鬼木監督が今季限りで契約を満了し、シーズン終了を持って退任することとなりました。




今季限りでの退任が発表された #鬼木達 監督のオンライン囲み取材。「四半世紀いたクラブなのでいろいろな思いはあるが、いつかクラブを離れるという決意は監督を初めたときから当たり前のようにあった。責任を取れるのは自分しかいない。クラブからも『次の形に』という話があった」と説明しました。
来季以降、川崎Fに残ることはないとのことですが、「休むことを考えるときはありましたけど、エネルギーのあるうちはまた次を考えてやっていきたい」とコメント。今季終了後、すぐにでも他のチームで指揮を執る意思を示していました。
そしてファン・サポーターに対して。思いが強すぎるのか「あらためて何を喋ればいいだろう」と言いつつ、「ありがとう、ということが一番大きい。こうして長く監督をやらせてもらえたのもサポーターの人たちが苦しいときにも『信じてます』などいろんな言葉で支えてくれたから」と感謝していました。
今回のオンライン取材は、まずは事前から予定されていた10/18G大阪戦に向けた話、続いて退任について、という流れでしたが、画面に移った瞬間に笑顔を見せたり、G大阪戦の話が終わった瞬間に「お疲れさまでした」と言って去ろうとするなど、こんなときでも明るく振る舞うのが鬼木監督らしかったです。
鬼木達 監督の退任については「昨年と今年の成績を見たときに、いろいろな選手が抜けたり、サッカー観が変わってきたりする中で、クラブの方から未来に向けて進みたいという話をさせてもらった」と説明していました。
また、後任については「今は全く白紙と思ってください」としつつ、「ボールを大事にしたり、人を見て立ち位置を変えていくフィロソフィーや、たとえばアカデミーの大切さなどを分かっていただける監督を招聘しないといけないと思っている」と話していました。
そしてファン・サポーターへ向けて、「リーグ、ACLと12月まで鬼木監督のもとで走ります。ここで終わるわけではないですし、最後は全勝して終わりたいと思っているので、そういう雰囲気をサポーターと一緒に作っていきたいです」とメッセージを送っていました。
今季の成績が芳しくなかったこともあり、遅かれ早かれこの時が来るとは思っていましたが・・・。実際に来てしまうと想像以上に寂しいです。
私がフロンターレを本格的に見始めたのは2016シーズンの風間監督最終年からなので、フロンターレの思い出といえばすべて鬼木監督時代のものになります。(フロンターレに興味を持ったきっかけは当時筑波大で注目されていた風間八宏のフロンターレ監督就任でしたが、継続的に等々力に通うようになったのは2016年からでした)
監督を退いたら別のチームに行かなければいけないなんてルールはないので、フロントとして来年以降もフロンターレに居続けてほしいと思っていましたが、本人は外に出る意向のようです。またいつか、第二次鬼木政権発足でもいいし、フロントとしてでもいいし、フロンターレに戻ってきてほしいですね。
今年フロンターレのトップチームコーチから福島ユナイテッドの監督に就任した寺田紳一が後任として適任だと思う一方で、福島には大関友翔や松長根悠仁も預かってもらっている上にたった1年で退任させるなんて不義理だよなとも思うのでどうなるか。
まだシーズンは続くので、噛み締めながら残りの試合を見たいと思います。