プリンス東海2025 第1節 藤枝東vs静岡学園B

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プリンスリーグが開幕しました!

開幕戦はアイスタの清水エスパルスユースvs東海大翔洋にするか藤枝東Gの藤枝東vs静岡学園にするかで迷いましたが、今回は後者にしました。

試合記録

第1節 結果 : 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ東海
【4月5日(土)-6日(日)】試合結果(一覧) 星取表 得点者リスト 警告・退場者リスト 出場記録 エスパルス 4-2 東海大翔洋 ジュビロ 5-0 帝京大可児 藤枝東 2-3 静岡学園Ⅱ 浜松開誠館 1-0 富士市立 藤枝明誠 2-0 グ...

スタメン

藤枝東は4-2-3-1。GKは静岡県選抜常連で昨年から藤枝東のゴールを守り続けているGK宮崎真心。4バックは右からDF橋本龍英、DF寺田理宇、DF永井大智、DF大橋大洋。4バックのうちなんと3人が2年生。大橋はU-16静岡県選抜。ダブルボランチはMF井上凱晴とMF鈴木睡蓮。トップ下は静岡県選抜のMF泉孝太郎。右WGはMF増田瑛斗で左WGが昨年から試合に出ていたMF望月瑠斗。センターフォワードはFW木全悠太。

静学は4-4-2。GKは新人戦で正GKだったGK瀧優斗。4バックは右からDF佐野泰聖、DF飯尾善、DF保延昭良、DF小田切颯佑。佐野はU-16静岡県選抜で、小田切は中学時代にU-15日本代表に選出された経歴があります。ダブルボランチはMF加藤薫とMF足立羽琉。右SHがMF安武凛で左SHが全中優秀選手のMF落合咲蔵。2トップはFW沢井翼とFW宮本侑宕。プレミア登録メンバーは瀧、保延、足立、沢井の4人。

U-15日本代表 メンバー・スケジュール EAFF U15 男子選手権 2023(8.28-9.9 中国・青島)
スタッフ監督:平田 礼次 ヒラタ レイジ(日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ)※9.7から合流コーチ:木村 康彦 キムラ ヤスヒコ(日本サッカー協会 JFAコーチ)コーチ:西嶋 弘之 ニシジマ ヒロユキ(日本サッカー協会 J...

得点・交代

藤枝東2-3静岡学園B
得点
21増田瑛斗(アシスト:11望月瑠斗)26分 
 27分10沢井翼(アシスト:14足立羽琉)
 55分9宮本侑宕
 70分7安武凛
7鈴木睡蓮77分 
交代
   60分14足立羽琉
②川崎CHAMP
6泉新
②静岡学園中
21増田瑛斗
②藤枝東FC
14川口太崇
②藤枝東FC
72分   
11望月瑠斗
②藤枝東FC
13澤野翔祐
③FC LESTE
84分   
22橋本龍英
②京都サンガU-15
8南部陽哉
③ヴィアティン三重U-15
84分   
   87分11落合咲蔵
③静岡学園中
23安永龍生
②FC東京むさし
   90+2分8加藤薫
③静岡学園中
13小山颯太
③静岡学園中
   90+2分10沢井翼
②VIVAIO船橋
12渡邉怜央
②清水エスパルスJY
SUBSTITUTE
GK18吉田悠真藤枝東FC GK25府川拓夢PSTC LONDRINA
DF2山本旬FC LESTE DF15豊田葉清静岡学園中
DF12飯田仁藤枝東FC MF20三好浬丘アルコバレーノFC
MF20原田音生FC桜が丘    
退場
   90+1分6泉新  
藤枝東2-3静岡学園B
後半前半チーム合計前半後半
325シュート1156
5510GK422
011CK651
6511直接FK835
000間接FK110
000(オフサイド)110
000PK000

序盤五分五分の展開の中、先手を取ったのは藤枝東。26分、左サイドハーフライン付近でボールを持ったMF望月瑠斗がロングボールをゴール前に供給すると、MF増田瑛斗が絶妙なトラップで抜け出し、ゴールへ流し込んで藤枝東が先制。

ベンチ外の応援団と抱き合う

しかし、その1分後に静学は同点に追いつく展開。MF足立羽琉のパスを10番FW沢井翼がゴール前で背負って受けると反転してシュート。これが決まり1-1に。

2年生10番FW沢井翼のゴールですぐに追いつく

このまま前半は1-1で終了。ハーフタイムは両チームとも交代なし。

後半序盤は静学のペース。55分、再び沢井がゴール前で背負って反転シュート、こぼれ球をFW宮本侑宕が押し込んで静学が逆転に成功。

新人戦翔洋戦にも出場していたFW宮本侑宕が逆転ゴール

そのままの勢いで行きたかったものの、60分に静学はMF足立羽琉が負傷退場し、MF泉新に交代するアクシデント。

負傷退場したMF足立羽琉に代わってMF泉新が出場

しかし、70分にサイドでドリブルを開始したMF安武凛が巧みなテクニックでカットインして藤枝東GK宮崎真心が反応できないシュートを決めて3点目。1-3と突き放しました。

MF安武凛のゴールで1-3と突き放す

その直後の72分に藤枝東は右WGの増田瑛斗を下げてボランチに川口太崇を投入。この交代に伴ってトップ下の泉孝太郎が右WGに、鈴木睡蓮がトップ下に入りました。

ルーキーリーグで10番を背負ったMF川口太崇を投入

その後、77分に左サイドでボールの奪い合った末、藤枝東が前線へボールを供給するとFW木全悠太が抜け出してシュート。静学GK瀧優斗が一度はセーブするもこぼれ球を詰めていたMF鈴木睡蓮が押し込んで1点差へ。

