プレミアWEST第5節 清水エスパルスユースvs大津高校

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高校年代最高峰の大会、プレミアリーグ

ついに来てしまいました・・・笑

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まえがき

2日連続観戦予定が・・・

本当はこの試合の前日、4/30に行われたプレミアEAST第5節JFAアカデミー福島vs前橋育英を観戦する予定でした。

 

158センチの10番FW高足善やU-16日本代表DF山田佳、U-17日本代表MF小池直矢、U-17日本高校選抜MF根津元輝、MF徳永涼など注目選手が多い前橋育英。対して日本代表に選ばれる突出した選手がいないながらも首位川崎ユースに引き分け、青森山田に初黒星をつけたJFAアカデミー福島

これまた注目の一戦でした。

 

試合会場はJFAアカデミーのホーム時之栖スポーツセンター時之栖Aグラウンド。

 

と、思ってたのですが、この試合だけ千葉県のJFA夢フィールドでの開催だったらしく、結局見れなかったんですよね。会場違うの知らなかった。笑

 

時之栖スポーツセンターって拠点が時之栖、裾野、うさぎ島の3つあるんですよ。

(本当は富士宮にもあるみたいですけど場所が全然違うので割愛)

tokispo.com

 

 

で、時之栖Aグラウンドに行ったら市立船橋vs松本国際の試合をやっていたようで・・・

 

裾野Aグラウンドへ移動するも・・・誰もいない!

 

ここでもう一度会場確認してようやく事態を把握しました。ミスった。

まあ、これで時之栖Aグラウンドの場所を把握したので、今度は迷わず行ける。ポジティブ。

 

プレミア観戦はアイスタまで車でGO!

プレミア観戦では、自家用車をアイスタの駐車場に無料で駐車可能です。Jリーグを見に行く時みたいにドリプラの近くに駐車してからバスに乗車しアイスタへ向かう、というような必要はありません。車で一発でバスの降車場所まで行けます。

帰りの長時間のバス待ちや鮨詰め状態でのバス移動の必要はありません。ノンストレス。

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ついでに試合観戦にはお金はかかりません。気が向いた時にふらっと向かえばOKです。

(ただし、有観客か否かの確認だけはしてください。)

www.s-pulse.co.jp

 

公立の雄、大津高校

昨年はプレミアWEST4位、インターハイベスト8、高校選手権準優勝と好成績を残した大津。プレミアではEASTの市立船橋しかほかに公立高校がいないため、まさに”公立の雄”です。

 

メンバーはMF碇(いかり)明日麻など熊本出身の選手を中心に、サガン鳥栖U-15唐津や福岡のFC NEOなど九州の強豪からもメンバーが集まっています。10番MF田原(たばる)瑠衣はFC NEO出身です。また、数は多くありませんが、関東からもメンバーが来ます。エースのFW小林俊瑛(しゅんえい)は神奈川の藤沢市鵠沼(くげぬま)中から大津の門をたたきました。

 

高校選手権の決勝はプレミアWEST4位の大津とプレミアEAST1位の青森山田という好カード。好ゲームになることを期待していましたが、結果はシュート0本の0-4で完敗。

小林は完璧に抑えられて良いところなし、碇に関してはそもそも出場しておらず、もやもやした気持ちが残っていました。

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田原も途中出場しましたが、あれだけの劣勢を押し返すだけの力はなく・・・

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その後、小林は選手権後のJヴィレッジ杯でU-17日本高校選抜としてプレーし、7得点で得点王、そしてMVPを獲得。また、U-19日本代表にも飛び級で選出されました。

web.gekisaka.jp

 

碇もJヴィレッジ杯でU-17日本代表に選ばれましたし、小林と共にU-17日本高校選抜に選ばれたMF田原瑠衣は新チームの10番になりました。

 

高校選手権から一皮むけたチームが見られる。

ぜひもう一度大津を見てみたいなと思っていました。

 

