今シーズン初勝利!!!
まえがき
ようやく撮れた大型ビジョンのVTR
前節のホーム開幕戦となった福島ユナイテッド戦。
このときは試合開始ギリギリに来てしまったというのと、大型ビジョン導入後初の試合だったということで、どのタイミングでどんな映像が流れてくるかわかりませんでした。
が、今回は2度目。
チャンスを逃しませんでした。
どうぞ!!!
選手紹介VTR
選手入場VTR
昨シーズンの電光掲示板から大きく成長しましたね。。。
まだ他クラブの演出に比べて物足りなさはありますが、来シーズン以降どんどん良くなっていくでしょう!
J3銀河系軍団岐阜との対戦
開幕からの2試合で0得点6失点のアスル。
特に前節のホーム開幕戦となった福島ユナイテッド戦では0-5の大敗を喫し、クラブのJ3存続をかけたクラファンへ水を差すような結果となってしまいました。
私自身、あれだけ「東部の灯を消すな」と綺麗事ばかり言っておきながら気持ちが微塵も見られないような試合を見せられて、今節観に行こうか迷っていたところが正直ありました。
また無気力なプレーを見せられて大敗でもしようものなら今後しばらく観に行くのはやめよう。
そう思いながら、愛鷹へ向かいました。
そんな今節の対戦相手はFC岐阜。
昨シーズンは柏からGK桐畑和繁をレンタルで、浦和から元日本代表MF柏木陽介を完全移籍で獲得。今シーズンは浦和からDF宇賀神友弥、神戸からFW田中順也、柏からMF菊池大介とJ1クラブから選手が大量に加入。また、今シーズンJ1へ昇格した京都の10番庄司悦大や長崎のMF畑潤基、DFフレイレといったJ2クラブからも選手を獲得。今シーズンはJ2からの降格クラブが4クラブもある中でもJ2昇格の本命クラブの1つとされています。
J3クラブらしからぬ選手補強で本気のJ2昇格を目指す岐阜相手に、アスルはどのような試合を見せるのか。
注目の一戦です。
試合結果 アスルクラロ沼津 2-0 FC岐阜
スタメン
スタッツ
引用元:アスルクラロ沼津 2022マッチレポート | 3月27日 vs 岐阜 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
得点者
24分 10渡邉りょう
交代
70分
①20佐藤→33遠山悠希(←京都U-18)
②8鈴木→7瓜生昂勢
78分
③11染矢→17ブラウンノア賢信
88分
④10渡邉→6北龍磨
35分
①5ヘニキ→42柏木陽介
ハーフタイム
②45ンドカ→51石津大介(←福岡)
71分
③9山内→44菊池大介(←柏)
78分
④15田中→8窪田稜
ハイライト
開幕2試合無得点6失点のアスルが複数得点クリーンシートで岐阜に勝利
まさかの複数得点、そしてクリーンシートで岐阜を撃破!
今節も0-5くらいで負けるんじゃないかと思いながらキックオフを迎えましたが、良い意味で裏切られました!
前節で一番私を失望させたインテンシティのなさは皆無、どの選手も激しく身体をぶつけにいき、激しく闘うチームに変貌していました。できるなら最初からやれや!笑
勢いそのままに11分、ゴール前でフリーキックを獲得すると、染矢が鮮やかに直接ゴールに叩き込み先制します!
試合後のインタビューで
正直一度もフリーキックを練習したことも蹴ったこともなかったんですけど、たくさんシュート練習しているので枠に入ったらなというくらいで蹴ったらいいところへ行きました。
と語った染矢ですが、フリーキックを蹴る前にどんなやりとりがあったか気になりますね。
立ち上がりだったからまだわかりますが、蹴ったことない選手にサッカーを譲るってどういうこと!?って感じですね。笑
今後もゴール前のフリーキックは染矢が蹴ることになるのでしょうか・・・笑
そして、前線からのハイプレスも岐阜にはどハマり!
