まえがき
声出し応援検証試合
この試合は「声出し応援検証試合」
声出し応援の段階的導入を目指し、「声出し応援エリア」を設置。政府・産総研と共同して声出し応援と感染対策が両立することを検証するようです。
2020シーズンが始まってすぐに新型コロナウイルス蔓延の影響でJリーグ自体が中止に追い込まれました。
私が最後に声出し応援の試合を見に行ったのは2020年2月22日のJ1開幕戦川崎フロンターレvsサガン鳥栖。この年は高校選手権を初めて見に行ったりゼロックススーパーカップとちばぎんカップをはしごしたり、サッカー観戦を充実させるぞ!と意気込んでいたのですが・・・。この試合の時も、コロナウイルスなんてのが増えてるらしいよ〜みたいな軽いノリで、まさかJリーグ中断に追い込まれるとは思いもしていなかったように思います。
Jリーグ中断の影響でその次に試合を見に行ったのは2020年10月8日ルヴァン杯準決勝の川崎フロンターレvsFC東京。このときは入場者数の制限付き、鳴り物・手拍子の応援なし。拍手のみの応援でした。
2020年10月25日のJ3アスルクラロ沼津vsブラウブリッツ秋田は鳴り物応援が解禁されていたようです。
当時J3で開幕22戦無敗の首位だった秋田見たさで初めてJ3見に行ったんですよね。この年の秋田は第29節富山戦で負けるまで開幕28戦無敗をキープするという。すごい。
そして2022年6月12日。ようやく声出し応援ができる運びとなりました。まあ、検証試合なので基本的にはこの試合限定。全面解禁まではまだまだ時間がかかりそうですが。
2年4か月。無音応援、手拍子応援、鳴り物&手拍子応援と段階を踏んでいき、ようやく声出し応援(のテスト)まで漕ぎ着けました。
ヴェルディの試合の前日、ルヴァン杯鹿島vs福岡で先に声出し応援が行われましたが、涙腺緩みまくりました。
アビスパ福岡、2年4ヶ月ぶりのチャントは「俺たちが福岡」から!!泣く!!! pic.twitter.com/gKE390GvtD
— lubitanaka (@lubitanaka) 2022年6月11日
2年半も待たせやがって…!
震えが止まらない😭😭😭 pic.twitter.com/UdQ71nVTO1— サトピー (@soccer310p) 2022年6月11日
明日は
いわてグルージャ盛岡さん(@IwateGrulla)と
しあいなんだルン!ボクにとってはじめて
みんなの声出しのおうえんが
聞けルン日、
みんなに会えルンのが
とっても楽しみなんだルン!#キヅール くんもまたいっしょに
あそべルンといいんだルン!
あしたはよろしくだルン💚#verdy #リヴェルン pic.twitter.com/Ex3Adbd105— リヴェルン【こうしき】 (@reverun_verdy) 2022年6月11日
2020年5月4日生まれのリヴェルン。Jリーグ中断期間に知らぬ間に生まれていた印象ですが、リヴェルンにとって初めての声出し応援となります。FC町田トウキョウ事件があったので結構反対の声があったようななかったような気がしますが。ヴェルディ君もリヴェルンも仲良くやっているようなのでヨシ!
ヴェルディにとってはこの試合で是非とも勝利して浮上への契機にしたいところ。
これまでの戦績
5/14開催予定だったJ2第16節盛岡vs山形は、盛岡トップチーム内でコロナ感染者が複数名出たため6/15に延期となっています(3-3で引き分け)。
6試合勝ちなし 負の連鎖から抜け出せないヴェルディ
ヴェルディの試合観戦は4試合目。第9節熊本戦(1●3)との試合のレビューを書き忘れていますが、4試合目です。熊本戦の後川崎vs柏をはしごしました。
初観戦の第5節町田戦は開幕ダッシュの勢いで完勝、第9節熊本戦は今季初黒星、そして第20節横浜FC戦は先制したものの試合再開から9秒で追いつかれてドロー。特に第20節の横浜FC戦は今のヴェルディの現状をよく表しているゲームでした。
この盛岡戦を浮上の契機にできるか。
ヴェルディはU-21代表組が不在
ヴェルディは横浜FC戦に続き、DF馬場晴也とMF山本理仁がAFC U23アジアカップで不在。
山本はグループリーグ3試合すべてに出場。第2戦のサウジアラビア戦、第3戦のタジキスタン戦では先発出場しました。
馬場は第1戦、第2戦では出場がありませんでしたが、第3戦ではキャプテンマークを巻いてフル出場しました。
日本はグループリーグ2位突破し、決勝トーナメント初戦で対戦した韓国相手にも馬場、山本両者とも先発。ウズベキスタン戦では馬場が先発し、山本が途中出場。
2人とも異国の地で頑張っております。
17歳橋本陸斗ベンチ入り
15歳10か月26日、久保建英、森本貴幸に次いで史上3番目の早さでJデビュー。
バングラデシュと日本のハーフで、今年高校2年生。左利きのドリブラーらしいです。
もし出場したら熱い。
J2初参戦の岩手 大苦戦
昨シーズンJ3で2位になり、クラブ史上初のJ2昇格を成し遂げた盛岡。J3最終節はアウェイ沼津戦。奇しくも私も観に行った試合でした。
盛岡の印象は、”高くて強い”。
秋田豊らしいヘディングの強い牟田。とにかく高いGK野澤。J3は「足元は上手いけど体格に恵まれていない選手が多い」と個人的に思っていた当時、193センチのGK、180センチ、183センチ、185センチの3バックとDFライン全員180センチ台を揃えているのにめちゃくちゃ驚きました。強力なDF陣をそろえて昨季のJ3では28試合でリーグ2番目に少ない28失点(リーグ最少は熊本の20失点)の堅守を誇りました。今年も新加入選手含めてDF登録の選手は全員180センチ以上。徹底してます。
そんな盛岡は現在21位、降格圏内です。
千葉との開幕戦に勝利し幸先の良いJ2スタートを切り、第7節までで3勝2分2敗でしたが、その後7連敗。アウェイの大宮戦では勝利を挙げたものの、そこから3連敗。浮上できずにいます。今季J2では琉球の39失点、ヴェルディの34失点に次ぐ33失点という失点の多さ。J2は甘くないですね・・・!
