序盤つまづいた藤枝東、着実に勝点を重ねた藤枝明誠
前半戦は2-2で引き分け。開幕3連敗スタートだった藤枝東が2年生FW湯山大輔の2ゴールで1度は逆転するも藤枝明誠が追いつくという内容のゲームでした。
藤枝東2-2藤枝明誠 高円宮杯JFAプリンスリーグ東海2023
藤枝東はこの試合で意地を見せたものの、続くJFAアカデミー福島に1-5で大敗し、開幕5試合で1分け4敗で最下位という最悪のスタートを切りました。
星取表(第5節終了時点)高円宮杯JFAプリンスリーグ東海2023
しかし、第6節清水エスパルスユース戦で5-1で勝利すると、そこから6連勝。5位まで順位を上げました(1試合未消化)。
対する藤枝明誠は順調に勝ち点を積み重ねており、清水エスパルスユースと勝点4差の3位。虎視眈々とプレミア昇格プレーオフ進出を狙います。
試合記録
公式記録 藤枝明誠vs藤枝東 高円宮杯JFAプリンスリーグ東海2023
前半戦では植野悠斗と野田隼太郎がセンターバックコンビを組んでいましたが、今はDF河西祐哉とDF村上樹のセレッソ大阪U-15コンビ。植野は本職のFW、野田はボランチで出場。
SBSカップ静岡ユースメンバーのFW林賢人とFW遠野翔一はともに先発。よく見たら左サイドのDF福留陽紀とMF矢頭勇亮はともにFC Libreの出身。FC Libreって兵庫だけじゃなくて福岡にもあるみたいですね。どうやら2人とも兵庫の方らしいです。
お互い10番はベンチスタート。両チームともプリンスリーグ開幕当初から10番が替わっています。藤枝明誠の10番は2年生MF鈴木洵(ジュビロ磐田U-15)でしたが、3年生のMF鈴木結人(オイスカFC)になっています。藤枝東はU-17日本代表FW良知英祥(藤枝明誠SC)が10番を背負っていましたが、現在はFW内山瑠威(Honda FC U-15)が背負っています。
試合記事
この試合は注目度が高かったようで、ゲキサカでたくさん記事が出てました。
藤枝明誠記事
FW遠野翔一は自分のことを上手くないと語っていますが、要所で上手さを見せました。特に後半藤枝東守備に囲まれたのをかわした場面は個人的に強烈でした。
後半途中から出場したFWキング栄志も名前的に目立つ選手。運動量そんなになさげで監督からも守備についてはかなり名指しで指摘されていましたが、ボールを持った時のプレーは目を見張るものがありました。
藤枝東記事
MF野田隼太郎はやはりチームの中心。ボランチが本職というわけではないようですが、ボールを全く失わないところはさすが。
藤枝東は後半途中から新10番FW内山瑠威を投入。良知英祥と同じ右FWに入りました。カットインからチャンスを作ろうとトライを続けましたが、マークが厳しく藤枝明誠守備陣を突破できた機会は少なく。
白熱の応援合戦
ユース年代のリーグ戦はゴール裏の応援はないのが普通ですが、藤枝ダービーはただのリーグの1試合という位置付けではなく互いのプライドをぶつけ合う重要な一戦というのが伝わってくる雰囲気でした。
両チームゴール裏はベンチ入りできなかったメンバーが応援。また、試合中は監督も判定にヒートアップしてプロの試合さながら。
試合後、勝利した藤枝明誠ゴール裏ではカモンロッソでセレブレーション。これリーグ戦だよな?
清水ダービーもリーグ戦でここまで盛り上がるようになるといいなと思いました。
順位
藤枝明誠は3位浮上。藤枝東は1試合未消化の5位。
プレミア昇格プレーオフに出るためには下位相手に取りこぼさないことはもちろん、上位との直接対決に勝利することが必須です。
残る上位との直接対決は、藤枝明誠は
- 第16節(11/18)清水エスパルスユース
- 第17節(11/25)JFAアカデミー福島
- 第18節(12/2)浜松開誠館
藤枝東は
- 第14節(9/30)JFAアカデミー福島
- 第15節(10/8)清水エスパルスユース
となります。両チームともエスパルスユース、アカ福との試合が残っているので、ここでの結果がダイレクトにプレーオフ争いに響いてきます。注目です。
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