プリンス東海2025 ジュビロ磐田U-18 vs 名古屋グランパスU-18B

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久しぶりに浜松に行く用事があったので来てみました。

こんなに人がいないのも変な感じ

ジュビロ磐田U-18に元川崎フロンターレU-18のFW奥田悠真が移籍していることが発覚し、一度見に行きたいと思っていました。名古屋グランパスU-18Bにも気になる選手がいましたし、この日を逃すと磐田の試合を見に行く機会がなさそうだったので、半ば無理やり観戦をぶち込みました。

試合記録

第12節 結果 : 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ東海
【9月20日(土)】試合結果(一覧) 星取表 得点者リスト 警告・退場者リスト 出場記録 浜松開誠館 0-0 藤枝東 静岡学園Ⅱ 2-3 東海大翔洋 ジュビロ 3-2 グランパスB 帝京大可児 2-3 藤枝明誠 富士市立 0-3 エスパルス

スタメン

ジュビロ磐田U-18のフォーメーションは3-3-2-2のような形。GKは3年生のGK杉浦凛乃助。3バックは右からDF山本晄大、DF平岩煌麻、DF森島皐雅。アンカーはMF伊藤誓良。インサイドハーフに川崎フロンターレU-18から加入したFW奥田悠真、DF小澤有悟の世代別代表経験者。ウイングバックにMF髙澤海志とMF河合航希。2トップはFW持永藍雅とトップ昇格内定している10番石塚蓮歩。

石塚と同じく来季トップ昇格が内定しているDF甲斐佑蒼はトップチームに帯同し、藤枝MYFCとの蒼藤決戦にベンチ入りしているため不在。

【公式】藤枝vs磐田の試合結果・データ(明治安田J2リーグ:2025年9月20日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)
Jリーグの試合日程と結果一覧。試合日には速報もご利用いただけます。

名古屋グランパスU-18Bは3-4-2-1。GKは加藤直太郎。3バックはDF石貝魁伸、DF竹内悠三、DF宮本新。ボランチはMF斎藤太陽とMF井内庸介で、ウイングバックは水野優人と足立惺洋。シャドーがMF中條遼人とスタメン唯一の3年生MF平川大翔、ワントップに石田翔琉。

加藤は今季プレミアに8試合出場している2年生GK。竹内は中学3年生ながらU-16日本代表に選ばれている選手で、U-15ではFWとしてプレーし10番を背負っています。井内もU-16日本代表で、身長188センチの大型ボランチです。

スタッツ

磐田U-183-2名古屋U-18B
後半前半チーム合計前半後半
11314シュート651
235GK1358
11213CK330
628直接FK220
011間接FK220
011(オフサイド)220
000PK000

試合経過

ジュビロ磐田U-183-2名古屋グランパスU-18B
得点
 12分19石田翔琉
8髙澤海志(アシスト:10石塚蓮歩)54分 
10石塚蓮歩(アシスト:11森島皐雅)57分 
 60分19石田翔琉(アシスト:39足立惺洋)
12服部公紀(アシスト:33中谷桜太朗)76分 
交代
5小澤有悟
③ジュビロ磐田U-15
17西岡健斗
②ジュビロ磐田U-15
58分8平川大翔
③名古屋グランパスU-15
36池田歩弘
①名古屋グランパスU-15
9持永藍雅
③ジュビロ磐田CENTRAL
12服部公紀
②ジュビロ磐田WEST
58分23中條遼人
②名古屋グランパスU-15
35山口雅貴
①名古屋グランパスU-15
7河合航希
③ジュビロ磐田U-15
33中谷桜太朗
①ジュビロ磐田U-15
72分   
   77分19石田翔琉
②名古屋グランパスU-15
7神田龍
③名古屋グランパスU-15
   77分30齋藤太陽
①名古屋グランパスU-15
26大見咲新
②名古屋グランパスU-15
8髙澤海志
③ジュビロ磐田U-15
23一木朝日
③ジュビロ磐田U-15
90+1分   
36奥田悠真
②川崎フロンターレU-18
2伊藤心音
②ジュビロ磐田U-15
90+1分   
   90+2分39足立惺洋
①名古屋グランパスU-15
43上阪碧都
①名古屋グランパスU-15
SUBSTITUTE
GK1吉岡幹太ジュビロ磐田U-15 GK41水谷來夢中③名古屋グランパスU-12
DF3横山航大ジュビロ磐田EAST DF12丸山世来人名古屋グランパスU-15

前半12分、MF中條遼人のシュートを磐田GKがセーブしたこぼれ球をFW石田翔琉が押し込んで名古屋Bが先制。

前半は磐田がボール保持するものの押し込むまでには至らず、名古屋Bが鋭いカウンターからチャンスを作るという五分五分の展開で、0-1で名古屋Bリードのままハーフタイムに突入しました。

