今日は寝坊したので朝食抜きで仕事を始め、忙しすぎて昼飯を抜き、そんな状態で20時退社を決めて疲労困憊の中、こんなニュースが飛び込んできました。
⚠️琉球はアルヘシラスのアレックスバレラの加入をリリース。
⚠️藤枝は沼津の渡邉りょうを完全移籍で獲得したとリリース。
⚠️全北は邦本宜裕の契約解除をリリース。鹿島は選手1名がコロナに感染したとリリース。
FC東京の安部柊斗は全体練習に合流。⬇
— Y氏のついったー J1-3リーグ 海外日本人 ニュース 移籍 契約関連公式情報のみ (@J1363438314) 2022年7月13日
「藤枝は沼津の渡邉りょうを完全移籍で獲得したとリリース」
は!?????
沼津で出会った全ての方に感謝しています。
ありがとうございました。 https://t.co/eYBNJHXh8H— 渡邉りょう (@wtnb_rrr) 2022年7月13日
皆さん初めまして渡邉りょうです!
自分にとって、人生で1番大きな決断をしてこのクラブにやってきました。
必ず藤枝MYFCの力になります。
よろしくお願いします!! https://t.co/sKWsCSp3S2— 渡邉りょう (@wtnb_rrr) 2022年7月13日
禁断の移籍???アスルサポからは非難の声皆無
てっきり個人昇格すると思っていたらまさかの同カテゴリーのJ3。しかも同じ県のクラブ!??
まあ驚きましたよね。笑
J1からオファーが来ているみたいな話もあって、遠くに行ってしまうんだなあとセンチメンタルな気持ちになっていたらめっちゃ近所やんけ!
「最低でもJ2昇格争いしてるチームだよね???」と言ってたらなんか当たっちゃったし。笑
最低でもJ2昇格争いしてるチームだし既定路線はJ2だと思ってるけどどうなのだろうか
— カトリーヌ (@kathorine_fro) 2022年7月9日
同県同カテゴリーのクラブへの移籍は通常「禁断の移籍」とされています。
たとえば2018年に横浜F・マリノスから川崎フロンターレへ移籍した齋藤学。
マリサポいわく
①下部組織出身
②移籍先が隣町(要は同県)
③キャプテン
④10番
⑤フリー移籍である(海外志望だったため単年契約だった)
がそろっていたからだという話ですが、それはそれは罵詈雑言が聞かれました。
最近では2021年に金子翔太が清水エスパルスからジュビロ磐田に期限付き移籍し、2022年に完全移籍。静岡ダービーでは清水ゴール裏にあいさつに来た金子にブーイングした清水サポもいたみたいです。拍手で迎えたサポーターも多かったみたいですが。
日本ではそこまで禁断の移籍って感じではないですかね。海外ではバルサ~レアルの移籍は本当に禁断の移籍で、フィーゴがやったときはピッチ内に豚の頭投げ込まれたなんて話もありましたからね。それに比べれば日本は寛容かなと思います。
実際、当事者となったアスルサポからは非難する声はほぼ皆無。
むしろ応援するような声が大多数を占めています。
それは、
「アスルに居続けてもライセンスの関係でJ2昇格は不可能であること」
「アスルにいると働きながらサッカー選手をしなければいけないこと」
この2つが大きいと思います。
アスルはダメで藤枝はOKな理由
アスルに居続けてもライセンスの関係でJ2昇格は不可能
アスルはJ2ライセンスがないため、仮にJ3を3連覇しようともJ2へ昇格できません。それどころか照明の明るさがJの基準に満たないことからJ退会の危機に瀕している(解決できる見込みとクラブは話していますが、説明がふわふわしているので正直信じがたい)ような状態です。そのため、サポーターもチームのJ2昇格ではなく、所属選手の個人昇格を応援している状況です。たとえば2021年にJ2ブラウブリッツ秋田に移籍した普光院誠、同じく2021年に東京ヴェルディに移籍した長沢祐弥。彼らのように、上のカテゴリーへステップアップをサポーターは応援しています。
そう意味では同じカテゴリーである藤枝への移籍は意外ではありました。
しかし、藤枝はJ2ライセンスを持っているためJ2昇格が可能であり、現在16節を終えて4位とJ2昇格が現実的な状態です。
J1クラブへの移籍が噂されていたところからすれば確かに拍子抜けはしますが、理解できる移籍ではあるのかなと思います。
アスルでは仕事とサッカーの両立が必須
インスタで本人も語っているように、アスルでは仕事とサッカーを両立している選手がほとんどであり、エースである渡邉も例外ではありませんでした。
会社もある程度考慮はしてくれるとは思いますが、いくらサッカー選手が1日の大半の時間が自由(と言うと語弊がありますが)とはいえ、サッカーに専念することができないのはサッカー選手としては負担が大きいと思います。
特に今年は愛鷹照明問題もあって、仕事をしつつサッカーをしつつ照明問題支援のビラ配りもしなくてはいけないという状況。心休まるときがなく大変だったと思います。
サポーターはこの現状を当然知っています。
より環境が良く、J2昇格を狙える藤枝への移籍。そりゃ止められない。。。
藤枝ではどのように起用される?
