延期の試合
ついにCチームまで手を出してしまいました・・・。静学の学内でインフルエンザが流行した影響で延期になったこの試合、浜松開催ということで行こうか当日まで迷っていましたが、関西風の鰻を食べるためと自分に言い聞かせて浜松平口サッカー場までやってきました。
Cチームを見たいと思った理由は、来年のAチーム候補が見れると思ったから。リーグHPのメンバー表を見る限り2年生主体であり、代替わりしたら現在Cチームの選手が主体になると考えられます。また、A,Bチームに登録されていながらも試合に絡めていない1年生が試合に出ていたら嬉しいなという期待もありました。
メンバー
メンバー表を見たわけではなく、試合中の選手同士の呼び方でメンバーを判断しています。間違っていたらごめんなさい。
スタメンはほぼ2年生。GKは野口晟斗でキャプテン。
DFは右から望月就王(なお)、國領英夢(えいむ)、今田桜雅(おうが)、土田拓(たく)。望月は8番で右サイドバックという異色の選手。元々中盤だったようです。國領はセレッソ大阪U-15、土田は大宮アルディージャU15と下部組織出身。
中盤はダブルボランチで藤本虎之介と3年生の眞井礁伍。眞井はルーキーリーグでアシスト王に輝き、新人戦ではAチームのレギュラーとしてプレーしていましたが、現在はCチーム。肩書きが意味を成さない実力主義の厳しさを感じます。
サイドハーフは右に1年生の山田悠太、左にチームトップの6得点を挙げている2年生の池田双葉。
2トップはチーム2位の5得点を挙げている10番加藤佑基とBチームでも出場経験のある松井宙斗。
浜名はいつもと同じメンバー。左サイドバックが三森遥稀ではなく林拓海ということ以外は全く同じです。MF朝井陽之、FW津田廉大はベンチスタート。
浜名相手に互角の戦い
序盤は前線4枚でハイプレスを掛けるなどイキイキとしたプレーを見せましたが、浜名がそれをパスワークでいなして前進する展開。どちらかと言えば浜名の方が押してる時間が長いようにも思いましたが、互角と言っても差し支えない試合だったかなと思います。
Cチームともなるとさすがに超人感が薄れているなという印象。パスミスも多いし、ドリブルも抜ききれずに相手に奪われるケースがかなりありました。後半はある程度ボールを回せる時間もあり同点まで持ち込みましたが、逆転には至らず。
浜名は後半に左SBが負傷し、左FWを務める西岡修斗が代役を担うことになる非常事態。交代でDFを入れるのかと思いきやMF朝井陽之を投入して左SB西岡を続行。大丈夫かと思いましたが、後半AT突入間際にペナルティエリア外からミドルシュートを決めたのはなんと西岡。まさかのゴラッソで浜名が勝利しました。浜名としては右FWの川嶋琉之亮がカウンターで独走してGKと1対1になったりゴール前でドフリーでシュートのチャンスがあったりしましたが決めきれず、苦しい試合となりました。
1年生で唯一出場した山田悠太は、チャンスを作る一方でパスミスやドリブルが相手に奪われることも多く、まさかの前半途中でMF内藤寧来(しずく)と交代となりました。
ところで、ほかの1年生たちは一体どうなっているのでしょうか。MF山縣優翔とMF佐々木雄基はAチーム、GK有竹拓海、DF大島颯太、DF篠塚怜音、MF前田一樹がBチームにいるのはわかっているのですが・・・。現状Bチームでも試合に絡めていないメンバーがCチームで試合に出たりするのかと思ったらそういうわけでもなく。そして更に謎なのがルーキーリーグアシスト王のMF北田優心やMF四海星南。今日出場したメンバーと遜色ない力は持ってそうなのですが、どんな状態なのでしょう。Dチームにいるのかな。
一番目立っていたのは左SHの池田双葉。後半は明らかに池田にボールを集めていましたし、池田もその期待に応えて縦の突破を何度も見せていました。静学の1点目も池田のドリブルから始まっています。古川陽介、寺裏剣、志賀小政と続く「得点力のある左サイドのテクニシャン」の系譜を池田は間違いなく継いでいます。来年即Aチームレギュラー入りしそう。
望月就王は本職中盤の右サイドバックのようです。偽サイドバックのようなことはしない普通のサイドバックという印象。元サイドハーフなのかな。クロッサーというよりは自分でペナルティエリアに侵入してシュートまで行こうとするタイプかなという気がします。
