浜松開誠館が3年ぶり3度目の全国選手権に臨み、長崎代表の九州文化学園を2-0で下して2回戦に進出しました!

初の初戦突破
開誠館は今回が3度目の全国選手権ですが、過去2回は初戦敗退しています。
- 2018年度
- 浜松開誠館0-1長崎総科大附属
- 2022年度
- 浜松開誠館1(3PK4)1大津
2018年度はGK菅沼一晃(現・アビスパ福岡)、DF吉田真那斗(現・大分トリニータ)、MF弓場堅真(現・サガン鳥栖)、FW熊取谷一星(現・東京ヴェルディ)を擁して臨んだものの、長崎総科大附属にウノゼロ負け。
2022年度はDF八巻涼真(現・明治大)やDF岩﨑総汰(現・国士舘大)、MF松本大樹、FW菅原太一(現・法政大)、FW坂上輝(現・明治大)などを擁し、プリンスリーグ東海優勝、プレミア昇格まであと1勝まで迫った世代。この世代は初戦で優勝候補の大津相手にPK戦の末敗戦。大津は前回大会で準優勝し、MF碇明日麻(現・ハノーファーU23)やFW小林俊瑛(現・筑波大)を擁してこの年ベスト4までいきました。うーん、運が悪い。

今年の世代は全中優勝世代。創部初のインターハイ全国大会出場、全国初勝利を含む2勝を挙げて3回戦進出を果たしました。選手権ではどこまで行けるか。

試合記録

登録メンバー一覧はこちら。
ハイライト
スタメン

開誠館の布陣は4-2-3-1。GK吉田壮馬、4バックは右からDF水谷健斗、DF水野斗葵、DF礒部舜也、DF鈴木翔湧。ボランチはMF石川塔梧とMF加藤涼。2列目は右からFW岡田瑛太、MF間渕壱咲、MF宗像玲瑠。ワントップはFW松下蓮。
エースストライカーFW田窪悠己や10番でキャプテンのMF川合亜門などがベンチスタート。

九州文化学園のメンバー30人のうち8人がClub Atletico CELESTE(CAセレスト)、7人がVIVA!CALCIO出身。CAセレストは佐世保市のクラブチーム。VIVA!CALCIOは2019年にできた福岡のチームっぽいです。
試合経過
| 浜松開誠館 | 2-0 | 九州文化学園 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 得点 | ||||||
| 24宗像玲瑠(アシスト:11間渕壱咲) | 14分 | |||||
| 24宗像玲瑠(アシスト:11間渕壱咲) | 27分 | |||||
| 交代 | ||||||
| 11間渕壱咲 ③浜松開誠館中 | → | 10川合亜門 ③浜松開誠館中 | HT | |||
| 46分 | 18辻昂志郎 ②VIVA!CALCIO | → | 6立石大兜 ②CA CELESTE | |||
| 52分 | 11谷村哲平 ③CA CELESTE | → | 23菊地煌 ②VIVA!CALCIO | |||
| 17石川塔梧 ①豊橋デューミラン | → | 20古橋藍伍 ②浜松開誠館中 | 63分 | |||
| 19松下蓮 ③浜松開誠館中 | → | 9田窪悠己 ③浜松開誠館中 | 71分 | |||
| 24宗像玲瑠 ②浜松FC | → | 6濱中伊吹 ③Vervento京都 | 71分 | |||
| 77分 | 5川平遥也 ③V・ファーレン長崎U-15 | → | 28森新之介 ③ひびきSS | |||
| 77分 | 23菊地煌 ②VIVA!CALCIO | → | 13田栗跳夢 ②CA CELESTE | |||
| 7岡田瑛太 ③浜松開誠館中 | → | 27小關陽生 ②浜松開誠館中 | 82分 | |||
| SUBSTITUTE | ||||||
| GK12宮井駿 | ③ | 浜松開誠館中 | GK30山田優斗 | ② | CA CELESTE | |
| DF4岩瀬琢朗 | ③ | ワセダクラブForza’02 | MF7古瀬哉汰 | ③ | CA CELESTE | |
| MF15服部洸太郎 | ③ | 浜松開誠館中 | MF17本多流唯 | ③ | 長崎市立三重中 | |
| MF25髙橋成 | ③ | 西濃シティFC | MF19前田大和 | ③ | 佐世保市立小佐々中 | |
| MF20金子恋次 | ② | CA CELESTE | ||||
| 浜松開誠館 | 2-0 | 九州文化学園 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 後半 | 前半 | チーム合計 | 前半 | 後半 | ||
| 5 | 4 | 9 | シュート | 4 | 4 | 0 |
| 1 | 2 | 3 | GK | 7 | 2 | 5 |
| 2 | 1 | 3 | CK | 6 | 5 | 1 |
| 2 | 2 | 4 | 直接FK | 7 | 1 | 6 |
| 0 | 0 | 0 | 間接FK | 11 | 3 | 8 |
| 0 | 0 | 0 | (オフサイド) | 10 | 3 | 7 |
| 0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
所感
ポゼッションとドリブルを売りにする初出場の九州文化学園に対して多少押し込まれる時間はあったものの、後半のシュートを0本に押さえ込んで勝ました。前半立ち上がり5分の九州文化学園のポストを叩いたシュートは肝を冷やしましたけどね。
開誠館はFW松下蓮を中心に高い位置からハイプレスを掛けて九州文化学園のパスミスを誘い、試合を優位に進めました。松下は相手DFからボールを奪い取る場面も何回かありました。すごい。また、ドリブラーのFW岡田瑛太もドリブルで相手DF陣を抜きまくったかと思えば、相手ボールになった瞬間に相手に猛然とプレスを掛けに行き、泥臭い守備を見せました。開誠館の選手全員がサボらずにガツガツと身体をぶつけて相手のボールを奪いに行く姿勢、これが開誠館の開誠館たる所以だと思っていますが、しっかり出すことができて良かったと思います。
今日は2年生のMF宗像玲瑠が2ゴール。左サイドを抜け出して左脚を振り抜きました。宗像は県大会でも見ましたが、正直あまりパッとした活躍をせずにハーフタイムで交代しており、特徴がいまいち掴めなかった選手。しかし、今日の試合では裏抜けが武器のストライカー気質の選手だなぁという印象を強く受けました。この試合、開誠館はオフサイドを10回取られましたが、そのほとんどが宗像のもの。3点目かと思われたゴールもオフサイドで取り消しでしたし、ほかにもオフサイドじゃなければゴールになっていたであろう決定的な抜け出しがありました。次戦ではオフサイドにならないように気をつけてほしいところですが、それで裏抜けの回数が減るくらいであればオフサイドになってもいいからいくらでもチャレンジしてほしいなと思います。オフサイド100回取られてもそれで1点取って勝てればOKですし。


2回戦は興國
2回戦は帝京大可児を2-0で下した興國。U-17日本代表MF樺山文代志がメンバー外となっているものの、アルビレックス新潟加入内定のU-18日本代表DF松岡敏也を擁する厄介なチーム。この試合では帝京大可児の細かいパスワークや足元のテクニックに振り回されはしたもののしっかり無失点に抑え、FW安田光翔の2ゴールで勝利しました。

個人的には1/31の2回戦は自宅観戦して、その次の1/2の駒澤陸上での試合を現地で観ようかなと思っています。頑張ってください。

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