国立で真の高校日本一決定戦
プレミアファイナルはコロナの影響もあり3年振りの開催。そして、これまで埼玉スタジアムで行われていたのが国立になりました。
国立で真の高校日本一を決める戦い!ワクワクしますね!
とはいえやっぱりピッチが遠いですね・・・。日産よりはマシですが、これをサッカーの聖地というのは無理がありすぎる・・・。
川崎U-18は大応援団で後押し
川崎サポはゴール裏を半分くらい埋めるほどの大応援団。
川崎サポは良くも悪くも熱い人が多く、プレミアリーグホーム最終戦FC東京U-18戦では相手選手に対してブーイングしたという話もあり、それをプレミアファイナルという大舞台でしないか正直怖かったです。
よく勘違いされているのが、「川崎サポーターはブーイングしない」というのがありますが、あれは「川崎サポーターは””自軍選手には””ブーイングしない」なので相手チームの選手に対してはブーイングすることもあるのですが、まさかそれを高校年代の試合でやったということで物議を醸しました。
え?川崎フロンターレのサポがユースの試合でブーイングしたの?
控えめに言ってもバカだろ川崎サポ。
これで品位とか呆れて物が言えないwww— かんす (@shadow_cans) 2022年11月20日
「ユースもプロ同様に応援するしブーイングもする!!」って意見があっても、大きく括ったら部活の大会なのに父兄がブーイングとか野次かましてきたらクソダルい。
高校生なんだから目先の勝利よりもっと大事な物があると思うけどな。
もっと牧歌的にいこうよ。
— 名無し (@soccer_fron) 2022年11月20日
東京のユースにブーイングするなよ
そんなことしたら数年後に東京のトップに上がってくる選手たちが圧力に慣れてて本番のブーイングが機能しなくなるじゃん それでも勝つけど— ひーくん (@lemon_frosapo) 2022年11月20日
まあ、今回はブーイングが起こるシーンはなく、良い川崎サポという感じだったので良かったです。
そんな大応援団で、アップ開始のピッチ入場からJリーグさながらの応援。
両チーム選手がピッチに登場✨
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— 川崎フロンターレ (@frontale_staff) 2022年12月11日
国立のピッチに、ヤンフロを後押しするフロサポ皆さんの大きな大きな声援が響き渡っています📣✨#ヤンフロと国立で ともに勝利を目指して戦いましょう🔥
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— 川崎フロンターレ (@frontale_staff) 2022年12月11日
そして、トップチームを応援するのと全く変わらないルーティーンでチャント。トップ昇格選手だけではなく、多くの選手に個別のチャントを作っていたようで、これは驚きました。
ベンチ入りメンバーのチャントを歌い(2年生以下で間に合わなかった子はあっこちゃん)
ベンチに入れなかった三年生全員にチャントを作って歌いました
今日が川崎ユース最後の試合に残念ながら出れない三年生にも応援される体験をしてもらい一緒に闘ってもらいたかったので
喜んでもらえたかな?— 36 (@36chantaiko) 2022年12月11日
それに対して鳥栖サポはかなり小規模。佐賀から来ているし次の日仕事だししょうがないですが・・・。
「プレミアファイナルを楽しもう」の弾幕が張られています。
試合結果
ハイライト
公式の動画は淡々としたくそつまらない実況解説入りで臨場感皆無です。邪道ですが、非公式の動画は臨場感があってかなり面白いです。
スターティングメンバ―
川崎U-18はGKがU-17日本代表濱﨑知康。
CBにトップ内定松長根悠仁と高2でプロ契約を果たしたU-19日本代表高井幸大。右SBにプレミア22試合出場の2年生江原叡志、左SBにU-16日本代表の1年生土屋櫂大。
中盤の3人は由井航太と大関友翔のU-17日本代表コンビに大瀧蛍。大関は早生まれなのでU-17日本代表の方に召集されています。
ワントップに21試合13得点のU-18日本代表五木田季晋、左に14試合2得点の志村海里、右に21試合7得点の尾川丈。
