プリンス東海2026 第10節 愛工大名電vs静岡学園

夏季中断が明けてリーグ再開。夏季中断中にインターハイ全国大会王者になった静学の中断明け初戦は、アウェイの扱いながら時之栖Aグラウンドで行われました。いつもならメンバー表が置いてあるのに今日はないと思っていましたが、静学ホームの試合じゃなかったからということに今更気づきました。

試合記録

スタメン

フォーメーションは3-4-1-2。GK田邉匠真。3バックはDF高比良太輝、DF林奏汰、2年生MF青山大晟。ボランチは2年生MF杉ノ原芽生とMF半田怜也。ウイングバックは右にMF加集啓太、左にMF加藤煌清。トップ下にMF佐野泰聖、2トップはFW坂本健悟とFW沢井翼。

DF飯尾善、DF保延昭良、DF小田切颯佑、MF足立羽琉、MF安永龍生、MF松永悠輝が不在。

試合経過

公式記録が出たら修正します。

  • 得点
    • 3分:15沢井翼(A:加藤煌清)
    • 19分:7加集啓太(A:13加藤煌清)
    • 28分:9坂本健悟(PK)
    • 71分:9坂本健悟(A:7加集啓太)
    • 90+2分:4林奏汰(A:不明)
    • 90+4分:29北村岬輝(A:26亀川潤)
  • 交代
    • 後半
      • 13加藤煌清→14長坂健太(高3:静岡学園中)
      • 18佐野泰聖→29北村岬輝(高1:静岡学園中)
    • 後半
      • 7加集啓太→26亀川潤(高1:静岡学園中)
      • 15沢井翼→24村松亮(高3:清水エスパルスJY)
    • 後半
      • 19杉ノ原芽生→27山田栞汰(高1:静岡学園中)

所感

夏季中断明けのポイントは、フォーメーションとメンバーがどれだけ変わったか。インターハイやECLOGAでは多くの選手を怪我で欠いたなかでMF林奏汰のボランチを試したり、右SBにMF高丘泰昂、左SBにMF長坂健太を配置した4-3-3にトライしたりしました。そして、MF長坂健太が台頭し、ECLOGAでは MVPになりました。負傷者が帰ってきてかつ中断期間で準備していたであろう形を試す・・・、それがどのような形になるか楽しみでした。

結果として、3-4-1-2は継続し、メンバー大幅入れ替えという形になりました。負傷していた選手の多くはまだ復帰には至らず。BチームメインでプレーしていたDF高比良太輝、MF青山大晟、MF加集啓太がスタメン入り。さらにまったく予想していなかった、というより絶対ないと思っていた1年生の起用というトピックがありました。

まずは元々レギュラーだった選手たち。「男子三日会わざれば刮目して見よ」と言いますが、どの選手もこの夏を経てスケールアップしたなという印象。特にセンターバックの真ん中を務めるDF林奏汰はその最たる例。1学年上の世代が始動したほぼ初期からAチーム入りしており、この学年のDF陣の中で明らかに評価が1番高かった割に飯尾や保延と比べて目立つ機会が少ない、個人的にはかなりミステリアスな選手でした。インターハイでボランチを経験したこともあってかボールを持てる選手になったなという印象。静学のセンターバックらしく相手に囲まれても落ち着いてかわしたり、最終ラインから持ち上がって2人、3人と剥がしてパスを供給したりする姿は貫禄に溢れていました。観客席からは「あんな上手いセンターバックが相手にいたら心折れる」というような声も聞こえてきましたね、同感です。

負傷やJクラブへの練習参加等事情があったのかもしれませんが、不動だったDF飯尾善、DF林奏汰、DF保延昭良の3バックのうち2枚を入れ替える大胆なメンバー選考を敢行しました。事情がわからないので次節以降も同様の起用が続くのかわかりませんが、個人的にはいろいろな選手が見れるのは楽しいですね。

高比良については、Bチームでキャプテンマークを巻いていたし、インターハイにも帯同していたのでようやくAチーム公式戦デビューまでこぎつけたなという感じ。中学時代フェルボール愛知でレギュラーとして全国ベスト16入りしており、実績は折り紙つき。この試合ではAチームデビュー戦ということもあってか、プレスを剥がすドリブルはほとんどなく、蹴らされていたり後ろに下げさせられたりと消極的に見える選択が多かった印象。ただ、時間と共に解消されるレベルな気がします。

