かありました。そうして迎えた31分。左サイドからボールを受けたMF足立羽琉が逆サイドへ展開、右SHのFW沢井翼がグラウンダーのクロスを供給すると、ファーでMF安永龍生が合わせて勝ち越しに成功。

その後、安永に2回、松永に1回決定機が訪れるもののシュートは枠を捉えず。2-1でリードして前半終了。

後半、名電は松永の対面にいた右SHの1年生MF畑佐一翔を下げ、同じく1年生のDF一戸蒼甫をそのまま右SHに投入。名電陣内で静学が攻め続けるもしばらく得点の生まれない時間帯が続きましたが、後半20分、後半32分に得たコーナーキックをどちらも松永が頭で合わせて2点を追加。一気に4-1まで突き放しました。

その後、41分に裏へ抜け出したこぼれ球をFW坂本健悟が押し込んでこの日2点目。

この日2点目の坂本は交代直後の松永と佐野のところへ

最後に縦突破した小田切の浮き球クロスをファーで途中出場のDF野坂啓人が頭で合わせて6点目。

最終的には6-1と大差をつけて勝利し、幸先の良いスタートを切りました。

所感

昨年紙一重でプレミアリーグから降格し、戦いの場をプリンスリーグに移した静学。立ち上がりは初戦の硬さ、雨の影響、愛工大名電のハイプレスへの対応に苦慮。開始1分に獲得したPKで先制するも、すぐにコーナーキックから同点にされてしまいました。なかなか満足のいくボール保持ができない中、前半30分にMF安永龍生のゴールで勝ち越しすると、徐々にペースを取り戻してゴールに迫る回数が増加。後半は愛工大名電にほとんど攻撃させることなく4点を追加して6-1で快勝しました。

JヴィレッジカップではDF林奏汰、DF保延昭良、DF飯尾善の3バックを試していましたが、今日は林がメンバー入りせず、保延と飯尾が真ん中で左にDF小田切颯佑、右にMF佐野泰聖という組み合わせになりました。林が欠場した理由はわかりませんが、林が復帰したらまた3バックに戻るのか、それとも4バック継続になるのかは注目。

左SBに入った小田切は3アシストですかね。守備で穴を空けず、かつ攻撃面では精度の高い左足でしっかり結果を残しました。昨年プレミア6試合出場は伊達ではない、安定感の高い選手です。

また、右SBは新人戦に続いてMF佐野泰聖がスタメン、途中出場でDF野坂啓人が入りました。どちらも本職が中盤の選手で、佐野は点差が開いてきたあたりから攻撃時はトップ下の位置に入り、松永と2枚でシャドーを組むような形になっていました。野坂も同様に攻撃時は中盤に入ってプレーしており、その結果6点目を決めることができました。佐野はサイドバック、サイドハーフ、ボランチ、トップ下と色々な位置でプレーできる万能型の選手で、1年の時のルーキーリーグや去年のプリンスリーグでも右SBは経験済み。経験値で勝る佐野から野坂はポジションを奪えるのか、そのまま佐野がポジションを守り切るのか。何気に注目しているポイントです。

個人的に1番目立っていると思ったのはボランチのMF半田怜也。ボールの動きが悪いと見るやセンターバックの間に入って捌いたり、ポゼッションを安定させるために奔走。守備でもしっかり相手のボールを刈り取りました。これまでトップチームでの試合出場は限定的でしたが、ここに来て1桁の背番号を背負ってしっかり活躍。縁の下の力持ち的なプレーは2023年のMF大村海心や2024年MF堀川隼を想起させました。今後に期待。残念ながらあまり良い写真がありませんでした。

半田とともにボランチを務めたMF足立羽琉は、特に前半はいつもに比べたら存在感薄めだったような気がします。しかし、2点目にしっかり絡んでいるし、いつもの広く展開するボールやミドルシュート、さらに今日は鋭い縦パスを通す場面もありました。縦パスをズバズバ通せる選手は好きです。

