プレミアWEST2025 静岡学園vsファジアーノ岡山U-18

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ホーム3連戦の初戦だった前節、ガンバ大阪ユースに負けて降格圏に転落してしまった静岡学園。今節は残留争いのライバルであるファジアーノ岡山U-18が相手。残留へ向けて絶対に負けられない相手です。

試合記録

静岡学園高校 vs ファジアーノ岡山U-18 試合情報|高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025|JFA.jp
高円宮杯プレミアリーグ 2025大会公式サイトのWEST 静岡学園高校 vs ファジアーノ岡山U-18の日程・結果ページです。試合結果、出場記録、公式記録を掲載しています。

スタメン

GKは有竹拓海で、4バックはDF松井翼、DF吉田俐軌、DF筒井龍之介、DF加藤薫。中断明けからは2年生のDF小田切颯佑が左SBのスタメンを務めていましたが、この試合は3年生の加藤薫が先発。ダブルボランチはMF四海星南とMF篠塚怜音。2列目は右から神吉、佐々木、MF落合咲蔵。センターフォワードにFW坂本健悟。

この試合、MF神吉俊之介とFW佐々木雄基がようやく復帰しました。神吉は6/29の帝京長岡戦以来、佐々木は6/22の岡山U-18戦以来のプレミア出場となります。また、MF山田悠太もベンチ入りし、出場すれば神吉と同じく6/29以来の復帰となります。

岡山U-18も4-2-3-1。GKは水田優成。4バックはDF千田遼、DF槙野海斗、DF瓶井常葉、DF脇本祐希。ボランチはMF加納尚則とMF堤涼太朗。2列目はMF行友翔音、MF末宗寛士郎、MF坂本蓮太でセンターフォワードにFW作田航輝。

DF千田遼とMF末宗寛士郎はともに今季トップチーム昇格を果たした高校3年生。当然世代別日本代表にも選ばれています。

末宗 寛士郎選手、千田 遼選手 トップチーム昇格のお知らせ | ファジアーノ岡山 FAGIANO OKAYAMA

試合経過

静岡学園5-3ファジアーノ岡山U-18
得点
14佐々木雄基(アシスト:15松井翼)22分 
18坂本健悟(PK)40分 
 45+5分10末宗寛士郎
8四海星南48分 
14佐々木雄基(アシスト:8四海星南)53分 
 58分11穐山唯人(PK)
 67分42槙野海斗(アシスト:2瓶井常葉)
28足立羽琉(アシスト:23藤原晃太郎)90+3分 
交代
18坂本健悟
②大阪市ジュネッス
9上田悠世
③千里丘FC
HT   
   55分6行友翔音
②プラシア山口
11穐山唯人
③ファジアーノ岡山U-15
   69分42槙野海斗
②シーガル広島
13田邊健太
③ファジアーノ岡山U-15
11神吉俊之介
③アミザージ神野
16杉田和心
③静岡学園中
74分   
14佐々木雄基
③川崎フロンターレU-15
23藤原晃太郎
③フレスカ神戸
74分   
   81分7坂本蓮太
③ファジアーノ岡山U-15
34万代瑛飛
中③ファジアーノ岡山U-12
   81分10末宗寛士郎
③ファジアーノ岡山U-15
44藤原幸健
②ファジアーノ岡山U-15
22落合咲蔵
③静岡学園中
12山田悠太
③清水エスパルスJY
82分   
8四海星南
③FC東京深川
28足立羽琉
②川崎CHAMP
90+2分   
SUBSTITUTE
GK29府川拓夢PSTC LONDRINA GK1来海良宣サンフレッチェくにびき
DF20林奏汰グランパスみよし MF8平尾鴻成蹴友
    MF23奥嶋繁中③オオタFC

静学は降格圏に転落して気合を入れ直したのか、いつにも増して声が出ており、守備の強度も高い立ち上がり。静学も岡山U-18も相手DFラインまでプレスを掛けに行く激しい展開で、静学は丁寧にボールを繋いでかわしていく一方、岡山U-18はロングボールを蹴りがちでなかなか落ち着かせることができず。

そんな中先制したのは静学。22分、右SBの松井翼が右サイドを突破してクロスを上げると、中で佐々木雄基がインサイドで丁寧に合わせてゴール。佐々木の得点は開幕戦の大津戦以来です。

その後も静学が攻める展開。40分、ロングボールに対して四海星南と佐々木が2人で追うと佐々木がボールを奪い、GKに倒されてPK獲得。このPKを2年生FW坂本健悟が左下に蹴り込んで追加点。

佐々木が倒されてPK獲得
坂本が左下へ蹴り込む

このまま前半を終えるかと思われましたが、ボールをあまり触れていなかった岡山U-18の10番MF末宗寛士郎が前半終了間際にドリブルからゴールを奪い、1点差で前半を終えました。