Aチームでは野田裕人が、Bチームでは鵜澤浬が既に右SBでプレーしています。また、1年生篠塚怜音も右SBです。来年はかなり厳しいレギュラー争いが待ってそうです。
後半から出場した関戸海凪(かな)は9番でFW登録されていますがセンターバックで出場。元々センバの選手で、国体にもセンバで出場しています。昨年のプレミアリーグでも第4期でメンバー入り。ただ、今年に関しては同学年で同じ静岡学園中出身のDF宮城迅の方が先にBチームで試合に出ている状況。早く追いつきたいところ。
Cチームの10番加藤佑基。同点弾を挙げて10番の仕事をしましたが、勝利へ導くことはできず。
加藤は「タウンクラブ・中体連キャンプ2021」のメンバー。Jクラブだけではなく街クラブや中体連からも広く才能のある選手を発掘するというのが趣旨の強化合宿で、神村学園の名和田我空や現在清水エスパルスユースの矢田龍之介、小竹知恩も参加しました。現在静学に在籍しているFW山下輝大、MF金野仁、MF阿部雄大、MF山内星之介もメンバー入りしていました。ただ、山下輝大と阿部雄大はBチーム、加藤佑基と山内星之介はCチーム、金野仁はDチームと、誰1人Aチームにまだ定着できていません。山下は夏までAチームで試合にも出ていましたが・・・。
ちなみに、2022年に行われたタウンクラブ・中体連キャンプではMF山縣優翔とMF宮本侑宕が参加。山縣はAチームで試合に出ていますし、U-15日本代表にも選出されています。また、静学進学組以外にも、浜松開誠館のMF川井亜門(浜松開誠館中)や清水エスパルスユースに入団したFW針生涼太(フォーリクラッセ仙台)がメンバー入り。静岡県勢ではほかにMF伊藤喬崇(Honda FC U-15)とFW西森永眞(ソーニョ掛川)が選出されており、それぞれジェフ千葉U-18、立正大淞南に加入しました。
Pos | 名前 | 学年 | 現所属 | 前所属 | 備考 |
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FW | 山下 輝大 | 高2 | 静岡学園高 | 静岡学園中 | |
MF | 金野 仁 | 高2 | 静岡学園高 | 1FC川越水上公園 | |
MF | 阿部 雄大 | 高2 | 静岡学園高 | 千里丘FC | |
MF | 山内 星之介 | 高2 | 静岡学園高 | 奈良YMCA SC | |
MF | 加藤 佑基 | 高2 | 静岡学園高 | 奈良YMCA SC | |
DF | 東出 文太郎 | 高2 | 藤枝東高 | Lucero京都 | |
MF | 矢田 龍之介 | 高2 | 清水エスパルスユース | 1FC川越水上公園 | U-17日本代表 |
MF | 小竹 知恩 | 高2 | 清水エスパルスユース | プログレッソ佐野FC | U-17日本代表 |
MF | 宮本 侑宕 | 高1 | 静岡学園高 | アルコバレーノFC | |
MF | 山縣 優翔 | 高1 | 静岡学園高 | 千里丘FC | U-15日本代表 |
MF | 川合 亜門 | 高1 | 浜松開誠館高 | 浜松開誠館中 | |
FW | 西森 永眞 | 高1 | 立正大淞南高 | ソーニョ掛川 | |
MF | 伊藤 喬崇 | 高1 | ジェフ千葉U-18 | Honda FC U-15 | |
FW | 針生 涼太 | 高1 | 清水エスパルスユース | フォーリクラッセ仙台 | U-15日本代表候補 |
JFAから実力が認められているということなので、あとは静学スタッフからも実力が認められるように頑張ってほしいところ。
来年のAチーム入りを目指す
Cチームは2年生主体のチームであり、今年というよりは来年のAチーム入りが現実的な目標になるのかなと思いました。ただ、既にAチームやBチームでプレーする1,2年生も多くおり、そこに割って入るのは簡単ではありません。頑張ってほしいですね。
そして1年生がプレーしているところを見たいです。Dチームと焼津中央の試合が時之栖であるみたいなので行ってみようかな・・・。
ちなみに、試合が終わった後はしっかり鰻を食べました。
関東風のような「蒸す」工程がなく、パリッとジューシーな鰻が楽しめます。大学生の時にかんたろうで食べた関西風の鰻が忘れられずに久しぶりに来ましたが、やはりおいしいですね。おすすめです。
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