清水ユース、今年も逸材揃い

清水ユースは大会の成績もさることながら、毎年選手をトップチームに送り出している印象があります。

2018年はDF伊藤研太、MF滝裕太、FW平墳迅。

2019年はGK梅田透吾。

2020年はDFノリエガエリック、FW川本梨誉(りよ)。

2021年はMF成岡輝瑠(ひかる)。

今シーズンはDF菊地脩太とFW千葉寛汰。

 

今年のユースもGK北村風月(2年、東京V JY)、MF安藤阿雄依(3年、VITTORIAS FC)、MF山田理矩(3年、清水JY)、MF矢田龍之介(1年、1FC川越水上公園)が2種登録されており、トップチーム昇格の可能性が高いと思います。

 

また、山田、安藤に加えてSB石川晴大、MF渡邊啓佳、FW斉藤柚樹は3月に行われたヤングサッカーフェスティバルで静岡県ユース選抜としてプレーしましたし、更に石川と安藤はJヴィレッジ杯でU-17日本代表に選出されています。

 

個人的にはヤングサッカーフェスティバルで安藤と斉藤に度肝を抜かれていて、所属チームではどんなプレーをするのか見たかったところ。

ヤングサッカーフェスティバルでは8番が安藤、9番が斉藤。10番だった静学の髙橋隆大がほとんどの時間帯で消えていたのに対し、164センチと身長も大きくは変わらない安藤は左右両サイドからドリブルで日本高校選抜守備を切り裂きました。

斉藤は175センチとそこまで大柄ではありませんが、DFを背負った野獣味のあるプレーは秀逸でした。

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加えて、1年生ながら2種登録されているMF矢田はプレミア全試合にほぼフルタイム出場し、ルーマニア遠征を行うU-16日本代表に選ばれています。

 

 

試合結果

清水エスパルスユース 4ー0 大津高校

www.jfa.jp

 

スタメン

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交代

清水エスパルスユース

57分

①9成澤→8田中侍賢(2年:清水JY)

83分

②22矢田→26仲野丈翔(2年:清水JY)

89分

③5後藤→3浅井寛大(3年:清水JY)

④15太田→12笹原堅信(3年:清水JY)

 

大津高校

HT

①13中馬→17香山太良(3年:北九州U-15)

②28嶋本→6浅野力愛(3年:レタドール熊本SC)

③18山川→14稲田翼(2年:ブレイズ熊本)

83分

④10田原→7岩崎大翔(3年:ヴィングラッソ大分FC)

⑤24坂本→20日置陽人(2年:ブレイズ熊本)

 

得点者

清水エスパルスユース

3分      9成澤夢行

14分 11斉藤柚樹(アシスト:6石川晴大)

40分 9成澤夢行(アシスト:11斉藤柚樹)

61分 6石川晴大

 

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ハイライト

youtu.be

 

注目選手は軒並み先発

清水ユースは4/9の静岡ダービーで負傷した10番山田理矩がベンチ外となったものの、左SB石川、右SB渡邊、ボランチ矢田、右SH安藤、FW斉藤と注目選手は全員先発。

 

大津はFW小林、右SH田原、そして碇が今節はCBとして先発。

ボランチが本職の碇は186センチの大型選手。アーセナル冨安や川崎フロンターレ谷口や板倉、シュツットガルト伊藤など多くの大型ボランチがプロでセンターバックにコンバートされており、碇もそのパターンなのかなと思いましたが、負傷離脱している野田翔升(かける)の代役だったみたいですね。そして碇はFWもできるとのこと。ユーティリティすぎる。笑

 

前半は清水ユース、後半は大津ペース

雨の中での一戦。両チームとも時々足を滑らせる場面もありやりにくそうでしたが、前半は圧倒的に清水ユースのペース。

スリッピーなピッチの中パスを回すのに苦慮していた大津に対し、清水ユースはいち早く順応し、足元へ早いボールをつけることができていました。大津はいつもの感覚で足元ではなくちょっと先のスペースにパスを出してしまってパスがズレてしまう場面が前半は多かったように思います。

 

清水ユースはGKも含めてDFラインでボールを繋いでいくスタイル。

無理せずDFラインでボールを回し、主に右サイドの安藤を使ってドリブル突破を図ります。また、時折ロングボールを使い、斉藤が収めて二次攻撃につなげるプレーもありました。

