ついに決勝まで来ました。準決勝の大津戦が山場だと思っていたので金曜有休を画策していましたが、残念ながら静岡朝出発で9時半キックオフは間に合わないため断念。決勝参戦しました。福島にはいわきFC関係で何回か行ったことがありますが、Jヴィレッジは初。


静岡県勢のインターハイ決勝進出は2011年の静岡学園以来。優勝すれば1996年の清水商業(現清水桜が丘)以来30年ぶりとなります。小野伸二の代だそうです。

Jヴィレッジに着いてからは近大附属サッカー部や関係者はたくさん見ましたが静学の関係者は全く見かけず。バックスタンドの応援は静学10人くらいに対し、近大附属は用意されたスペースが全て埋まるくらい大量。鳴物を使用した大人数の応援は山彦によって2倍に聞こえ、静学にとってスーパーアウェイ状態でした。後で出た記事によると、近大附属サッカー部200人が応援していたようです。また、U-16プーマカップに参加していた25チームの選手たちも駆けつけていたようです。

試合記録


スタメン
静学はこの全国大会、大会前の負傷で10番のMF松永悠輝と2年生MF杉ノ原芽生が欠場し、初戦となった2回戦でキャプテンのMF足立羽琉が負傷して以降欠場。この試合はさらにDF小田切颯佑もメンバー外になっていました。準決勝大津戦で捻挫したとのこと。まさかのレギュラークラスの選手を4人欠いた状態で決勝に臨むことになりました。
GK田邉匠真、3バックはDF飯尾善、DF林奏汰、DF保延昭良。ボランチはMF半田怜也とMF溝口昊、右WBがMF佐野泰聖で左WBがMF安永龍生、トップ下にMF泉新。2トップはFW坂本健悟とFW村松亮。

準々決勝・準決勝では3バックの真ん中にDF新宮仁喜を入れて足立のいたボランチに林を押し出す形を取っていましたが、この決勝は溝口をスタメンに抜擢しました。小田切が欠場したことで安永をサイド起用し、攻守で安定感のある半田はボランチ起用、守備というより攻撃面で特徴のある泉をトップ下で起用しました。ただ、実際は元々溝口がトップ下、泉がボランチで起用される予定だったのを2人で話し合って監督に直訴し、受け入れられた結果だったようです。ちなみに泉は静岡学園中時代10番だった選手。県大会得点王のFW沢井翼と準々決勝・準決勝でWBでスタメンだったMF高丘泰昂、スーパーサブとして活躍しているMF長坂健太はベンチスタート。
近大附属は3-4-2-1でスタート。メンバーは準決勝の滝川第二戦と同じ。GK興山俊士、3バックはDF中谷竣太、MF森一翔、DF清水彦。ボランチはMF岡本陽樹とMF金光哲平、右WBがDF藤川澄生で左WBがMF福井健将。前線3枚は右からMF中澄恵大、FW久下彬、FW山本翔大。

