試合記録
スタメン
開誠館、明誠ともに準々決勝と同じスタメン。開誠館は2年生MF川合亜門をアンカーにした3-3-2-2のようにも見えるし、図のように3-4-2-1にも見える布陣。
得点・交代
浜松開誠館 | 2-1 | 藤枝明誠 | ||||
得点者 | ||||||
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9服部洸太郎(アシスト:7水谷健斗) | 前半3分 | |||||
13森下太陽(アシスト:9服部洸太郎) | 後半5分 | |||||
後半10分 | 9キング栄志(PK) | |||||
交代 | ||||||
5友田龍成 ②ヴェルデラッソ松阪 | → | 11田中脩 ③フレスカ神戸 | HT | 10鈴木洵 ③ジュビロ磐田U-15 | → | 8大西海飛 ③名古屋グランパスU-15 |
後半7分 | 14萩原柊太 ③T&T SC | → | 11塚田豪 ③CAグランロッサ | |||
9服部洸太郎 ②浜松開誠館中 | → | 15森田祐慎 ③浜松開誠館中 | 後半20分 | |||
後半32分 | 5西原慧 ③Honda FC | → | 15岡本汐音 ③エスパルス藤枝 | |||
8安藤則斗 ③グローブス | → | 19高橋成 ②西濃シティ | 後半35分 | |||
6川合亜門 ②浜松開誠館中 | → | 17戸枝大耀 ③ジェファFC | 後半35分 | |||
後半38分 | 20飯田栄晋 ③ジュビロ磐田U-15 | → | 2上田唯斗 ③鈴鹿SC | |||
SUBSTITUTE | ||||||
GK12酒井利倫 | ③ | 浜松開誠館中 | GK12三宅円 | ③ | 藤枝東FC | |
GK21松浦迅ビエラ | ① | 浜松開誠館中 | GK21馬場海音 | ③ | 横河武蔵野FC | |
DF2藤田晃成 | ③ | 浜松開誠館中 | DF19池田禅 | ③ | 藤枝東FC | |
DF18中山道心 | ③ | FC千代田 | DF22堀圭登 | ① | 三菱養和SC調布 | |
DF20荒明斗空 | ③ | 浜松開誠館中 | DF23蛯名羽来 | ③ | 名古屋グランパスU-15 | |
DF22水野斗葵 | ② | 浜松開誠館中 | MF6紅林佑太 | ② | ジュビロ磐田U-15 | |
DF23岩瀬琢朗 | ② | Forza’02 | M17阿部竜杜 | ② | ジュビロ磐田U-15 | |
MF16青井梛砥 | ③ | FC DIVINE | MF18大石然一郎 | ② | 藤枝明誠SC | |
MF24加藤涼 | ② | TSV四日市1973 | MF25加藤柊一郎 | ② | ジュビロSS磐田 | |
MF25大石櫂 | ① | 浜松開誠館中 | FW山本洸弥 | ② | Honda FC |
試合開始早々の前半3分、ハーフラインを少し超えたあたりの左サイドタッチライン際で開誠館がフリーキックを獲得。MF水谷健斗が入れたボールをFW服部洸太郎がバックヘッドを決めて開誠館が先制。服部洸太郎はこれが公式戦初得点とのこと。
前半はこのあと得点は動かず。前半20分頃から明誠の左SH平井大都がトップ下、FW萩原柊太が左SHにポジション移動し、4-2-3-1の形に。平井がかなり攻撃に絡んでいました。
ハーフタイムでは各チーム1人ずつ選手交代。開誠館はいつものように左WB友田龍成を下げて田中脩を投入。明誠は早くも10番MF鈴木洵を下げて大西海飛を投入。
後半も開始早々に試合が動きました。後半5分のコーナーキック、中で森下太陽が反応するものの流れてしまいますが、流れたボールに先制点を決めた服部洸太郎が反応。最後は森下が押し込んで追加点。
対する明誠は後半10分、FW萩原柊太に代わって入ったFW塚原豪のクロスが開誠館DF窪田佑介の腕に当たったとして明誠がPK獲得。キング栄志が決めて明誠が1点を返しました。ただ、映像を見る限り当たっていたのは窪田の腕ではなく顔だったようです。
ここから明誠は攻勢を強め、布陣も4-2-3-1というよりはMF羽多野泰志をアンカーにしてMF平井大都とMF大西海飛の2IHという攻撃的な形で攻め続けました。
後半32分、明誠は左SB西原慧に代えてMF岡本汐音を投入。岡本がIHに入り、大西海飛が左SBへ。
後半44分、塚原豪がこの日1本目のロングスローを投げるも得点にはつながらず。開誠館が1点差を守り切って決勝進出しました。
所感
前半は開誠館のゲーム、後半は明誠のゲームでした。試合開始早々に先制した開誠館は余裕を持って試合を進めることができ、一方明誠はボールを持てるものの攻めあぐねてチャンスを作れずという前半。
後半は明誠がゴールに迫れるようになり、反対に開誠館が防戦一方の展開に。後半に入った開誠館MF田中脩も押し下げられてドリブル突破を仕掛けられた場面はほとんどなく、チャンスと言えるチャンスは1,2回あったかどうか。そんな中でもPKの1失点に抑えた開誠館の守備は見事でした。
開誠館は静学の連覇を止められるか
開誠館は決勝で静学と対戦。高校選手権静岡県大会の連覇は2007年と2008年に藤枝東が成し遂げたのを最後に15年間達成したチームはいません。(ちなみに2007年の全国選手権では藤枝東が準優勝。藤枝東には河井陽介、優勝した流経大柏には大前元紀がいました。)静学連覇を許すのか、開誠館が連覇を止めるのか、注目の一戦となります。
明誠はプレミアプレーオフ出場権を死守
明誠は負けてしまったものの、まだプレミア昇格という使命が残っています。現在暫定2位でプレミア昇格プレーオフ出場圏内にいます。また、ジュビロ磐田U-18が1試合未消化で、未消化試合の四日市中央工業戦(11/16試合予定)に勝てば得失点差で2位浮上という状態です。ここだけ切り取って見るとプレーオフ圏内維持は難しく見えますが、11/23に行われる第17節では藤枝明誠vs磐田U-18の直接対決が藤枝明誠のホームで行われます。ここに勝利すれば明誠のプレミアプレーオフ進出がグッと近づきます。
そして、最終節では明誠は藤枝東との藤枝ダービー、磐田U-18は清水エスパルスユースとの静岡ダービーという神懸かった日程となっています。仮に磐田U-18に勝ってプレミアプレーオフ進出を決めたとしても、最後藤枝ダービーに勝って臨むか負けて臨むかでは大きく違うはずですし、まずは磐田U-18との大一番に向けてモチベーション高く準備してほしいなと思います。