岐阜はメンバー的にも明らかに繋ぐチームを志向しているのにDFラインはボール回しがあまり上手くなく、この沼津のハイプレスがミスを誘発します。
24分、左サイドでセンターバックの藤谷がGKの桐谷へ横パスを出すと、渡邉が猛プレス!桐畑はダイレクトでクリアしようとしますが、渡邉がスライディングで阻止!跳ね返ったボールはそのままゴールへ飛んで行きました。
前半でまさかの2点リードを奪ったアスル。
さすがに岐阜陣営も想定外だったのか、前半35分という早い段階で柏木を投入しました。
まさかの柏木を引きずり出す展開。笑
54分に宇賀神が左サイドからカットインしてシュートを放ちましたが、ポストに当たってゴールならず。
開幕連敗中のアスルが逃げ切って今シーズン初勝利を挙げました!
覚悟を見せた90分
前節まではDFラインで執拗にボールを回し、ミスして自滅することが多かった沼津。
しかし、今節は無理にパスを回そうとせず、割り切ってシンプルにロングキックを蹴るようになっていました。
また、守備でも激しく相手に当たってボールを奪うようなシーンが多く、前節と比べてかなり改善されていたように思います。
それはスタッツにも表れています。
これまでの2試合ではパス数が600本を超えていましたが、岐阜戦では281本と半分以下となっています。また、タックル数もこれまでの2倍以上となる28回を記録しています。
私が前節の福島戦でガッカリしたインテンシティの低さは、数字の上でも感覚的にも見事に改善されていました。
ロングボールをロングパスに
ただ、このスタッツからは課題も見えてきます。
セーフティなロングボールが増えましたが、マイボールになる確率はほぼ50%、その結果相手にボールを持たれる展開が長くなってしまっています。パス成功率はたったの58%、ボール支配率も32.7%とこれまでと比較してかなり低い数値となっています。
相手が岐阜だったからこの戦い方を選択したのか、これからこういう戦い方でやっていくのかは分かりませんが、後者だとしたらどうなんだろうって思います。。。
リスクを排除したロングボール戦術とインテンシティを高めたサッカー自体は全然問題ないと思います。私もロングボールを使っていくべきだと思っていますし、DFラインでボールを回すだけで結局前に運べないのなら意味ないですからね。
ただ、渡邉を1トップに据えてのロングボール戦術は効果的ではないと思います。渡邉は裏抜けを狙う選手であって競り合いは強くないですからね。こういうサッカーをするならこれまでの2戦同様、ブラウンノア賢信を1トップに置くべきです。そうすればロングボールを使いながらもパス成功率、ポゼッションを改善することが可能ですし、最前線で収められればその後の攻め方にも幅が出てくるはずです。
アスルの躍進には左WGの台頭が必須
この3試合、左WGは毎試合変わっています。
相模原戦では染矢、福島戦では北、そして岐阜戦では鈴木。
今節先発した鈴木はボールを不用意に奪われることもなく安定した働きを見せてくれましたが、正直なところ物足りなさがありました。
やはり、本職のサイドの選手ではないのでドリブル突破や点を獲ることを意識した動きがほとんどないんですよね。
私はエース渡邉りょうを左WGとして起用するのが良いと思っています。フロントは執拗にセンタフォワードとして使おうとしていますが。笑
フットボールラボでの昨シーズンのドリブルのポイントは染矢に次いでチーム2位。左サイドに流れてそこからドリブル突破するシーンが結構あったと記憶しています。やはりゴールを狙う動きがないと怖さがないですし、点を獲れる選手を複数人置かないと得点力不足は解消されないと思います。必ずしも点を取らせるには一番前で使う必要はないですし。むしろ賢信のポストプレーから裏へ抜け出したりとかできるんじゃないでしょうか。
まあ、森を試すのも良いと思いますし、新加入の河田もいる。いろいろ試してほしいですね。
てか森夢真はなにしてるんだ。笑
岐阜、J1経験組は脅威にならず
タレントを多くそろえていた岐阜でしたが、無得点でアスルに敗戦。