特に安藤は前半からドリブルで無双していました。ボールを失ってもすぐに奪い返しに行きますし、やはり良い選手だと感じました。

 

大津は前半はほとんど防戦一方。小林はことごとく競り負け、右サイドの田原にボールを集めて攻撃しますが、清水ユース陣内深いところまで入れても最後のクロスやシュートまでなかなか持ち込めず。相手が日本代表というのもあると思いますが、仕事をさせてもらえずに前半終了しました。

 

後半は逆に大津がチャンスを多く作りました。

ハーフタイムで怒りの3枚替え。特に左サイドに入った香山は最後クロスまで持ち込む場面も多く、良いプレーが多かったです。

 

清水ユース斉藤と大津小林、対照的な存在感

清水ユースFW斉藤柚樹はヤングサッカーフェスティバルで見せたような競り合いの強さをこの日も披露。グラウンダーのボールでは相手DFを抑えながら、ハイボールも胸でしっかり収め、攻撃を活性化させました。また、ポストプレーだけでなく、サイドでボールを受けたら果敢に1対1を仕掛けていました。ポストプレイヤーってドリブルがうまいイメージが全然ありませんが、斉藤は両方できてしまうようです。すごい。

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対する大津FW小林はロングボールを全く収められず、全部弾き返され攻撃の形が全く作れず。

どの記事を読んでいてもポストプレーが長所って書いてあるのに、私が見てる前ではその片鱗すら見られていません。

青森山田戦ではさすがに相手が強すぎたのかなと思っていましたが、今日の清水ユース相手でもポストプレーを見せられず。青森山田戦でも思いましたが、そもそも競る気あるのか?と思わせる軽さ。前半に1本強引にロングシュートを放った場面はすごいと思いましたが、他に目立った場面は全くと言っていいほどなく。。。

 

ほかにも大津で良いなと思った選手は、ボランチの坂本龍之介と後半から左SHに入った香山太良(かやまたいら)。

ボランチの位置に入った坂本は特別目立つ存在ではありませんでしたが、足元が上手く、前半からミスが少なくボールの落ち着き所になっていました。

香山の入った後半は、大津イレブンみんな気合い入ってたってこともあったかもしれませんが、左サイドから突破してクロスを上げる場面が急増、明らかなストロングポイントとなっていました。香山は2ndチームの一員としてプリンスリーグにも出てるみたいですね。第1節福岡U-18戦で2ゴール、第2節日章学園戦でもゴールしています。

今後も継続してプレミアで見られそうですね。

 

あとがき

将来のプロ選手を探す楽しみ

高校サッカーの醍醐味の最たるものは、やはり将来のプロを探すことですよね。

無名の選手に目をつけ、その選手がプロになったとき、さらには大物になったときの誇らしさですよね。私はまだそういう経験ないですが。笑

 

エスパルスユースは今年も何人かトップに送り込むと思います。

一番可能性があるのはやはり安藤ですかね。斉藤も個人的には期待していますが、2種登録されていないし代表にも選ばれていないので大卒でのプロ入りになるのかなあって感じです。あと、10番の山田もトップに上がるんだろうなあと思います。かなり期待されてるみたいだし。正直私はヤングサッカーフェスティバルでそこまで気にしていなかったので・・・まさかエスパルスユースの10番とは思っていなかったですし・・・目が節穴ですね。

 

大津はどうでしょうね。小林はジャーナリストの方々からは好評ですけど、果たして高卒でプロ入りできるか。私の見てた2試合では全くいいところありませんでしたからね。空中戦から逃げているようにも見える場面があったのはいただけないですし、まだ空中戦が長所とは言えないのかなと思います。ポストプレーがどんな相手にもできるようになり、かつ得点を多く決められるようになればプロは固いかなと思いますが、どうしても現状は日本人には少ない191センチという高身長のポテンシャル枠にしか見えないです。

次に大津を見るのはおそらく7/10の愛鷹での静学戦。U-18日本代表CBの行徳がいますし、ここで今度こそ成長した姿を見れたらと思います。

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