センターフォワードが濃厚
藤枝の基本布陣は3-4-2-1.
渡邉りょうはセンターフォワードで起用されるのではないかと思います。
一言でいうなら、土井智之の穴埋め。
今シーズン、シンガポールのホウガンユナイテッドから移籍してきた土井智之。シンガポールでは得点王&リーグMVPに輝く成績を残し、”逆輸入”という形でJリーグへ移籍。
その能力をいかんなく発揮し、リーグでは全試合にCFとして出場しておりました。アスルも天皇杯では土井に決勝点を奪われて敗戦しています。
そんな土井智之は6/25のJ3第14節YSCC横浜戦で負傷。後釜として大卒ルーキー中井崇仁がCFを務めていますが、やはりJ2昇格が現実的になっている今、即戦力が欲しいでしょう。
ほかのポジションは充実しているため、あえて渡邉をウイングバックやシャドーで使う可能性は低いのではないかと思います。
WBは走力が必要で、スタミナに難のある渡邉はあまり向いてないかなと思います。藤枝はWBは頻繁に交代で入れ替えるのでスタミナの心配はそんなにいらないかもしれないですが、常に仕掛けることが要求されるポジションではありますし、久保藤次郎や河上将平、榎本啓吾とほかに適任の選手がいます。
シャドーは意外とフィットしそうですが、あのポジションも杉田真彦、岩渕良太、押谷祐樹、横山暁之、三木直土と飽和しているので、まあないかなと思います。
藤枝のサッカーとの相性はバッチリ
藤枝のプレースタイルは基本的にパスを繋いでいくサッカー。
アスルと違うのは、中盤で鈴木惇がボールを落ち着かせてくれて丁寧に配給してくれるところ。アスルはゲームを作ってくれる選手がいない中でパスサッカーを志向するので不安定で慌ただしくなってしまいます。一方、藤枝は鈴木惇に預ければしっかりボールをキープしてくれて態勢を整えながら攻めることができます。
一口にパスを繋ぐと言ってもアスルと違うのは、サイドアタッカーにボールが渡るとガンガンドリブルで仕掛けてくるところ。特に右WBの久保藤次郎はその傾向が顕著ですね。アスルの場合、ショートパスで崩すと言えば聞こえはいいですが、サイドに突破力がなく、パスを繋ぐしか選択肢がないからというのが実情です。アスルでドリブル突破ができるのは染矢一樹だけですからね。渡邉もドリブル突破できるのでアスルでは左WGが適正だと以前から書いていますが、藤枝となると話は別。ドリブルがストロングポイントと言えるレベルでないならあえてサイドをやる必要はないと思います。
また、藤枝はポストプレーをガンガンやらせるようなサッカーというよりはCFも絡めたコンビネーションという感じですし、センターバックの神谷から良質なロングフィードが供給されるので裏抜けも狙いやすいです。この点、渡邉からしたらものすごくやりやすいのではないかと思います。
藤枝移籍はWIN-WINになる可能性大!大型補強でJ2昇格争いを制す!
以上に述べたように、アスルから藤枝への移籍は、サポ心情的に「行ってほしくないけどアスルは環境悪いししょうがないよね」と認めざるを得ない状況ですが、藤枝へ移籍したらしたで大ブレイクが見込めるであろうと考えています。
前半戦も残すところ1試合ですが、首位鹿児島との勝点差は6、2~3位のいわき、松本との勝点差は5。昇格は十分に狙える状況。まだ半分もありますからね。
この移籍をしたからにはJ2昇格を果たしてほしいです。
頑張れ、渡邉りょう!
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