全国高校サッカー選手権2025 1回戦 浜松開誠館vs九州文化学園

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浜松開誠館が3年ぶり3度目の全国選手権に臨み、長崎代表の九州文化学園を2-0で下して2回戦に進出しました!

“中学日本一世代”浜松開誠館が3度目の挑戦で選手権初勝利!2年生MF宗像の2発で初出場・九州文化学園を撃破 | ゲキサカ
第104回全国高校サッカー選手権1回戦が29日に行われ、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuの第2試合では浜松開誠館高(静岡)が九州文化学園高(長...

初の初戦突破

開誠館は今回が3度目の全国選手権ですが、過去2回は初戦敗退しています。

  • 2018年度
    • 浜松開誠館0-1長崎総科大附属
  • 2022年度
    • 浜松開誠館1(3PK4)1大津

2018年度はGK菅沼一晃(現・アビスパ福岡)、DF吉田真那斗(現・大分トリニータ)、MF弓場堅真(現・サガン鳥栖)、FW熊取谷一星(現・東京ヴェルディ)を擁して臨んだものの、長崎総科大附属にウノゼロ負け。

第97回全国高等学校サッカー選手権大会

2022年度はDF八巻涼真(現・明治大)やDF岩﨑総汰(現・国士舘大)、MF松本大樹、FW菅原太一(現・法政大)、FW坂上輝(現・明治大)などを擁し、プリンスリーグ東海優勝、プレミア昇格まであと1勝まで迫った世代。この世代は初戦で優勝候補の大津相手にPK戦の末敗戦。大津は前回大会で準優勝し、MF碇明日麻(現・ハノーファーU23)やFW小林俊瑛(現・筑波大)を擁してこの年ベスト4までいきました。うーん、運が悪い。

浜松開誠館 vs 大津 試合情報|第101回全国高校サッカー選手権大会|JFA.jp
第101回全国高校サッカー選手権大会 浜松開誠館 vs 大津の試合情報ページです。

今年の世代は全中優勝世代。創部初のインターハイ全国大会出場、全国初勝利を含む2勝を挙げて3回戦進出を果たしました。選手権ではどこまで行けるか。

日程・結果 [男子]|令和7年度全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会|JFA.jp
令和7年度全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会の日程・結果 ページです。

試合記録

浜松開誠館 vs 九州文化学園 試合情報|第104回全国高校サッカー選手権大会|JFA.jp
第104回全国高校サッカー選手権大会 浜松開誠館 vs 九州文化学園の試合情報ページです。

登録メンバー一覧はこちら。

ハイライト

スタメン

開誠館の布陣は4-2-3-1。GK吉田壮馬、4バックは右からDF水谷健斗、DF水野斗葵、DF礒部舜也、DF鈴木翔湧。ボランチはMF石川塔梧とMF加藤涼。2列目は右からFW岡田瑛太、MF間渕壱咲、MF宗像玲瑠。ワントップはFW松下蓮。

エースストライカーFW田窪悠己や10番でキャプテンのMF川合亜門などがベンチスタート。

九州文化学園のメンバー30人のうち8人がClub Atletico CELESTE(CAセレスト)、7人がVIVA!CALCIO出身。CAセレストは佐世保市のクラブチーム。VIVA!CALCIOは2019年にできた福岡のチームっぽいです。

試合経過

浜松開誠館2-0九州文化学園
得点
24宗像玲瑠(アシスト:11間渕壱咲)14分 
24宗像玲瑠(アシスト:11間渕壱咲)27分 
交代
11間渕壱咲
③浜松開誠館中
10川合亜門
③浜松開誠館中
HT   
   46分18辻昂志郎
②VIVA!CALCIO
6立石大兜
②CA CELESTE
   52分11谷村哲平
③CA CELESTE
23菊地煌
②VIVA!CALCIO
17石川塔梧
①豊橋デューミラン
20古橋藍伍
②浜松開誠館中
63分   
19松下蓮
③浜松開誠館中
9田窪悠己
③浜松開誠館中
71分   
24宗像玲瑠
②浜松FC
6濱中伊吹
③Vervento京都
71分   
   77分5川平遥也
③V・ファーレン長崎U-15
28森新之介
③ひびきSS
   77分23菊地煌
②VIVA!CALCIO
13田栗跳夢
②CA CELESTE
7岡田瑛太
③浜松開誠館中
27小關陽生
②浜松開誠館中
82分   
SUBSTITUTE
GK12宮井駿浜松開誠館中 GK30山田優斗CA CELESTE
DF4岩瀬琢朗ワセダクラブForza’02 MF7古瀬哉汰CA CELESTE
MF15服部洸太郎浜松開誠館中 MF17本多流唯長崎市立三重中
MF25髙橋成西濃シティFC MF19前田大和佐世保市立小佐々中
    MF20金子恋次CA CELESTE
浜松開誠館2-0九州文化学園
後半前半チーム合計前半後半
549シュート440
123GK725
213CK651
224直接FK716
000間接FK1138
000(オフサイド)1037
000PK000

所感

ポゼッションとドリブルを売りにする初出場の九州文化学園に対して多少押し込まれる時間はあったものの、後半のシュートを0本に押さえ込んで勝ました。前半立ち上がり5分の九州文化学園のポストを叩いたシュートは肝を冷やしましたけどね。

開誠館はFW松下蓮を中心に高い位置からハイプレスを掛けて九州文化学園のパスミスを誘い、試合を優位に進めました。松下は相手DFからボールを奪い取る場面も何回かありました。すごい。また、ドリブラーのFW岡田瑛太もドリブルで相手DF陣を抜きまくったかと思えば、相手ボールになった瞬間に相手に猛然とプレスを掛けに行き、泥臭い守備を見せました。開誠館の選手全員がサボらずにガツガツと身体をぶつけて相手のボールを奪いに行く姿勢、これが開誠館の開誠館たる所以だと思っていますが、しっかり出すことができて良かったと思います。

今日は2年生のMF宗像玲瑠が2ゴール。左サイドを抜け出して左脚を振り抜きました。宗像は県大会でも見ましたが、正直あまりパッとした活躍をせずにハーフタイムで交代しており、特徴がいまいち掴めなかった選手。しかし、今日の試合では裏抜けが武器のストライカー気質の選手だなぁという印象を強く受けました。この試合、開誠館はオフサイドを10回取られましたが、そのほとんどが宗像のもの。3点目かと思われたゴールもオフサイドで取り消しでしたし、ほかにもオフサイドじゃなければゴールになっていたであろう決定的な抜け出しがありました。次戦ではオフサイドにならないように気をつけてほしいところですが、それで裏抜けの回数が減るくらいであればオフサイドになってもいいからいくらでもチャレンジしてほしいなと思います。オフサイド100回取られてもそれで1点取って勝てればOKですし。

1点目
2点目

2回戦は興國

2回戦は帝京大可児を2-0で下した興國。U-17日本代表MF樺山文代志がメンバー外となっているものの、アルビレックス新潟加入内定のU-18日本代表DF松岡敏也を擁する厄介なチーム。この試合では帝京大可児の細かいパスワークや足元のテクニックに振り回されはしたもののしっかり無失点に抑え、FW安田光翔の2ゴールで勝利しました。

帝京大可児 vs 興國 試合情報|第104回全国高校サッカー選手権大会|JFA.jp
第104回全国高校サッカー選手権大会 帝京大可児 vs 興國の試合情報ページです。

個人的には1/31の2回戦は自宅観戦して、その次の1/2の駒澤陸上での試合を現地で観ようかなと思っています。頑張ってください。

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