静学はハーフタイムでFW坂本健悟を下げてFW上田悠世を投入。オール3年生で勝利を目指します。

後半は開始早々スコアが動きました。48分、DF筒井龍之介から縦パスを受けたMF四海星南が左サイドからカットインするとそのまま右足を振り抜いてゴール右隅へ。再び2点リードとします。

謎のメガネパフォーマンス

さらにこの5分後には四海のアシストから佐々木がこの日2点目を決めて4-1と大きくリード。

しかし、この後静学ゴール前での混戦からPKとなって1点返されると、飲水タイム直前の67分にコーナーキックから失点して4-3に。

74分、久しぶりのプレミアとなった神吉と佐々木はお役御免。MF杉田和心とMF藤原晃太郎を投入。

81分、82分にそれぞれ岡山U-18と静学で選手交代。おそらく終盤岡山U-18は3バックにしていたと思います。見ている時は気付きませんでしたが、岡山U-18の投入した34番MFMF万代瑛飛は中学3年生だったようです。ベンチに控えていたMF奥嶋繁も中学3年生。

後半AT、静学は2年生MF足立羽琉がプレミアデビュー。その足立がファーストプレーで魅せました。

後半ATに足立投入。直後のゴールキックをFW上田悠世が頭で逸らすと、MF藤原晃太郎が競り合いながらボールを奪い切り、マイナス方向へ折り返し。走り込んでいた足立が押し込んでプレミアデビュー戦のファーストタッチでプレミア初ゴールを手にしました。

このまま5-3で試合終了。連敗を2で止め、1試合で降格圏から脱出しました。

スタッツ

静岡学園5-3岡山U-18
後半前半チーム合計前半後半
6713シュート734
336GK1367
437CK413
527直接FK963
000間接FK110
000(オフサイド)110
011PK101

所感

久しぶりに静学らしい躍動感の溢れる試合となりました。立ち上がりから素早いプレスで即時奪回を見せると、久々のプレミア出場となったMF神吉俊之介とFW佐々木雄基を中心に静学らしいドリブルとショートパスを織り交ぜた攻撃で岡山U-18を攻略しました。後半にはヒールパスなどの遊び心のあるプレーも見られ、見ていてめちゃくちゃ楽しい試合でした。

佐々木と神吉に引っ張られて他の選手も静学らしさを出せるように。キープ力の高いMF四海星南が高い位置でドリブルを始めたと思ったら最後に振り抜いて豪快なシュート決めたり、普段はドリブルをほとんどしないDF加藤薫も高い位置でドリブルして切り込む場面がありました。加藤はプリンスリーグではボランチが主戦場でそのときも捌くプレーがメインだった記憶があるので、こんなプレーができるのか!とめっちゃ驚きました。

佐々木と神吉に加え、MF山田悠太も夏季中断明け初出場。得点のチャンスが何回かあったので次戦以降のゴールに期待。

そしてなんと言ってもMF足立羽琉がプレミア初出場初ゴール。プリンスリーグのときは攻撃的というよりはボールを捌くプレーが得意な印象を持っていたので、まさかいきなりゴールを奪うとは。夏季中断明けに何回かベンチ入りしており、プレミアで見たいと思いつつも余裕のある試合展開にならないと出場は難しいだろうなと思っていたら1点リードの乱打戦で出場してすぐにダメ押しゴール。めちゃくちゃ持ってるなと思いました。今後出場機会が増えそうな予感。

プリンスリーグで見ている限りでは点を取る選手には見えなかった・・・笑

順位

静学は今節の勝利で4試合ぶりに勝点3を積み上げました。アビスパ福岡U-18が東福岡との福岡ダービーを落としたため勝点を積み上げられず、静学は1試合で降格圏を脱出しました。8位は岡山U-18、9位はサガン鳥栖U-18に0-7の大敗を喫した帝京長岡で、ともに勝点17で並んでいます。

次節ホーム3連戦の最終戦は7位名古屋グランパスU-18が相手。離脱者が戻ってきて勢いに乗る静学に立ちはだかるのは16試合19得点のU-18日本代表FW大西利都。直近4試合で11失点している静学としては絶対に抑えなくてはならない選手です。また、10番MF八色真人の配球力にも注意が必要。八色自身もリーグ4得点と点が取れるようになっています。この難敵にしっかり勝利して残留を手繰り寄せていきたいところ。

ちなみに、今節名古屋U-18は中学3年生のU-16日本代表DF竹内悠三がプレミアデビューを果たし、しかもフル出場したようです。現地にいた名古屋サポからの評価はかなり高かった模様。次節はU-16日本代表のウズベキスタン遠征と重なるため欠場確定ですが、要注目。

これはプリンスリーグジュビロ磐田戦での1枚

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