7月24日からインターハイが開幕しております。
2回戦で青森山田と市立船橋といったプレミア勢が敗退するなどトピックスの尽きない今大会。
そんな中、衝撃的なリリースが出ました。
「静岡代表磐田東がコロナ陽性者発生のため出場を辞退」
磐田東からコロナ陽性者1人 出場辞退
静岡県予選ではプリンスリーグ所属の常葉大橘、浜松開誠館、藤枝明誠、さらにプレミアWEST3位の静岡学園を倒し、17年振り2回目の全国切符を手にした磐田東。
全国では初戦となる2回戦でプレミアEASTの前橋育英との試合を控えていましたが、7月24日に選手の中からコロナ陽性者が1人出てしまい、無念の出場辞退となってしまいました。
本日、選手団の中からコロナ陽性者が1名出ました。全国高校総体の規定によると選手団から1名以上の陽性者が出た場合、大会を辞退しなければいけません。規定に従い大会本部に辞退の申し入れを行いました。その後、選手に報告をいたしました。号泣する者、歯を食いしばり悔しがる者さまざまでした。県大会での躍進は事実です。胸を張って磐田に帰ろう。
さまざまな方にご支援とご声援を賜りながらこのような結果になって大変申し訳ありません。
サッカーに勝ちコロナに負けました。
ゼロからまた頑張るしかありません。
7月23日の時点では元気に移動中!という感じでしたが・・・
このリリースに「1人陽性者が出ただけで辞退は厳しすぎるのでは」というような声も少なくありませんでした。
Jリーグでは陽性者を除いたメンバーで試合を行っていますしね。
全国高校総体の規定によると選手団から1名以上の陽性者が出た場合、大会を辞退しなければいけません。規定に従い大会本部に辞退の申し入れを行いました。
磐田東のリリースにはこのように書かれていましたが、実際問題、全国高校総体の規定にはどのように記されているのでしょうか。
全国高校総体の規定
高体連のHP内、2022年6月28日にリリースされた全国高等学校総合体育大会実施時における新型コロナウイルス感染症拡大防止に関する基本方針【第3版】がその規定となります。
ざっくり書くとこんな内容です。
・大会2週間前から大会終了まで毎日健康チェックシートを作成
・体調不良者が出た場合
→体調不良者は医療機関へ受診
→コロナ感染発生の有無の確認
→感染の場合、出場を辞退する
・濃厚接触者の発生
→当該の選手は出場を辞退する
・対戦相手を濃厚接触者とするか否か
→医療機関等の指示に従い、参加可否については当該校の責任で判断する
チェックシートはこちら
検査は体調不良者が出た時に本人に対して行う
フローチャートを見ると、コロナの検査は体調不良者が発生して初めて行うことになっています。体調不良の選手が出て、その人に対して検査して陽性か陰性か判定。陽性だった場合、一緒にプレーしている選手、つまりチーム全員が濃厚接触者となるため試合ができず、出場辞退を余儀なくされる。
本来ならばJリーグのように定期的にチーム全員に対して検査を行い、陰性だった選手は出場可とするのがベターだとは思いますが・・・。
それか、体調不良者が出たら当該選手以外の全員に対しても検査を行ったりできるといいのですが、そこまでの特別扱いを医療機関がしてくれるか(高体連が根回ししてくれるか)・・・。
たとえば、Jリーグの場合週1〜2回定期検査を実施したり、抜き打ちで検査を実施していますが、プロですからね・・・。
選手権で再挑戦を
磐田東の初戦は相手はプレミアEASTで4位の前橋育英でした。プレミアWEST3位の静岡学園を破った実力がどれだけ通用するか試す最高の機会を失ってしまい、選手たちは悔しいと思います。私も非常に残念です。
まずは静岡県1部リーグ優勝、プリンスリーグ昇格を果たし、そして選手権で再びリベンジを果たしてほしいです。
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