FW木全悠太が抜け出してシュート
GK瀧優斗がセーブするもボールは高く上がり、後ろから走り込んできたMF鈴木睡蓮が頭で押し込む

藤枝東は84分に2枚替え。MF望月瑠斗に代えてMF澤野翔祐、DF橋本龍英に代えてMF南部陽哉を投入。泉孝太郎は今度は左WGへ移動し、橋本の抜けた右SBには井上凱晴が入りました。

MF澤野翔祐とMF南部陽哉を投入して勝負をかける

対して静学は左サイドを圧倒していた落合咲蔵を87分に代えて安永龍生を投入しますが、この後アクシデント。途中投入された泉新が後半ATに2枚目のイエローで退場。右SBに小山颯太を入れて佐野泰聖をボランチに、さらに渡邉怜央も中盤に入れて4-4-1の形に。

MF泉新が遅延行為で2枚目のイエローとなり退場

退場したのが後半ATだったことが幸いし、また藤枝東が数的優位を活かした戦い方ができなかったこともあり、このまま静学が逃げ切り開幕戦を白星で発進しました。

静岡学園Bが開幕戦白星発進

所感

前半はほぼ五分と展開に見えましたが、後半序盤は完全に静学ペース。静学は2トップのFW沢井翼とFW宮本侑宕が両方とも相手を背負ってキープできるタイプの選手である一方、藤枝東のセンターフォワードのFW木全悠太は静学DFに苦戦。なかなかポストプレーを完遂できずに跳ね返される場面が前半から散見されていました。

木全は静学DF陣に苦戦

藤枝東は最終ラインから繋いでビルドアップを試みていたものの、静学の前線〜中盤のプレスが早かったために上手くいかず。途中から静学の選手を引きつけてロングボールを木全につけるということにトライしていたような気がしますが、前述のように木全がDF保延昭良とDF飯尾善の静学センバコンビに勝てない状況だったのでやや苦しい展開。後半はそれがモロに出て静学がリズムを掴みました。

後半途中から出場したMF川口太崇は昨年見た感じでは去年の10番だったMF柳川結飛と同じようなキックが魅力のレフティ。まだこの強度に慣れていないのかミスもあったものの、1番目を引いたのはその熱さ。写真を見てわかる通りめっちゃ声出してました。メンタルが素晴らしい。注目の選手。

川口が出場した後くらいから藤枝東は息を吹き返してきて、サイドを起点に木全が裏へ抜け出してチャンスという場面が何回かありましたし、その形で得点に結びつきました。まだ1試合終わっただけなので盛り返すことは十分可能。どう修正するか楽しみです。

静学は4-4-2のフォーメーションながら、攻撃時は右SBの佐野泰聖がボランチの位置に入る偽SB。佐野はヤングサッカーフェスティバルでもトップ下と右SBでプレーしていましたし、十分素養あり。前線まで上がる回数も多かったです。

センターバックはルーキーリーグでもコンビを組んでいた保延昭良と飯尾善。飯尾は昨季途中からプリンスリーグ登録メンバー入り。保延は今年プレミアの登録メンバーに入りました。

DF飯尾善
DF保延昭良
身体を張った守備を見せた

左SBでフル出場を果たしたDF小田切颯佑は、ルーキーリーグ前橋育英戦でチラッと見てからは全く見る機会がなかったので気になっていました。落合咲蔵との左サイドのコンビは前半から武器になっており、ほとんどずっと押し込んでいました。プリンスリーグ開幕戦でフル出場、順調です。

静学の花形ポジションであるウイングには静岡学園中出身のMF落合咲蔵と京都サンガU-15出身のMF安武凛。静学中で全中優秀選手になった選手はDF提坂日葵、MF杉田和心、MF前田一樹、そしてMF落合咲蔵の4人で、提坂、杉田、前田の3人は見たことがありましたが、落合だけは見たことがありませんでした。真ん中の選手だと勝手に思っていましたが、バリバリサイドの選手。それも静学らしいドリブラーでした。今日の試合はドフリーのチャンスで外してしまったりしてゴールこそありませんでしたが、今後が楽しみな選手。そのうちプレミアでプレーする機会が確実に来ると思います。安武は目立つ場面は多くありませんでしたが、巧みなフェイントからゴールを決めました。めちゃくちゃうまかったです。今後注目。

2トップの宮本と沢井は2人とも相手を背負ってキープができる選手で、ボール保持の部分で押し込むことが可能。強くて上手い、かなりチートな選手だなと思いました。

順位

プリンスリーグ東海開幕節の試合結果は以下の通り。

  • 清水エスパルスユース 4-2 東海大翔洋
    • 清水:土居佑至×3、岩永京剛
    • 翔洋:釜下諒×2
  • ジュビロ磐田U-18 5-0 帝京大可児
    • 磐田:石塚蓮歩×3、服部公紀、髙澤海志
  • 藤枝東 2-3 静岡学園
    • 藤枝:増田瑛斗、鈴木睡蓮
    • 静学:沢井翼、宮本侑宕、安武凛
  • 浜松開誠館 1-0 富士市立
    • 浜松:岡田瑛太
  • 藤枝明誠 2-0 名古屋グランパスU-18 B
    • 山本洸弥、鵜飼亨真

清水ユースのMF土居佑至と磐田U-18のMF石塚蓮歩の両エースがともにハットトリックで白星スタート。翔洋は難敵相手だったもののFW釜下諒が2ゴールを決める活躍を見せました。浜松開誠館はFW岡田瑛太が開幕戦ゴールで富士市立に勝利。内容は開誠館が圧倒していたらしいです。藤枝明誠は名古屋U-18 Bに2-0で快勝。

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