プリンス東海2025 清水エスパルスユースvs静岡学園B

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プリンスリーグ東海第14節、清水エスパルスユースvs静岡学園Bの試合です。昨年もホーム&アウェイ両方現地観戦して、今年もホーム&アウェイ両方観戦となりました。アイスタ、時之栖、草薙、そしてエスパルス三保と全部別会場。

清水エスパルス公式HPで案内が出ていましたが、ここに辿り着くまでの道がよくわからず・・・。車を運転していて左手側にエスパルスの人工芝グラウンドがあり、通り過ぎてあれ?もしかして今のが三保グラウンドか?と焦っていたら上記の案内通り料金所が見えてなんとか到着。通り過ぎたのはエスパルス育成グラウンドだったようです。

500円で1日中駐車可能らしい

試合記録

第14節 結果 : 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ東海
【10月11日(土)-13日(月祝)】試合結果(一覧) 星取表 得点者リスト 警告・退場者リスト 出場記録 藤枝東 2-0 グランパスB 東海大翔洋 1-1 藤枝明誠 浜松開誠館 2-0 ジュビロ 富士市立 1-4 帝京大可児 エスパルス ...

スタメン

清水ユースの布陣は4-4-2。GK後藤悠貴、4バックはDF岩永京剛、DF安本桜亮、DF岩尾健琉、MF針生涼太。中盤は右からMF山崎瑛晴、MF市川幸優、MF河波飛和、MF杉山琥二郎。2トップはMF土居佑至とFW中村扇大。針生と土居は来季トップ昇格が内定しています。また、河波と山崎、そしてベンチのFW澤田卓磨は国スポ準優勝メンバー。

静学も4-4-2。GK福元泉太、4バックはDF村山陽紀、DF飯尾善、DF林奏汰、DF豊田葉清。ボランチはMF杉ノ原芽生とMF青山大晟の1年生コンビ。右SHにMF加集啓太、左SHに安永龍生。2トップはFW沢井翼とFW渡邉怜央。ベンチスタートのMF佐野泰聖は国スポ準優勝メンバー。また、DF村山陽紀は一昨日のプレミアWEST名古屋グランパスU-18戦で途中出場、DF林奏汰もベンチ入りしていました。

スタッツ

清水ユース2-0静岡学園B
後半前半チーム合計前半後半
11213シュート422
033GK1248
213CK633
7310直接FK413
000間接FK211
000(オフサイド)211
000PK000

試合経過

清水エスパルスユース2-0静岡学園B
得点
30山崎瑛晴(アシスト:8土居佑至)28分 
8土居佑至(アシスト:9中村扇大)75分 
交代
   54分2村山陽紀
③名古屋グランパスU-15
18藤田一駿
②静岡学園中
   54分22杉ノ原芽生
①静岡学園中
7佐野泰聖
②千里丘FC
30山崎瑛晴
①清水エスパルスJY
29澤田卓磨
①清水エスパルスJY
63分   
   71分24青山大晟
①ジュビロ磐田U-15
6泉新
②静岡学園中
27河波飛和
①清水エスパルスJY
28佐野丈梓
①清水エスパルスJY
81分   
   86分10沢井翼
②VIVAIO船橋
5大島颯太
③アイリス住吉
   86分12渡邉怜央
②清水エスパルスJY
23川口絆吹
①静岡学園中
9中村扇大
③清水エスパルスJY
35木村隆之介
①ブレイズ熊本
90+3分   
SUBSTITUTE
GK16大石息楓清水エスパルスJY GK17尾原凱プレジール入間
DF6岡村直紀清水エスパルスJY MF19岡田湊空静岡学園中
DF33川嶋優太清水エスパルスJY    
MF14鈴木晴智清水エスパルスJY    

立ち上がりは4バックを中心に無理に攻めずサイドを変えながらじっくり機を伺う清水ユースのペース。清水ユースは基本的に左サイドの針生涼太&杉山琥二郎の世代別代表コンビの左サイドからの攻撃。静学は高い位置でボールを奪ってFW渡邉怜央がシュートを放つなどシュートチャンスがないわけではないものの、苦し紛れのロングボールが多くなりペースを握れない展開が続きます。

