インターハイ静岡県大会2024準決勝 藤枝東vs聖隷クリストファー

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インターハイ県大会準々決勝第1試合は、プリンスリーグ東海首位の藤枝東と県Bリーグの聖隷クリストファーの対決です。

藤枝東は全校応援。

対する聖隷はサッカー部員+αという感じ。

圧倒的藤枝東ホームの雰囲気で試合は行われました。

試合記録

スタメン

藤枝東のスタメンは準々決勝の磐田東戦と同じ。

聖隷は4-4-2。選手の学年や前所属は昨年のスポマネより。もしかしたら聞き間違いとかあるかもです。西部のクラブチームを中心に県外からも選手が来ているようです。また、1年生の辻陽生吾が2トップの一角でスタメン入り。

高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2023 静岡 Bリーグ(聖隷クリストファー高校) - サッカー合宿やサッカー大会の情報サイト|スポーツマネジメント

交代・得点

藤枝東2(9PK8)2聖隷クリストファー
得点者
 前半34分11川崎立晟
 後半4分10手塚有澄(アシスト:3伊藤遼汰)
7泉孝太郎(アシスト:5逢坂峻)後半24分 
7泉孝太郎後半32分 
交代
2小池海人
③ジュビロ磐田U-15
11藤井有志
③大阪市ジュネッス
後半6分   
14井上凱晴
②BRINCAR安城
13市川大耀
③ジュビロ磐田U-15
後半6分   
   後半14分19辻陽生吾
①浜松FC
14大石健太
②浜松市立湖東中
   後半29分11川崎立晟
③浜松FC
25杉本旬
②ジュビロ磐田U-15
7泉孝太郎
②FC東京むさし
19山内愛都
③エスパルス榛原
後半37分   

静岡県ユース選抜メンバーのFW藤井有志がおそらく久々の出場。後半、いつもは山内愛都か小島荘司が小池海人に代わって投入されるところ、藤井が投入されました。また、187センチの長身FW市川大耀も同時投入されました。

PK戦

延長なしの即PK戦。藤枝東は2試合連続のPK戦。

また、試合終了直前にエース湯山がPKを外しており、悪い流れを引き摺らないかというのも懸念。

そんな中、聖隷は1人目にGK原大樹を持ってくる奇策。しかし、藤枝東の2年生守護神宮崎が完全にコースを読んでストップ。さらに藤枝東は1番手のエース湯山がしっかり決めて、試合終了直前のPK失敗の流れを断ち切る好スタート。近くに座ってた藤枝東FCの子が「シンゴさん止めちゃってくださーい!!」ってPK戦の間ずっと叫んでたのめちゃくちゃ面白かったです。

その後、藤枝東の3人目小浦のキックを聖隷GK原がストップしたものの、聖隷は4人目の杉本のキックがポストを叩いて失敗。藤枝東は5人目の村上が決めれば勝利。

なんと聖隷GK原が完璧に読み切ってストップ。サドンデスへ。ここからお互い10人目まで全員成功。すごすぎる。

迎えた11人目。これも決まれば2巡目突入。

藤原のキックは完全に藤枝東GK宮崎の逆を突いたものの無情にもポストを直撃。そして、藤枝東の11人目のGK宮崎が聖隷GK原の逆を突いて決め切り、勝負あり。見応えのあるPK戦でした。

 1人目2人目3人目4人目5人目6人目7人目8人目9人目10人目11人目合計
聖隷1原8小野16南雲25杉本3伊藤10手塚6橋本15森下4北村14大石13藤原8
藤枝東9湯山10柳川8小浦13市川6村上3長島4山本5逢坂11藤井19山内1宮崎9

ハイライト

1分の柳川結飛のスルーパスは絶品。パスセンスがずば抜けてました。さすが藤枝東の10番。

ハイライトでもわかるように、藤枝東にチャンスが多かったものの決めきれず、逆に聖隷が先制。

3分が聖隷の先制点。ハイボールの競り合いは聖隷側のボールになることが多く、このシーンもゴールキックの競り合いから得点が生まれました。

5分30秒が聖隷の追加点。今度はコーナーキックからヘディングで合わせました。やはり競り合い系は強い。

8分30秒が藤枝東の1点目、9分50秒が同点弾。

11分がPK獲得までの流れ。

記事

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所感

試合前から圧倒的藤枝東ホームの雰囲気で行われたこの試合ですが、まさかの聖隷が2点リードする展開。藤枝東の方が得点のチャンスが多いものの決めきれず、このまま聖隷が逃げ切るのではというワクワクも感じながら見ていました。

ただ、後半4分の聖隷の追加点の後のFW市川大耀とFW藤井有志の投入で藤枝東のギアが1段階上がったように見えました。

湯山もロングボール収まるしポストプレー上手いですが、そのタスクを市川に任せることで前向きにプレーできるようになってイキイキしているように見えました。また、「藤井にボールを集める」と攻め方が明確になったことも藤枝東がペースを上げられた要因の一つかもしれません。

このクロスを泉が合わせて1点を返す

藤井と逢坂のコンビネーションも良かったと思います。藤枝東の2得点とも逢坂のクロスからですが、やはり深いところからえぐってのクロスは得点を決めやすいなと感じました。1点目は泉がインサイドで押し込むだけ、2点目は混戦から泉が押し込みました。逢坂にあまり攻撃的なイメージがありませんでしたが、めちゃくちゃ素晴らしかったです。

1点を返してからは会場の雰囲気も完全に藤枝東一色。聖隷としてはこの雰囲気の影響は間違いなくあったんじゃないかと思います。GK原を中心に粘り強く守っていたし、ロングスローなども織り交ぜてチャンスも作りましたがあと一歩及ばず。

決勝の布陣は

藤枝東の決勝の相手はプレミア勢の静学。プリンスでは静学のBチーム相手に3-3という打ち合いを演じました。個人的な所感で行くと、静学のAチームはBチームほど尖った選手は多くないですし、メンバーもようやく固まってきたという段階なので付け入る隙はあるか。

藤枝東の決勝戦のスタートの布陣は気になるところ。藤井有志や市川大耀を組み込んだ後半の形が最大出力のように見えましたが、その形で行くのか、それとも従来踏襲の布陣でいくのか。新人戦では小池海人が右SB、長島悠真がボランチという形を取っており、それもアリなのかなとも思います。

藤枝東創立100周年で全国切符をつかみ取れるのか注目です。

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