サイドハーフの松永はあえて語る必要のない活躍。まさかのヘディングでのゴールが2回も見れるとは。後半途中から安永とポジションチェンジしてトップ下でプレーしていました。安永に関しては決めるところは決めましょうという感じでしょうか。1点決めてますけどね。個人的には去年の帝京大可児戦のゴラッソを見てから、安永にはドリブル突破よりもゴールに期待しているところがあります。どんどんシュート打ってほしいです。

右SHのFW沢井翼はまだ持っている力を出しきれていないような印象。去年プリンスリーグで2トップの一角として真ん中でプレーしていたのを見ているからだと思いますが、ものすごい突破があったというわけでもなく。坂本と沢井の2トップに安永と松永のサイドハーフという形にもできるところを、あえて沢井を右SHに置いているということはなにかあるはずですが、今日の試合では見えてこなかったという感じ。今日はMF加集啓太が欠場していましたが、加集が復帰したら右SHはどうなるのかも気になるところ。加集はブロック選手になっていないようで、なんとなく守備の強度不足とかでBチームに落とされていそうな気がしないでもないですが、ここも注目のポジション。

ワントップに入ったFW坂本健悟は2ゴールでしっかり結果を残しました。ヘディングでの競り合いを味方への優しいパスに変える部分などのポストプレーはやはりさすが。また、相手DFからボールを奪う場面もあり、守備でも良い場面がありました。去年プレミアでは華麗なポストプレーが目立っていましたが、それと同時に守備や裏への抜け出しでスプリントを繰り返している姿が印象に残っており、それが今年はしっかり結果に繋がったら良いなと思います。

愛工大名電はロングボール主体の攻撃。また、攻撃時は片方のサイドバックが上がって後ろは3バックになっており、ロングボールを10番のFW杉本悠悟が収め、サイドバックも含めて枚数を増やして分厚い攻撃をしたかったのではないかと思いますが、上手くいかず。序盤同点にしてからしばらくは前線の選手たちが上手くボールを収めている場面もありましたが、最終的には静学のDFラインが上回り、ほとんど攻撃の形を作ることができませんでした。あまり攻め方のレパートリーも多くなかった印象。

愛工大名電はスタメンに1年生を2人、途中交代でも1年生を起用しました。メンバー表を見ると、登録30人中1年生は10人、そのうち5人が静学戦にメンバー入りしていました。プーマカップ in SAKAIで1年生が大量にメンバー入りしているのを見て、大会への本気度がほかのチームと違うのかと思っていたら全然そんなことありませんでした。

これからも継続的に1年生が試合に絡んでくるのかはわかりませんが、要注目。とはいえ、1年生がすごいとも言えますが、2,3年生の奮起にも期待したいなと思います。

センターバックでフル出場を果たしたDF宍戸道大は昨年名古屋FC EASTで全国大会を経験。高校サッカーにしっかり適応してレギュラーをつかみ取れるか。

右SHでスタメン出場を果たしたMF畑佐一翔は、マッチアップの相手のMF松永悠輝を止めることができず、ハーフタイムで交代。静学の10番相手はさすがに荷が重すぎました。

畑佐の代わりに入ったDF一戸蒼甫も1年生。松永相手に1年生はキツい、そりゃ交代だよなと思っていたら一戸が入ったのでなんでまた1年生を入れるんだと思っていたら、無念の途中交代。うーん、この苦い経験を活かしてほしいですね。

順位

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第1節の結果・順位は以下の通り。

  • 静岡学園6-1愛工大名電
    • 静:坂本健悟×2、安永龍生、松永悠輝×2、野坂啓人
    • 愛:大澤俊哉
  • 清水エスパルスユース3-1三重
    • 清:大垣徹平、河波飛和、佐藤利仁
    • 三:
  • 浜松開誠館1-1藤枝明誠
    • 浜:今村心優
    • 明:河島龍希
  • 藤枝東1-0帝京大可児
    • 山田樹
  • 東海大翔洋5-1富士市立
    • 翔:赤堀風太、山崎嵐士、中川峻佑、西尾周賢、中根光陽
    • 富:宇都宮大志

次節は静岡学園、清水エスパルスユースは再び昇格組との対戦。そして今年はいきなり藤枝ダービーです。新人戦では藤枝東がウノゼロで勝利しましたが、果たして。

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