このシュートは枠へ飛ぶもGK後藤悠貴のナイスセーブ

28分、清水ユースの2年生10番MF杉山琥二郎がドリブルでペナルティエリア内に侵入。ゴール前で混戦になったところを最後1年生MF山崎瑛晴がクロスバーに当てながらも押し込み先制。ここまでほとんどボールが回って来ずに存在感の薄かった山崎が結果で存在感を見せました。

この混戦のなかMF山崎瑛晴(30番)が左足を振り抜いて清水ユースが先制

この後、静学はコーナーキックを連続で獲得するなどチャンスを作ったものの無得点。清水ユースが1-0でリードして前半終了。

ショートコーナーからMF加集啓太がシュートを放つ

ハーフタイムは両チーム交代なし。

後半立ち上がり、中盤低い位置で静学MF杉ノ原芽生がボールを奪われてあわや失点という場面が2回連続し、悔しい途中交代。杉ノ原とDF村山陽紀に代えてMF佐野泰聖とDF藤田一駿を投入。

対する清水ユースは先制点を決めたMF山崎瑛晴に代えて同じく1年生のFW澤田卓磨を投入。澤田がFWに入り、MF土居佑至が右SHへ。

75分、右サイドのハーフラインを少し超えたところでMF加集啓太がDF針生涼太と1対1を仕掛けるも抜ききれず。諦めてパスを出したところそれをMF河波飛和がカット。FW中村扇大に繋いで中村がグラウンダーのクロス。ファーに走り込んだ土居がフリーで合わせて清水ユースに追加点。また、この時に加集は足を攣ったようなそぶりを見せました。

加集が突破を図るも針生を抜くことができず
最後は土居が合わせて清水ユースが2点目

この後、静学もFW渡邉怜央がシュートを放つなどチャンスを作るも無得点。

清水ユースは河波に代えてMF佐野丈梓を左SHに投入。MF杉山琥二郎がボランチに。

静学も2トップのFW沢井翼と渡邉を下げてDF大島颯太と1年生MF川口絆吹を投入。なんと2人ともそのまま2トップで起用。しかも大島を使ったパワープレーをするのかと思ったらこれまでのやり方を変えずにプレーしていました。かなり意外な起用。

本職DFの大島颯太はFWとしてプレー

後半AT、静学のコーナーキック。キッカーを務めたMF安永龍生は蹴った後に足を攣り、副審に足を伸ばしてもらう事態に。清水ユースFW中村扇大も足を攣った?状況の中、最後に左SHのMF佐野丈梓のクロスを土居がダイビングヘッドし、その後の流れで清水ユースの選手がボレーシュートを枠外に外したところで試合終了。ほぼ決定機を作らせなかった清水ユースが2-0で勝利しました。

所感

清水ユースが静学相手ににほとんど決定機を作らせずに危なげなく勝利してシーズンダブル達成。見返して気づきましたが、清水ユースのスタメンは前半戦と後半戦で全く同じですね。

今年の清水ユースはMF杉山琥二郎が左SHで起用されています。前半戦で対戦した時はドリブルで仕掛ける場面はあまりなかったような記憶がありますが、今節では積極的に仕掛けていたような気がします。普通にアタッカーだなと思いました。後半途中からボランチにポジションを変えたことを考えても、クラブとしては最終的にボランチで考えているんだろうと思いますが、着々と怖い選手になっていっていると思います。あとはミドルシュートか。

守備もガツガツ

1年生でスタメンだったMF河波飛和とMF山崎瑛晴。

山崎は左利きの右SHで、かなりカットインしたがるタイプ。ただ、そのストロングポイントは周知の通りなので、静学DF陣は中をしっかり切って対応。この試合ほぼ目立つことはできませんでしたが、それでも先制点をマークしたのはさすがでした。

河波は国スポで大きく株を上げた選手。この試合では目立ったプレーはなかったものの、常にボールを受けられる位置にいて気の利く選手だなと思いました。

[MOM5233]静岡県MF河波飛和(清水ユース/1年)_抜群のセカンド察知力と奪取力。小柄なボランチが”縁の下”で輝く | ゲキサカ
「下からチームを支えていけるような感じで、そういう役割を担っていると思っています」。静岡県を“縁の下”か...

