プレミアWEST第19節 静岡学園vs鹿児島城西

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最下位の鹿児島城西との一戦。今節11位米子北がアウェイ神村学園戦に逆転負けして勝点を伸ばせなかったため、静学はこの試合に勝利すれば残留がほぼ確定となります。

試合記録

静岡学園高校 vs 鹿児島城西高校 試合情報|高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024|JFA.jp
高円宮杯プレミアリーグ 2024大会公式サイトのWEST 静岡学園高校 vs 鹿児島城西高校の日程・結果ページです。試合結果、出場記録、公式記録を掲載しています。

スタメン

ここ2試合右SBで良い動きを見せていた國領英夢はベンチスタート。代わりに中盤でレギュラーに定着している2年生MF篠塚怜音が右SBでスタメン。そして、篠塚が普段入っている中盤には同じく2年生のMF四海星南が入りました。2年生10番のMF山縣優翔も合わせてこの3人がスタメンになるのは6月のアウェイ岡山U-18戦以来。

DF望月就王が7/7の第11節アウェイ鹿児島城西戦以来久々にベンチ入り。また、エースストライカーFW大木悠羽が今季2度目のベンチ外。代わりに2年生FW上田悠世が初のプレミアメンバー入りを果たしました。鵜澤浬は今節も不在。3試合連続の欠場となっています。

鹿児島城西はU-17日本代表FW大石脩斗を含めて2年生が7人スタメン。

得点・交代

静岡学園0-0鹿児島城西
得点者
   
交代
23四海星南
②FC東京深川
7天野太陽
③大阪市ジュネッス
45分   
10山縣優翔
②千里丘FC
22望月就王
③静岡学園中
59分   
   65分20野村颯馬
②JOLLITY笠岡
10中村玲音
③千里丘FC
   65分22柿本翔毅
③太陽SC鹿屋
11山本宗輝
③RIP ACE SC
   77分12中村颯太
②鹿児島育英館中
8添島連太郎
③筑後FC
   84分6柳真生
③TSC奄美
5富眞竜雅
③鹿児島育英館中
SUBSTITUTE
GK1野口晟斗大阪東淀川FC GK17鵜木柊音チェステレラ鹿児島
DF19今田桜雅東急Sレイエス MF3中村慶登鹿児島育英館中
DF31國領英夢セレッソ大阪U-15 MF16谷口楓真FC JUVENTUDE
MF32藤本虎之介アイリス住吉    
FW36上田悠世千里丘FC    

静学はハーフタイムでMF四海星南をMF天野太陽と交代。その後、MF山縣優翔に代えてDF望月就王を投入、望月を右SBにして篠塚怜音を中盤へ上げました。

所感

鹿児島城西のシュートを2本に抑えて攻め続けたものの、1点が遠くスコアレスドロー。

鹿児島城西はロングボール主体のサッカーで、U-17日本代表FW大石脩斗もしくはトップ下に入っていた6番MF柳真生に収めてもらうか裏に抜け出してもらうかのほぼ2択。大石に対しては静学のセンターバック関戸海凪か岩田琉唯のどちらかが常についており、浮き球の競り合いはほぼ全勝。今年の静学は高さがないことが懸念でしたが、185センチの大石相手にヘディングで勝てたのは収穫。

関戸と岩田が空中戦で大石を完封
U-17日本代表の鹿児島城西FW大石脩斗はポストプレーに強さ
コーナーキックではトリックプレーも。

後半から鹿児島城西は10番MF谷口玲音やMF谷口楓真、MF添島連太郎など3年生を大量投入して攻勢を強めたものの、得点には至らず。

静学としては、クロスを中で合わせてくれるFWが欲しい試合だったなという印象。そういう意味では初のメンバー入りを果たしたFW上田悠世の出場に期待したかったものの、さすがに0-0の拮抗した試合では出場に至らず。右サイドの原星也、左サイドの土田拓と優秀なクロッサーが揃っているので、中で合わせられる選手が欲しかったです。

左SB土田拓は縦突破からのクロスでチャンスを演出
右WG原星也はフル出場。両足クロスでチャンス創出。

そんな中で最も目立っていたのは後半から途中出場したMF天野太陽。真ん中だけではなくサイドや裏へ後半範囲に動いてボールを引き出し、静学の攻撃を活性化。チャンスを大量に作り出しました。ここ最近途中出場が続いていますが、それでも違いを作れる選手。

途中出場のMF天野太陽が活躍
天野が裏へ抜け出してシュートを放ったがゴールならず

試合終了間際に競り合いで土田が倒れ、そのままの流れで鹿児島城西カウンターから大石が抜け出して倒されたもののシミュレーションを取られてPKにならず、大荒れの展開で試合が終了。後味の悪い終わり方になってしまいました。関係者がエキサイトするならまだしも、ただの一観客があそこまでエキサイトするのは個人的には・・・という感じです。土田の処置を素早く冷静に行っていた静学スタッフ素晴らしかったです。大石は退場になってもおかしくないレベルで激昂していましたが、本人の感覚では完全にPKだったんだろうなと思います。静学側観客席からどちらが正しいのかは不明。

順位

今節の引き分けで静学と鹿児島城西は勝点1の痛み分け。米子北が負けたので、静学は降格圏まで残り4試合で勝点差10に広がりました。次の試合で静学が勝利するか降格圏のチームが負けるとその時点で自動的に静学の残留が確定します。試合後に観客席で「厳しい引き分け」と言っている人がいましたが、最下位との引き分けという部分ではその通りかもしれませんが、残留という意味ではポジティブな引き分けです。

これから選手権静岡県大会による中断期間を挟んでから最後の登録メンバー変更を行って残り4試合消化となります。残り4試合は延期になっていたホーム東福岡戦のあと、アウェイで大津戦、サンフレッチェ広島ユース戦と続き、最終節がホーム神村学園戦となります。最後のメンバー変更でキャプテンDF野田裕人の復帰はあるのか、新しい戦力の台頭があるのか注目です。

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