プレミアWEST第15節 静岡学園vs名古屋グランパスU-18

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夏の中断明け初のホーム戦。インターハイなどを経てメンバーが大幅に変わっているようなので、見るのが楽しみな一戦です。

試合記録

静岡学園高校 vs 名古屋グランパスU-18 試合情報|高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024|JFA.jp
高円宮杯プレミアリーグ 2024大会公式サイトのWEST 静岡学園高校 vs 名古屋グランパスU-18の日程・結果ページです。試合結果、出場記録、公式記録を掲載しています。

スタメン

GKは引き続き3年生の野口晟斗がスタメン。4バックは右から天野太陽、関戸海凪、岩田琉唯、鵜澤浬。中盤が本職の天野が米子北戦から右SB起用されているようです。2年生の篠塚怜音が昨年のルーキーリーグなどでサイドバックを経験していますが、今夏から本職の中央に固定されているとのこと。

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また、シーズン序盤はサイドハーフをやったりポジションの定まらなかった鵜澤はこの夏を経て左SBに固定された模様。

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センターバックは岩田と関戸。岩田はプレミア全試合出場中の鉄人。関戸は序盤なかなか試合に絡めていませんでしたが、インターハイでレギュラーをガッチリ掴んでいます。貴重な静学中出身。

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中盤は堀川隼、山縣優翔、篠塚怜音の3人。堀川はプレミア全試合スタメン出場中。昨年の大村海心の20番を受け継ぐ、攻守において絶対に外せないキープレイヤーの1人。篠塚は同じく2年生四海星南からポジションを奪ったという感じでしょうか。

3トップは右から原星也、乾皓洋、池田双葉。元々プリンスリーグを主戦場としていた原はインターハイ以降一気に序列を上げています。池田は静岡ユースに選ばれた加藤佑基とのスタメン争いに勝利した形。

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センターフォワードはここ2試合は大木悠羽でなく乾がスタメン。乾は昨年県リーグで得点を量産していたものの、今年プレミアでは中盤での途中出場が続いていました。この采配が吉と出るか。

名古屋は世代別代表がスタメンに6人も並ぶ豪華布陣。左WBの池間叶はSBSカップに出場しました。また、10番杉浦駿吾は来季トップ昇格を決めています。

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本当は中学3年生のU-15日本代表MF井内庸介も見れたら良かったのですが、井内はプレミアメンバー外。187センチの高身長ながら足元に苦手意識のないアンカーで、メニコンカップにも出場していました。今年のプレミアは中学生が試合に出ているケースが例年よりも多く、柏レイソルU-18のMF長南開史、FC東京U-18のMF北原槙、大宮アルディージャU18のDF熊田佳斗が出場しています。井内は最後の登録変更でメンバーに食い込めるか注目。

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得点・交代

静岡学園2-3名古屋グランパスU-18
得点者
 4分10杉浦駿吾(PK)
 9分13大西利都
 61分19神田龍(アシスト:6池間叶)
2関戸海凪(アシスト:7天野太陽)74分 
20堀川隼(アシスト:14加藤佑基)79分 
交代
   22分13大西利都
②名古屋U-15
19神田龍
②名古屋U-15
15池田双葉
③千里丘FC
14加藤佑基
③奈良YMCA SC
64分   
   72分4青木正宗
③名古屋U-15
18鶴田周
②名古屋U-15
   72分7西森悠斗
③名古屋U-15
9西森修斗
③名古屋U-15
   90+4分10杉浦駿吾
③名古屋U-15
22伊藤ケン
②三重サッカーアカデミー
   90+4分19神田龍
②名古屋U-15
15野中祐吾
②名古屋U-15
SUBSTITUTE
GK17有竹拓海FC東京深川 GK1濱崎史揮フェルボール愛知
DF31國領英夢セレッソ大阪U-15 DF25小室秀太名古屋グランパスU-15
MF8山下輝大静岡学園中    
MF23四海星南FC東京深川    
MF32藤本虎之介アイリス住吉    
FW9大木悠羽清水エスパルスJY    

ハイライト

所感

立ち上がりに2失点したのが全てだったかなと思います。名古屋はDFラインやGKにまで全力疾走でプレスをかけに行き、静学としては出鼻を挫かれた形。大津戦のときも感じましたが、立ち上がりにハイプレッシャーで来られると静学はかなり簡単に失点しているような気がします。ただ、静学のDFラインはプレスが来てもかわして剥がすことのできる選手が揃っていますし、実際この日も大津戦も中盤以降は岩田をはじめDF陣はプレスをガンガン剥がしてましたし、それができている時間は相手を押し込んでいます。やはり立ち上がりにやられないことが重要。

静学は中断明けから、それまで絶対的なレギュラーだった大木悠羽がスタメンを外れていたり、新しい選手・組み合わせを試しています。

大木の代わりにセンターフォワードの位置に入っているのは乾皓洋。ポストプレーをしっかりこなし、何よりシュートをしっかり打てているのが良いですね。名古屋戦では両チームトップとなる4本のシュート。ヘディングシュートを2本クロスバー上に浮かしてしまったのは課題ですが、今後に期待。

静学の右サイドは原星也と天野太陽のコンビ。プレミア経験が少ない原と、サイドバックの経験がほぼない天野という組み合わせで、ベンチから怒られること多々でしたがまだまだ発展途上。天野右SBは野田裕人が復帰するまでの措置とはいえ、今後の成長に期待。また、プリンスリーグやインハイで武器になっていた原の縦のスピードはプレミアでも通用しており、ようやく右WGの最適解が見つかった印象。

一方、静学の左サイドは終始名古屋を圧倒。前半は池田双葉の縦突破で何度もチャンスを作り、後半は鵜澤浬、加藤佑基、山縣優翔の3人の連携で押し込みました。前半に池田、後半に加藤という全国屈指のアタッカーを使い分けることのできる層の厚さは魅力。シーズン最初は右に加藤、左に池田という配置したり、サイドに池田、2トップの一角に加藤というように併用を模索しているような感じでしたが、今はお互い得意な左サイドでしっかり持ち味を出してもらう形になっています。

名古屋で目立っていたのは14番の2年生MF八色真人。ボランチのポジションで、前を向いてボールを持ったら必ずゴールに直結するスルーパスが出てきました。この試合で1番時間を与えてはいけない選手。なんでまだ世代別代表に入ってないんだ。絶対トップ昇格すると思います。

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順位

大津が広島ユースに敗れて連勝が10でストップ。大津の連勝は広島ユースで始まり広島ユースで終わりましたが、未だ首位独走中。広島ユースはMF中島洋太朗とFW井上愛簾がU20アジアカップ予選を戦うU-19日本代表に選出されて不在ですが、やはり層が厚いです。

静学は9位で降格圏からは抜け出しています。未だ勝利のない最下位鹿児島城西とは勝点10以上離しているものの、11位米子北とは勝点4、10位岡山U-18とは勝点3しか離れていません。未だに気の抜けない状態。次節鳥栖戦に勝利して残留を確固たるものにしたいところ。

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