2年生MF青山大晟が3バックの左として大抜擢。昨年はプリンスリーグ後半戦からボランチとして台頭、今年もBチームでボランチとして出場しているようでした。杉ノ原よりも早くAチームに上がると思っていたので、ようやく来たかという感じ。状況を見ながら落ち着いて組み立てる選手という印象があり、あまりドリブルで運ぶ印象はありませんでしたが、この試合では結構持ち運ぶシーンが多かったですね。慣れないポジションだったとは思いますが、難なくこなしていた印象。

MF加集啓太については、ようやくAチームの公式戦に出れたかという感じ。新人戦以来の出場で、直近はBチームで途中出場が続いていました。インターハイ全国大会でも帯同はしていたものの登録メンバー外。どうやら今年の3月に膝の疲労骨折をしたり、なかなかAチーム復帰とはいかないもどかしい状態だったようです。しかし、ECLOGAでは松永の背負っていた10番を代わりに背負って4-3-3の右WGとして出場し、ようやく復帰に漕ぎつけました。

【高校サッカー】静岡学園がプリンスリーグ後半戦大勝スタート MF加集啓太が復活ゴールも - スポーツ報知
全国高校総体で初優勝を飾った静岡学園が、首位を走るリーグの後半戦初戦を大勝で飾った。最下位の愛工大名電を6―0で下し、9勝1分けで勝ち点を28に伸ばした。

結果としてウイングバックで出場し、終盤ドリブル中にタックルを受けて足を攣るまでプレー。昨年Bチームで年間を通してプリンスリーグに出場していたし、彼を知っている人であればあれくらいやれるのは分かりきっていたところ。相変わらずのドリブルのキレで、プリンスリーグならまず止められないレベル。レフティですが、右足でクロスを上げるし過剰に左脚にこだわる選手ではないのが良いところ。MF加藤煌清のクロスに合わせて早速ゴールを決めました。あとはカットインからの左足シュートの精度が課題ですかね。後半はシュートを巻き切れずに枠外にしてしまう場面が2回ありましたし、前半は枠内だったとはいえGK正面でした。あれが決まるようになったり、決まらなかったとしてもGKが弾いて味方が詰められるようなシュートになれば、という感じ。

そして、早くも1年生がAチームデビュー。MF北村岬輝、MF亀川潤、MF山田栞汰の3人が後半途中出場を果たしました。インターハイ東海大会でもメンバー入りして試合に出ていましたが、今度はAチーム。しかも、今回はルーキーリーグ全国大会出場を既に決めているとはいえ、久々の関東ルーキーリーグ優勝が目前まで迫っており、来週の最終節市立船橋戦を優勝決定戦にするには愛工大名電戦翌日のアウェイ西武台戦での勝利が必須という状況。プリンスリーグの登録メンバー変更で1年生がメンバー入りするだろうとは思っていましたが、まさか中断明け1発目でベンチ入りするとは思っていなかったので、最初はまったく気づきませんでした。ただ、右サイドで26番がボールを持った時に「カメ!」とか「ジュン!」と呼ばれているのを見て亀川!?となったし、29番めっちゃシャツインしてるなと思って見ていましたが、そういえば北村はいつもしっかりシャツインしているなと。今節1番のサプライズ。

亀川はプリンスデビュー戦にもかかわらずかなり堂々とドリブルしていましたね。アシストついたかは分かりませんが、6点目の起点になりました。そして、その6点目はFW坂本健悟が決めたと思っていたら北村の得点となっていました。2列目からの飛び出しは北村の専売特許、プリンスデビュー戦でいきなりその形で決めるとは。

来週のプリンスリーグはルーキーリーグ最終節と日程が重なるのでさすがにルーキー優先になると思いますが、その次の富士市立戦からはどうなるかわからないですね。楽しみ。

順位

静学は9勝1分で首位キープ。清水エスパルスユースも3-0で三重に勝って2位キープ。プレミア昇格プレーオフはやはりこの2チームで確定でしょう。両チームともしっかりプレミア復帰してほしいですね。3位は気付けば藤枝東。帝京大可児に1-0で勝利、注目の2年生ドリブラーMF高士青也がゴール。浜松開誠館は降格圏に沈む藤枝明誠に1-2で敗れて4位後退。明誠は降格圏内のままですが、残留ラインまであと一歩。富士市立は東海大翔洋に敗れて降格圏が近づく結果に。

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