今年の静学のBチームはショートパスで打開するような場面があまりないような気がしています。静学はドリブルとショートパスを織り交ぜた攻撃が伝統と言われていますが、あまりそのように感じなかったなぁと思います。

この試合では陣地回復のための苦し紛れのロングボールが特に前半多かったですが、そういうところで10番のFW沢井翼のキープ力を生かす戦い方できたら良かったのですが…。まだまだ改善の余地あり。

順位

順位は以下の通り。藤枝東と帝京大可児は10/4に先行して第15節を終えています。

清水ユースが今節の勝利で11勝3分の無敗で首位独走中。2位のジュビロ磐田U-18は浜松開誠館に0-2で敗れたため勝点を伸ばせず、清水ユースとは残り4試合で勝点8差となっています。次の試合で勝点差が10以上に広がるとその時点で清水ユースのプレミアプレーオフ進出が決定します。

チーム勝点第15節第16節第17節第18節
磐田U-1828静岡学園B藤枝東藤枝明誠清水ユース
浜松開誠館27清水ユース東海大翔洋帝京大可児静岡学園B

2位争いは磐田U-18と浜松開誠館の2チーム。藤枝東は残り3試合全勝しても勝点32、東海大翔洋も残り4試合全勝して勝点33なので望み薄か。ちなみに藤枝東は残留を確定させています。

残留争いは数字上5位東海大翔洋まで含まれていますが、現在の残留ラインは勝点23なのであと1勝すれば残留。静学も1勝すれば残留はほぼ確定と見ていいでしょう。残留争いは事実上藤枝明誠、帝京大可児、富士市立、名古屋グランパスU-18Bの4チームとなります。

チーム勝点第15節第16節第17節第18節
藤枝明誠16富士市立清水ユース磐田U-18藤枝東
帝京大可児14名古屋B浜松開誠館東海大翔洋
富士市立10藤枝明誠静岡学園B東海大翔洋名古屋B
名古屋U-18B9東海大翔洋帝京大可児静岡学園B富士市立

藤枝明誠はあと2勝すれば残留ほぼ確実。清水ユースと磐田U-18との試合が残っているものの、次節の富士市立との直接対決、そしてこの世代の総決算となる最終節での藤枝ダービーに勝利して是が非でも残留したいところ。

富士市立は藤枝明誠、名古屋U-18Bとの直接対決がまだ残っています。また、その他の試合もプレミアプレーオフ争い組ではないのでまだ勝利の目があるか。頑張ってほしいところ。

ところで、プリンスリーグは関東、北信越、関西、九州では2部制となっていますが、東海も2部制にした方が良いのでは?と個人的には思っています。帝京大可児は県リーグとプリンスリーグを行ったり来たりしていますが、県リーグをいつも圧倒的な成績で優勝します。昨年は16勝1分1敗、110得点17失点でした。

岐阜県1部リーグ2024戦績表

三重県でも同様で、四日市中央工業や三重あたりが圧倒的な成績を残します。ちなみに今年は第14節終了時点で三重が全勝中の得失点差112という意味のわからない結果を残しています。

三重県1部リーグ2025戦績表

静岡と愛知の県1部は実力が拮抗しているので別に問題ないのですが、岐阜や三重のように数チーム実力が飛び抜けてしまっているのであれば、2部制にしてワンクッション入れた方が同等レベルのチームと戦う機会が多くなると思いますし、他のチームにもプリンスリーグ昇格の可能性が出てくるので盛り上がるのではと思います。お金のこともあるので実現可能性は分かりませんが。まあ、余談です。

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