後半、磐田はインサイドハーフの奥田悠真が積極的に攻撃に絡んでシュートまで持ち込むなど、磐田が押し込んで攻め続ける展開。

54分、FW石塚蓮歩がペナルティエリア内でドリブル突破を図るものの、倒れて失敗に終わります。しかし、そのこぼれ球をDF髙澤海志が拾ってシュートを放つと、名古屋BのGK加藤直太朗の手を弾いてそのままゴールに入り、磐田が同点に。

さらに57分、FW森島皐雅のコーナーキックを石塚が押し込んで逆転に成功。

しかし、58分に両チームともに2枚替えした直後の60分にカウンターから石田がゴールを決めて2-2の同点に。

交代選手の確認をしている間に気づいたら同点になっていた

72分には左WBのMF河合航希を下げて右WBに1年生MF中谷桜太朗を投入。

76分、交代で入ったばかりの中谷のコーナーキックに途中交代で入ったFW服部公紀がニアに飛び込んで頭で逸らしてゴール。このまま逃げ切った磐田が勝利し、2位をキープしました。

このゴールが決勝点に

所感

試合全体としては、ボールを繋いで攻める磐田と長いボールが多めの名古屋という形でした。後半は特にその様相がはっきりしており、磐田がほとんどずっと攻めていて名古屋陣内に押し込んでいました。前半、磐田はサイドで1対1になっても仕掛ける素振りすらあまり見せずにすぐに後ろに戻す消極的なプレーが多く感じましたが、後半は左サイドの河合航希や奥田悠真、石塚蓮歩がドリブル突破を図るようになり、躍動感がありました。ただし、プレミアに上がることを考えると、まだ武器が少ないような気がします。1,2年生主体の名古屋B相手に2失点していることや後半あれだけ攻めていたのに3点しか取れなかったのは課題かなと思います。

この試合を見に来たのは、元ヤンフロのFW奥田悠真と名古屋のDF竹内悠三、MF井内庸介を見たかったから。この機会を逃すと今季は見れそうになかったので、見れて良かったです。

奥田はヤンフロではU-15時代にストライカーとして活躍しており、世代別代表にも入っていました。今年の6月頃に磐田に移籍したようで、9月頃から公式戦に出るようになっています。

磐田でも点を取っていたのでてっきりFWやってるのかと思ったら中盤やってました。DFラインでボールを回している時はボランチの位置まで下がってパスを捌き、機を見て上がってシュートまで行くスタイル。特に後半は高い位置をキープして左サイドからドリブルしたり、かなり攻撃に関与していました。コーナーキックでキッカーを務めていましたし、周囲から信頼は得られている模様。頭0.5個分抜けている感じがしました。このまま中盤で行くのかFWに戻すのかは分かりませんが、今後も見守っていきたいと思います。そして、世代別代表復帰にも期待したいです。

特に後半積極的にゴールを狙いに行った

名古屋のDF竹内悠三は3失点したものの難なくこなしていたなという印象。フィジカルで負けるようなことも全然なかったです。U-16日本代表に飛び級で招集されていたりFW経験もあることを踏まえると磐田のプレスを剥がすくらいやってほしいと思わなくもないですが、それは今後の課題かなと思います。来年以降も二刀流で行くのかどちらか一本でいくのか、こちらにも注目。

井内庸介はたしか去年のクラブユース選手権でデカくて上手いみたいな印象を持ったような、周りのユース893なフロサポもなんだコイツみたいな反応していたような記憶がありますが、そのような感じは全然ありませんでした。正直、勝ちを求めるのであれば真っ先に交代されるべき出来だと思いました。高身長選手あるあるの壁にぶち当たっていそう。大型ボランチはロマンではありますが、センターバック起用もありかなと思います。

42番がU-16日本代表MF井内庸介

順位

ジュビロ磐田U-18は勝点25で2位。得点数は清水エスパルスユースを抜いて1位となりました。ここ2試合引き分けで足踏みしていた首位清水エスパルスユースが富士市立に3-0で勝利したため勝点差は5のままとなりましたが、3位浜松開誠館が藤枝東と引き分けて勝点差が4に広がりました。

名古屋グランパスU-18Bは勝点9の9位。8位富士市立、10位帝京大可児とそれぞれ勝点1差であり、残留争いの渦中にいます。

翌日のプレミアリーグ帝京長岡戦では1年生GK岡野恭護がスタメンで、中学3年生のGK利田夏惟がベンチ入り。プレミアを戦うAチームもまだ残留安泰とは言えない立ち位置ですが、残留を確定させたらプリンスリーグに選手を出したりするのでしょうか。

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