10/22に開幕するFIFA U-17ワールドカップに出場するU-17日本代表のメンバーが発表されました。

U-15日本代表発足からここまで呼ばれた選手は148人。そこから絞りに絞り込まれた精鋭21人で大舞台に臨みます。
| 背番号 | Pos | 選手 | フリガナ | 学年 | 生年月日 | 身長 | 体重 | 所属 | 前所属 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | GK | 村松 秀司 | ムラマツ シュウジ | 高2 | 2008/6/8 | 187 | 85 | ロサンゼルスFC | ||
| 2 | DF | 藤田 明日翔 | フジタ アスト | 高2 | 2008/11/22 | 180 | 75 | 川崎フロンターレU-18 | 川崎フロンターレ生田 | |
| 3 | DF | 田中 義峯 | タナカ ヨシタカ | 高2 | 2008/4/5 | 186 | 85 | 浦和レッズユース | FC LIBERTA | クラブW杯登録メンバー(2025) |
| 4 | DF | 藤井 翔大 | フジイ ショウタ | 高2 | 2008/8/11 | 180 | 75 | 横浜F・マリノスユース | 横浜F・マリノスJY | |
| 5 | DF | 元砂 晏翔仁 ウデンバ | モトスナ アントニ ウデンバ | 高2 | 2009/3/10 | 190 | 79 | 鹿島アントラーズユース | フレスカ神戸 | 2種登録 |
| 6 | MF | 野口 蓮斗 | ノグチ レント | 高2 | 2008/4/20 | 171 | 61 | サンフレッチェ広島ユース | ソレッソ熊本 | 2種登録 |
| 7 | MF | 長南 開史 | チョウナン カイジ | 高1 | 2009/4/7 | 175 | 68 | 柏レイソルU-18 | 柏レイソルU-15 | プロ契約済(2025) |
| 8 | MF | 小林 志紋 | コバヤシ シモン | 高3 | 2008/1/23 | 167 | 57 | サンフレッチェ広島ユース | サンフレッチェ広島JY | |
| 9 | FW | 瀬尾 凌太 | セオ リョウタ | 高3 | 2008/1/2 | 181 | 78 | 桐蔭学園 | 湘南ベルマーレWEST | |
| 10 | FW | 吉田 湊海 | ヨシダ ミナト | 高2 | 2008/7/15 | 171 | 70 | 鹿島アントラーズユース | FC多摩 | 2種登録、クラセン得点王(2024,2025)、プレミアEAST得点王(2024) |
| 11 | MF | 浅田 大翔 | アサダ ヒロト | 高3 | 2008/1/16 | 180 | 77 | 横浜F・マリノス | 横浜F・マリノスユース | |
| 12 | GK | 松浦 大翔 | マツウラ ヒロト | 高2 | 2008/9/21 | 184 | 76 | アルビレックス新潟U-18 | アルビレックス新潟U-15 | |
| 13 | MF | 平島 大悟 | ヒラシマ ダイゴ | 高2 | 2008/6/17 | 167 | 59 | 鹿島アントラーズユース | 鹿島アントラーズJY | クラセンMVP(2025) |
| 14 | MF | 川本 大善 | カワモト ダイゼン | 高3 | 2008/1/23 | 176 | 73 | 柏レイソルU-18 | 柏レイソルU-15 | |
| 15 | MF | 姫野 誠 | ヒメノ マコト | 高2 | 2008/8/12 | 170 | 62 | ジェフ千葉U-18 | ジェフ千葉U-15 | プロ契約済(2025) |
| 16 | DF | メンディー サイモン 友 | メンディー サイモン ユウ | 高2 | 2008/11/29 | 186 | 77 | 流経大柏 | 川崎フロンターレ生田 | |
| 17 | DF | 竹野 楓太 | タケノ フウタ | 高2 | 2008/8/4 | 182 | 70 | 神村学園 | 神村学園中 | 高校総体優秀選手(2025) |
| 18 | FW | マギージェラニー 蓮 | マギージェラニー レン | 高2 | 2008/12/24 | 186 | 86 | FC琉球U-18 | FC市川GUNNERS | |
| 19 | MF | 和田 武士 | ワダ タケシ | 高1 | 2009/6/5 | 170 | 64 | 浦和レッズユース | 浦和レッズJY | クラブW杯登録メンバー(2025) |
| 20 | MF | 瀬口 大翔 | セグチ タイガ | 高3 | 2008/1/10 | 176 | 71 | ヴィッセル神戸U-18 | ヴィッセル神戸U-15 | トップ昇格内定(2026) |
| 21 | GK | 平野 稜太 | ヒラノ リョウタ | 高3 | 2008/2/17 | 180 | 73 | 大分トリニータU-18 | 刈谷JY | 2種登録(2024) |
ほとんどが常連メンバー。最多は鹿島アントラーズユースから3人。190センチの長身DF元砂晏翔仁ウデンバ、2年生ながら鹿島ユースの10番を背負い、今年の日本クラブユース選手権MVPに輝いたMF平島大悟、そして2023年U-15クラ選得点王&MVP、2024年U-18クラ選&プレミアEAST得点王、2025年U-18クラ選得点王と個人タイトルを総なめする勢いの活躍を見せ続けているFW吉田湊海です。
元砂と吉田はともに2種登録されており、吉田は4/29のJ1アウェイ横浜FC戦でクラブ史上最年少デビューを果たしています。