FW久下彬はインターハイ5試合3得点で、185センチの長身を生かした空中戦が武器の模様。

試合経過
| 静岡学園 | 2-1 | 近大附属 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 得点 | ||||||
| 12泉新(アシスト:26村松亮) | 19分 | |||||
| 30分 | 5藤川澄生(アシスト:7中澄恵太) | |||||
| 15沢井翼(アシスト:13加藤煌清) | 70+5分 | |||||
| 交代 | ||||||
| 8半田怜也 ③清水エスパルスJY | → | 15沢井翼 ③VIVAIO船橋 | HT | |||
| 18佐野泰聖 ③千里丘FC | → | 14長坂健太 ③静岡学園中 | HT | |||
| 26村松亮 ③清水エスパルスJY | → | 24高丘泰昂 ③柏田SC | HT | |||
| 50分 | 15山本翔大 ③大阪狭山SC | → | 10川西啓斗 ③柏田SC | |||
| 12泉新 ③静岡学園中 | → | 13加藤煌清 ③静岡学園中 | 59分 | |||
| 68分 | 7中澄恵太 ③大阪市ジュネッス | → | 9大西遼朋 ③神戸FC | |||
| 68分 | 18久下彬 ③広陵町立真美ヶ丘中 | → | 11吉川和希 ③RIP ACE SC | |||
| SUBSTITUTE | ||||||
| GK17池田旬 | ③ | 静岡学園中 | GK21八幡知志 | ② | セレッソ和歌山 | |
| DF2青木豪琉 | ③ | 静岡学園中 | DF3谷口大翔 | ③ | 長野FC | |
| DF16新宮仁喜 | ③ | 千里丘FC | DF26坂田篤紀 | ③ | ソルティーロ大阪 | |
| DF21岡田湊空 | ③ | 静岡学園中 | MF2川童琉偉 | ③ | ガンバ大阪JY | |
| MF26齋田侑樹 | ③ | 静岡学園中 | MF23天野正大朗 | ③ | 近大附属FC | |
| FW25塚原唯翔 | ② | アイリス住吉 | ||||
スタッツ
| 静岡学園 | 2-1 | 近大附属 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 後半 | 前半 | チーム合計 | 前半 | 後半 | ||
| 1 | 4 | 5 | シュート | 4 | 1 | 3 |
| 8 | 1 | 9 | GK | 3 | 1 | 2 |
| 5 | 2 | 7 | CK | 3 | 1 | 2 |
| 3 | 5 | 8 | 直接FK | 4 | 2 | 2 |
| 1 | 3 | 4 | 間接FK | 3 | 1 | 2 |
| 1 | 3 | 4 | (オフサイド) | 3 | 1 | 2 |
| 0 | 0 | 0 | PK | 0 | 0 | 0 |
所感
試合レポートみたいなのはゲキサカとかでたくさん出ているので本当に所感。やはり決勝ということもあって、全員気合が入っていて静学らしさを出そうというのが感じられました。立ち上がりDF飯尾善がミドルを打ったり空中戦でFW久下彬を吹っ飛ばしたりしましたし、FW村松亮もめちゃくちゃ上手かったし、MF溝口昊もあまり長時間見る機会がなかったので特徴がいまいちわかっていませんでしたが少ないタッチ数ながらもそこに上手さを感じました。
ただ、後半は3枚替えの影響かリズムをなかなか掴めていなかった印象。MF半田怜也は大事をとって交代させたのだろうと思いますが、これが攻守に落ち着きがなくなってしまった要因のひとつかなと個人的に思っています。また、両WBに縦への推進力のあるMF高丘泰昂とMF長坂健太を投入しましたが、高丘は1回目のドリブル突破を綺麗に止められてしまったからかその後しばらくは消極的に見えました。

近大附属は繋ぐというよりはロングボールやロングスロー主体のチーム。ハーフラインを超えた位置でのスローインはもれなくMF中澄恵大のロングスローがやってくるという感じ。静学はリーグやインターハイでもロングスローを使うチームと対戦しておりGK田邉匠真を中心に上手く守れている印象がありましたが、まさかの1本目のロングスローで失点。その後のロングスローはしっかり対応していましたが、さすがにあれだけのしつこくロングスローを投げられるとまた決まってしまうのではないだろうかとヒヤヒヤして見ていました。まあ、この失点に関しては直前に田邉が相手に倒されてすぐには起き上がれなかったのにプレーが止まらず、静学ベンチが抗議してイエローが出たという流れがあったのですが、この一連の流れで集中が少し切れてしまったりしていたのかなという気がしています。良くも悪くも静学ベンチは熱いですからね。
ロングボールに関してはブレイク中のFW久下彬相手にほぼ完勝していてかなり安心して見られました。後半は静学のテクニックに触発されてか近大附属側にもテクニックを見せてくる選手がいたり、終盤のオープンになってきたところで途中出場の10番FW川西啓斗がロングシュートを放ってきたり、怖い場面はありましたけどね。
目指すはプレミア復帰&選手権優勝
去年の世代はメンツが強烈だったので全国優勝できるのではと彼らが1年生の時に予想していました。しかし、結果はご存知の通り夏冬ともに全国大会を逃し、プレミアからも降格してしまいました。一方、今年の世代はルーキーリーグ前橋育英戦で1-8でボロ負けしており、この差を埋めるのは簡単じゃないと思っていましたが、全国優勝を成し遂げました。高校年代は本当にわからないですね。

インターハイ優勝を成し遂げ、次の目標はプレミア復帰と選手権優勝になるかと思います。インターハイで優勝したからと言って、この2つの目標を達成するのは簡単ではありません。プレミア復帰するためにはJユースを倒さなくてはいけませんし、選手権にしてもこのインターハイで戦わなかった多くのプレミア勢を倒さなくてはいけません。プレミア勢は大津のほかに青森山田、前橋育英、昌平、流経大柏、帝京長岡、東山、米子北、神村学園と8チームあります。前橋育英と流経大柏にはルーキーリーグでも負けていますし、選手権で借りを返せたら最高。特に決勝で前橋育英に勝って優勝できたら最高ですね。

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