ヤングサッカーフェスティバル大取りのU-17静岡県ユース選抜vsU-17日本高校選抜。U-16の試合で快勝した勢いをU-17でも発揮したいところ。
動画
U-16の試合はYouTubeで1試合フルで残っていましたが、U-17はなし。3/10の25時頃に録画放送があるらしいのでそれを録画しましょう。実況解説やテロップがあるかは謎です。
記事
試合記録
スタメン
静岡ユースはクラブ最年少出場記録をもつMF川合徳孟やプレミア21試合出場の渥美慶大をはじめ、GK飯田恵然、DF後藤翔吾、MF森力介、FW山本将太とジュビロ磐田U-18の選手6人をスタメン起用。加えてU-17W杯メンバーのMF矢田龍之介、U-17日本代表小竹知恩のエスパルスユースの2人などを加えたメンツ。新人戦で負傷した静学DF岩田琉唯、浜名FW川嶋琉之亮は試合に間に合ったようです。意外なのは飛び級で選出されたMF中野遥翔が右SBで起用されたこと。トップチームでの小竹の左SB起用に通じる意図なのでしょうか。スピードを生かすみたいな。
高校選抜は世代別フィリピン代表歴のあるGKギマラエス・ニコラスや大津の新10番MF嶋本悠大、昌平で1年の時からレギュラーを張っているMF大谷湊斗がスタメン。
得点・交代
静岡ユースはCFの山本将太に代えて右SH藤井有志を投入した際、右SHの湯山大輔をCFへポジションチェンジしていました。
日本高校選抜はポジションの入れ替えはなし。神村学園の福島和毅はチームではボランチかトップ下を務めていますが、木村有磨のいた左SHにそのまま入りました。
所感
ほぼ試合を通じて高校選抜にペースを握られた試合でした。立ち上がりは小竹のスピードで観客が沸いて静岡ペースになるのかなと思いましたが、攻撃をやり切る場面がかなり少なく、細かいミスもあってペースを握られてしまいました。監督がずっとテクニカルエリアから指示を出していましたが、上手くいっていなかったことを象徴してるなと思いました。スコア上は1点差の惜敗ですが、内容は完敗でした。
矢田や川合といったクラブからも期待されている選手や、川合からキャプテンマークを引き継いだ森もさすがの技術でしたが、流れを引き寄せることはできず。矢田と川合はこんなところ通すのかという素晴らしいスルーパスを出してしましたが、自分でゴールを狙う場面があっても良かったかなという印象。あまり怖さがなかった気がします。
セカンドボールを拾えずに攻撃が単発になってしまい、厚みのある攻撃が全くできていませんでした。小竹がボールを持っても突破できた回数は多くなく、突破を試みずに戻す場面もかなり多かったのも気になりました。
右サイドが機能していればまだ違ったかもしれませんが、病み上がりだからか川嶋の存在感はかなり希薄で、ハーフタイムで交代となりました。後半右WGを務めた湯山や藤井も存在感を見せることはできませんでした。藤枝東での藤井はドリブルが上手い印象がありましたが、今日の試合は下がってパサーになる場面が多く、仕掛けることがほぼなかったのは残念でした。夏のSBSカップでは高体連組が大活躍してるところをぜひ見たいです。
高校選抜の10番木村有磨はドリブルでかなり優位に立っていました。対面する中野が本職じゃないこともあるとは思いますが、とにかく木村がキレッキレ。前半の高校選抜のほぼ全ての攻撃が左サイドだったと思います。
PKもしっかり沈めて先制点を奪いました。
去年履正社の試合を見たはずなのに記憶にないなと思って過去記事見てみましたが、しっかり木村のことも書いてました。記憶喪失だっただけの模様。履正社は近年高卒プロを何人か輩出してますし、プリンス関西に降格したとはいえ注目です。
高校選抜は昌平MF大谷湊斗も素晴らしかったです。昌平では真ん中の低い位置でボールをキープしている印象が強いですが、今日の試合ではサイドに行ったり高い位置で攻撃に積極的に絡んだりしていました。相変わらず上手くてボールを奪われないし、得点やアシストをするようになったら手をつけられないなと思います。昌平の10番候補には今年も期待。
次は夏のSBSカップ
静岡県ユース選抜の次の活動は8月のSBSカップ国際ユース。U-18日本代表や南米などの国の世代別代表と試合をします。今日の試合のメンバーがまた選ばれるかはわかりませんし、矢田や川合など日本代表の方に呼ばれそうな選手も多くいるので現状メンバーは読めません。インターハイやリーグ戦を経て成長した姿を見せてくれたら嬉しいし、新しい選手が呼ばれるのも楽しみです。頑張ってください。
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