4-4-2のフォーメーションで、攻撃時は両サイドバックが上がり、ボランチの庄司が下がってセンターバック2枚+庄司でゲームを作っていました。
かなり攻撃的に見えましたが前線は渋滞しており、それを気にしたTJが下がってゲームを作ろうとする場面が特に前半は多く、チーム全体がうまく機能していない印象を受けました。TJの持ち味といえば強烈なシュートだと思っていましたが、そもそもシュート打ってないんじゃないですかね。
柏木が入ってからも後ろ向きのパスが比較的多く、TJ同様怖さがない攻めに見えました。
J1で長年レギュラーを張っていたこともあってプレーに余裕があるようにも見られましたが、アスルのマークを軽々はがしてキーパスを出すというような場面はなく。終盤は前線へ顔を出す回数も増え、柏木らしいプレーが垣間見えた気がしますが・・・。
宇賀神もカットインからのシュートがポストを叩く決定的な場面があったものの、それ以外に決定的な場面を作れず。
試合を通してJ1でトップクラスの実力を持っているはずの3人の特徴を生かし切れずに平凡な攻めに終始したかなという印象でした。
また、岐阜もアスル同様、最終ラインはパスを繋ぐのがあまりうまくなく、ミスが散見。無理につなごうとした結果、渡邉に詰められて失点してしまいました。
とはいえ新加入選手が多い中での3試合目。今後どのように修正していくか楽しみですね。
高卒ルーキーU-19日本代表遠山、ガッチガチのホーム戦デビュー
70分に佐藤尚輝に代わって出場した京都U-18から加入のU-19日本代表遠山悠希。
全試合にベンチ入りし、開幕戦の相模原戦でも73分から途中出場した期待のルーキー。
しかし、プレーは全て空回り。。。
相模原戦にも出てたはずなのに、まるでこれがJ初出場かのようかガチガチ具合。笑
ボールも足につかず、相手からも簡単にボールを奪われ、出来としては全然良くなかったように思います。
相手へのタックルで記念すべきプロ初イエローももらいました。
ルーキーといえば三笘や旗手、最近では佐々木旭のように、大卒ではありますがルーキーイヤーで最初から堂々とプレーしてる選手ばかり見ていたので、なんかすごく新鮮というか。
やっぱり最初ってそんなもんだよねって微笑ましく見てました。笑
まだ高校卒業したばかりの先のある選手。
今後に期待ですね。
GK武者大夢(むしゃ ひろむ)J初出場
J2へ昇格した岩手から加入した大卒2年目の武者。
昨シーズン開幕後、大学卒業後の4月に岩手に加入し、出場は天皇杯1回戦大山サッカークラブ戦(13-0フル出場勝利)のみ。
この試合がJ初出場ですが、指示を出し堂々とプレー。14分、39分にもナイスセーブを見せました。
野村や三井を押し退けてこのままレギュラーに定着できるか。注目です。
あとがき
気持ちを見せた試合、ここからがスタートライン
前節、福島相手に0-5で大敗を喫しました。
結局福島は3戦全勝、無傷の首位なので負けること自体は仕方ないかなと思っていますが、それ以上に失望させられたのが身体を張らない、気持ちの見えないプレーでした。
今節はそんな前節とは打って変わって思いっきり身体をぶつけてボールを奪い取り、身を投げ出してゴールを守りました。
正直内容のない試合だったとは思いますが、私たちをワクワクさせてくれる試合をしてくれたので見に行って良かったと思いました。
開幕3試合目でようやく1勝。伸び代は十分あるのでここから巻き返して上位進出へ!
国士舘コンビ「やっと勝った・・・!」
2人ともキャプテンシーを持って周りに檄を飛ばし、気持ちを見せてくれました。
試合後、ロッカールームに戻る前、観客席にいた藤嵜の奥さんに2人は笑顔で寄って行き一言。
「やっと勝った・・・!」
2試合で6失点。
守備の要として、相当なプレッシャーがあったと思いますが、今節は岐阜の強力な攻撃陣に対してクリーンシートでの勝利。
あっぱれです。
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