元砂も9/27のJ1アウェイ名古屋グランパス戦にベンチ入り。2人とも着実にトップ昇格への道を歩んでいます。

平島はまだ2種登録されていないとはいえ、それも時間の問題。鹿島ユースでのプレミア優勝を手土産にトップに殴り込む可能性は十分にある逸材です。

ヤンフロ関係ではDF藤田明日翔が選出。また、U-15生田出身で現在流経大柏でプレーするDFメンディーサイモン友も選出されました。
メンディーは流経大柏では現時点でプレミア10試合403分の出場と必ずしも絶対的なレギュラーになれているわけではなく、プリンスリーグ関東を戦うBチームにも出場し、複数のポジションで研鑽を積んでいる段階のようです。

唯一の新顔がFC琉球U-18のFWマギージェラニー蓮。先月のトレーニングキャンプで初招集され、いきなりこのU-17W杯メンバーに滑り込みました。

高校1年生はMF長南開史とMF和田武士の2人がメンバー入り。
長南は高校1年生ながらプロ契約を締結しました。トップチームデビューはまだですが、中学3年生の時点で超高校級の実力を持っていました。

同じく高校1年生ながらプロ契約を締結し、中学3年生でJ1最年少出場記録を塗り替えたMF北原槙は選外となりました。

和田は今年の6月に行われたFIFAクラブW杯で登録全選手の中で最年少となり話題になりました。9月には2種登録された期待の選手です。
Urawa Red Diamonds midfielder Takeshi Wada, who only turned 16 last week, is the youngest player at the tournament. He is followed by Dortmund winger Mathis Albert (16 years and 24 days when tournament kicks off), Bayern defender Cassiano Kiala (16 years and 154 days), LAFC midfielder Jude Terry (16 years and 249 days) and Bayern forward Mike Wisdom (16 years and 263 days). The most common age is 22 years old (80 players), followed by 21 (77 players), 19 (69 players), 25 (66 players) and 29 (64 players).

残念ながら静岡県勢からは1人も呼ばれませんでした。これまでこの世代の代表に選ばれた選手は10人います。清水エスパルスユース、ジュビロ磐田U-18、静岡学園からそれぞれ3人ずつ、浜松開誠館から1人です。
- GK内田康楠(高2:清水エスパルスユース)
- MF杉山琥二郎(高2:清水エスパルスユース)
- MF針生涼太(高3:清水エスパルスユース)
- MF小枝朔太郎(高1:ジュビロ磐田U-18)
- MF西岡健斗(高2:ジュビロ磐田U-18)
- FW奥田悠真(高2:ジュビロ磐田U-18)
- DF小田切颯佑(高2:静岡学園)
- MF加集啓太(高2:静岡学園)
- MF山縣優翔(高3:静岡学園)
- GK松浦迅ビエラ(高2:浜松開誠館)
清水エスパルスユースのMF針生涼太は来季トップチーム昇格を決めたサイドアタッカー。今季ユースではサイドバック起用が続いており、9月にはDF登録で国内合宿に招集されました。残念ながら生き残れず。

MF杉山琥二郎は今季10番を背負ってプレーしていますが、本職のボランチではなく左SHでの起用がメインとなっています。
針生もですが、2人とも今季は本職のポジションでプレーできなかったのがU-17W杯を考えると痛かったのかなという気がします。とはいえ、このコンバートは将来を見据えてのものであることは明白なので、絶対次につながると思います。
GK内田康楠は3年生のGK後藤悠貴とGK大石息楓の壁が厚く、県2部が主戦場となっている状況。来季の活躍が期待されます。
ジュビロ磐田U-18も3人。MF小枝朔太郎は9月の新潟国際ユースで飛び級招集。ほかにも多くの1年生が選ばれたこの大会で爪痕を残したのか、U-17W杯のトレーニングパートナーに選ばれました。国スポでもキャプテンとしてチームを準優勝に導き、将来が期待される選手です。
ジュビロ磐田U-18のMF西岡健斗は英ガーディアン紙の「2008年生まれのタレント60選」に選ばれました。小枝とともに新潟国際ユースに招集され、10番を背負いましたがU-17W杯メンバーには生き残れず。今季2種登録され、既にトップチームで公式戦デビューを果たしており、今後に期待です。


“For a 16-year-old to perform like that – I thought he was the best player on the pitch for the first hour,” said the Júbilo Iwata manager, John Hutchinson, after handing Nishioka a debut in the Emperor’s Cup this summer. First-team appearances are an exceptionally rare honour for players so young in Japan, and while Hutchinson had Nishioka impressed enough to be named on the bench for Júbilo’s next two league matches. A metronomic midfielder capable of playing as a No 6, 8 or 10, Nishioka offers incisive passing together with excellent close control and ball-retention skills. He was called into the Japan Under-17 squad in September and shone in a 4-0 victory over Australia in which he opened the scoring, winning the ball just outside the penalty area and dribbling his way through three defenders in quick succession. His intelligence and composure make him one to watch for Japan at November’s U-17 World Cup.
FW奥田悠真は今季川崎フロンターレU-18から移籍してきた選手。川崎時代に何回か代表招集されていますが、磐田での公式戦デビューが8月だったこともあり、U-17W杯メンバー入りを逃したのも致し方なしかなと思います。フロサポとしては今後の動向を注視したいところ。
静岡学園の3人は、DF小田切颯佑とMF加集啓太についてはAチームのレギュラーじゃないという点で残念ながらラージグループにも入れていなかったのかなという気がします。小田切は直近プレミアリーグで出場機会を得ていますし、加集はプリンスリーグでなかなか数字を残せていないとはいえやはり非凡な突破力を見せています。選手権でAチーム定着を期待したいです。MF山縣優翔はU-15日本代表にはコンスタントに呼ばれていたものの、2024年3月の国際親善試合を最後に代表からは遠ざかっていました。昨年プレミアで10番を背負っていたものの選手権では剥奪されてしまったり、長期離脱して新チーム発足時に出遅れてしまったり、なかなか上手くいかないことも多いですが、残りの期間で圧倒的なプレーを期待したいところ。



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