14試合8得点の注目FW岡崎寅太郎はベンチスタート。
鳥栖はGKにU-18日本代表の栗林颯。
DFは全員3年生で右から山本楓大、坂井駿也、竹内諒太郎、今村元紀。坂井駿也と竹内諒太郎はともにトップ内定。また、坂井はU-18日本代表。
ダブルボランチは清水エスパルス松岡大起の弟である松岡響祈と来季バイエルン移籍が決まっているU-19日本代表福井太智。
両サイドハーフは2年生で、U-17日本代表堺屋佳介と増崎康清。2トップはともにトップ内定している大里皇馬とU-19日本代表楢原慶輝。
得点者・交代
川崎フロンターレU-18 | 2-3 | サガン鳥栖U-18 | ||||
得点者 | ||||||
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3松長根悠仁(PK) | 44分 | |||||
45+1分 | 17増崎康清(アシスト:10福井太智) | |||||
61分 | 11大里皇馬(アシスト:7楢原慶輝) | |||||
63分 | 10福井太智 | |||||
20岡崎寅太郎(アシスト:9五木田季晋) | 69分 | |||||
交代 | ||||||
14大瀧蛍 ③川崎U-15 |
→ | 20岡崎寅太郎 ②川崎U-15 |
63分 | |||
25志村海里 ②川崎U-15 |
→ | 32柴田翔太郎 ①川崎U-15 |
63分 | |||
79分 | 9堺屋佳介 ②鳥栖U-15 |
→ | 16林奏太朗 ②鳥栖U-15 |
|||
22江原叡志 ②川崎U-15 |
→ | 13信澤孝亮 ③東急Sレイエス |
85分 | |||
18由井航太 ②川崎U-15 |
→ | 5浅岡飛夢 ③川崎U-15 |
85分 | |||
88分 | 17増崎康清 ②鳥栖U-15 |
→ | 6鬼木健太 ③鳥栖U-15 |
|||
90+2分 | 13松岡響祈 ③ソレッソ熊本 |
→ | 19先田颯成 ②鳥栖U-15 |
|||
SUBSTITUTE | ||||||
GK19菊池悠斗 ②川崎U-15 |
GK40井本航太 ①JFAアカデミー福島WEST |
|||||
DF29元木湊大 ②東急Sレイエス |
FW8木戸晴之輔 ③MIOびわこ滋賀 |
|||||
MF6吹田航晟 ③東急Sレイエス |
FW26山崎遥稀 ①鳥栖U-15 |
|||||
FW35鈴木大馳 ①フェルボール愛知 |
||||||
警告・退場 | ||||||
登録メンバー全員ベンチ入りというわけではなく、7人のみベンチ入り。鳥栖は29人、川崎は30人も登録されてたのに・・・残念。
スタッツ
川崎U-18 | 2-3 | 鳥栖U-18 | ||||
後半 | 前半 | 合計 | 前半 | 後半 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
6 | 2 | 8 | シュート | 10 | 4 | 6 |
6 | 3 | 9 | GK | 10 | 3 | 7 |
1 | 3 | 4 | CK | 5 | 1 | 4 |
3 | 7 | 10 | FK | 10 | 2 | 8 |
0 | 1 | 1 | PK | 0 | 0 | 0 |
スタッツからもわかるように前半はそれなりにお堅い展開。後半からはお互い点を取りに行ってシュート数が多めでした。実力伯仲って感じですね。
後半、柴田と岡崎を投入して一気攻勢
前半はお互いに1点を取り合いましたが、個人的には落ち着いていたかなぁという気がしています。川崎U-18はあまり無理して前に運ぼうとせずに松長根〜高井〜大関の3人でパスを回し、相手からプレッシャーを受けたらすぐにGK濱崎に下げていました。
しかし後半、DF柴田翔太郎とFW岡崎寅太郎を投入し、点をとりに行きました。
柴田は世代別代表にも選ばれている1年生で、突破力のあるドリブルが武器の左SB。今回は左WGの位置でボールを受けてひたすらドリブル突破という役割を任されましたが、正直想像以上の突破力でした。普通にWGやれるじゃんと思いましたし、ボールを持った時の期待感はさながら三笘のようでした。ひたすらパスを要求していたのも個人的には好感が持てました。再来年の10番は柴田では???