岩手、トライアウト上がりの2人ベンチ入り
岩手はオフに独自トライアウトを実施し、静岡産業大の稲葉亜我志(あがし)と阪南大のMF奥山洋平を獲得。奥山は先発出場はないものの13試合にベンチ入りし10試合に出場。稲葉は5試合にベンチ入り。しっかり戦力になっています。
試合結果 東京ヴェルディ2-2いわてグルージャ盛岡
スタメン
交代
スタッツ
前半圧倒的に攻めながら後半は失速。後半に攻撃的な選手を投入してさらにパワーをもって攻めるはずが逆に攻められて追いつかれる展開もおなじみ。
ハイライト
良くも悪くも深澤劇場
1得点目は左サイドのクロスを端戸が落とし、梶川がシュート。岩手DFがブロックして高く浮いたボールを深澤がヘディングで中は入れると、岩手DF蓮川がクリアミスしてオウンゴール。
2得点目はカウンターで右サイドを駆け上がって新井からパスを受けゴール。
1失点目は梶川とのパス交換で何故か真上に浮かしてしまうミス、中村に奪われて最後は和田のゴール。
2失点目は岩手の右サイド小野田のクロスを小池、ンドカが触れず、外で待っていた中村へ。深澤が詰めるも時すでに遅し。
失点はどちらもかなりチープなもの。
1失点目は本人もまさかあんなミスをするとは思っていなかったでしょう。。。
近距離で梶川が超丁寧にパスをしたように見えましたが、深澤はダイレクトでセンターバックに出そうとしたところをミス。和田と中村が詰めていたのでトラップする余裕はなかったとは思いますが、なぜ。。。
2失点目は、まあ深澤が悪いというわけではないですが、マークが曖昧になっていました。中に入ってきたビスマルクと競るのは当然CBのンドカ。さらにその外側には岩手のCB牟田とMF中村が待機。ただ、ヴェルディもFW小池とDF深澤が残っており、人数的には対応は可能というところでした。
ヴェルディは割とクロスに対して大外を空けがちなのは気になっていましたが、そこが突かれる形となりました。
深澤は下部組織出身の大卒。攻撃型右SB。そういうの好きなので頑張ってください。
岩手 チームを救った途中出場選手
0-2からの逆転劇の立役者となったのは途中出場の和田と中村。
1得点目は中村がパスミスを奪い、和田がゴール。2得点目は小野田のクロスのこぼれ球を中村がゴラッソ。
その前には牟田が61分と72分にポストに当たるヘディングシュートを放っており、もしかしたら逆転もあったのかもしれません。惜しい。
ヴェルディ監督解任、後任は城福浩
圧倒的に攻めていた前半、2点を先行していたのに追いつかれる展開。ヴェルディゴール裏からはブーイングが。
今節の結果を受けて、ヴェルディは堀孝史監督を解任。後任はFC東京や広島を率いた城福浩。
城福さんの掲げる「ムービングフットボール」は字面だけ見ればヴェルディに合ってるような気がしますが、果たして。
堀さんは昨シーズン、パワハラ疑惑のあった永井秀樹の後任として2021年9月1日に途中登板、第28節大宮戦から指揮を執りました。
昨年までのヴェルディを知らないですし、Twitterさらっと見た感じだけですが、コーチ時代の評価が高かったようで、サポーターは「元の職に戻してやってくれ」と言ってる人が多かったですね。
あとがき
感動の声出し応援
東京ヴェルディコール
ゴール裏ヴェルディサポーターの第一声、東京ヴェルディコール。
GK入場&アップ
フィールドプレイヤーアップ
フィールドプレイヤーチャント
声出し応援は不織布マスク着用で行われるので、ゴール裏サポーターからは
「感動したのは最初だけ。超しんどい。」
「夏場にマスク応援はヤバい」
という声も。それはそう。
日本は良くも悪くも石橋を叩くのでね。しゃーなし。
マスクして声出し&跳んだ感想。
・苦しい
・頭ボーッとする
・苦しくて声量、跳躍力のギアが中々上げられない
・声出し出来て感動したのは一瞬、あとは息苦しさの中での選手へのサポートの気持ち
・真夏で湿度が高い時なら確実に倒れる
以上— ひろぴこ (@hiropiko1969) 2022年6月12日
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