岡崎もドリブル突破が特徴の選手。怪我で戦線を離れる時期もあったもののチーム2位の8得点を挙げました。
アウェイの青森山田戦で決めたドリブルシュートには現地観戦したサポーターは度肝を抜かれたようです。
そんな岡崎が1点差に詰め寄るゴールを決めました。まだ2年生なので来年に期待です。
浅岡投入、高井と共にパワープレー
試合終盤、フロンターレはパワープレーに出ます。
DF浅岡飛夢を投入し、DF高井幸大とともに前線に上げてFW五木田季晋を含めて3トップを形成。五木田183センチ、浅岡184センチ、高井192センチと高校サッカーとは思えない高身長トリオのファイヤーフォーメーション。特に高井は相手GK相手にも競り合いに勝ちまくり、「高井高い!」とダジャレみたいな感想を言いたくなるレベル。
しかも浅岡がロングスローまで披露。
まさかフロンターレでこんなに迫力のあるパワープレーが見れるとは思っていなかったのでワクワクしてしまいました。ただ、左サイドで柴田がひたすらボール要求していたのに無視してパワープレーしてたのはちょっと悲しかったですね。しょうがないけど。
守備時は3-2-3-2で、浅岡と大関がダブルボランチを組むような形になっていました。
対する鳥栖U-18は終盤左サイドに鬼木健太を投入。左サイドのコーナーフラッグで鹿島りました。抜かりない・・・。
鳥栖U-18「祝プレミアファイナル優勝」
福井太智は全会一致のMVP
3ゴールに絡んだ福井太智は文句なしのMVP。バケモノすぎました。
とはいえ、それはあくまでユースの中ではの話。
今シーズンはトップチームメインで練習していたとどっかの記事に書いてあったと思いますが、今季プロでの試合経験はほぼルヴァンカップだけ。
バイエルンⅡに行って活躍できる保証はどこにもありません。
過去には伊藤翔や宮市亮、宇佐美貴史と若くして海外移籍した選手が多くいますが、成功した例はほとんどありません。Jで結果を出してから行くべきだ!と鼻息を荒くする人もいます。
とはいえやはり期待はしてしまいますね。個人的には応援したいな〜と思っています。実際にプレーを見て、試合後に嬉し泣きしてる姿を見て、これから1人で異国の地で頑張ろうっていう選手に否定的なことは言いたくないな〜って思います。ダメならダメで帰って来れば良いし。
✨━━━━━━━━━━━✨
高円宮杯 JFA U-18サッカー
プレミアリーグ 2022
優勝🏆🥇㊗️
✨━━━━━━━━━━━✨皆様のおかげでタイトルを獲得し #サガン鳥栖 の新たな歴史を刻みました‼️
ご支援•ご声援本当にありがとうございました‼️#サガン鳥栖U18 #道 #DreamRoad pic.twitter.com/hqrOxat8Am
— サガン鳥栖公式 (@saganofficial17) 2022年12月11日
やってやるという気持ちで入った。
勝たせるんだという強い気持ちが
あのゴールにつながった。ファイナル #川崎フロンターレU18(EAST王者) vs. #サガン鳥栖U18(WEST王者) #高円宮U18 プレミアリーグ2022https://t.co/iJ8Q8ZptRu#jsports_foot pic.twitter.com/XR6d1Q55Os
— J SPORTS💙フットボール公式 (@jsports_soccer) 2022年12月11日
「プレミアファイナルを楽しもう」が「祝プレミアファイナル優勝」に変わっています。めでたい!本当におめでとうございます!
川崎U-18は悔しさを胸に
川崎U-18は惜しくも敗戦。多くの選手が悔し涙を流していました。
トップ昇格選手はプロの舞台で悔しさを晴らしてほしいし、大学進学する選手はその悔しさを胸に4年後フロンターレに帰ってきてほしいです。そして、1,2年生は来年またプレミアファイナルへ出場し、今度こそ優勝できるよう頑張ってほしいです。
試合後の三年生の挨拶
顔面筋肉痛になりそうでした😵
感極まりながら両親にお礼言うでしょ
仲間に向けて話したり
青春って素晴らしいなぁって
俺の青春ドブに捨ててらぁ#ヤンフロが国立で pic.twitter.com/TwMn1OcdJh— 36 (@36chantaiko) 2022年12月12日
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