中学生年代の日本クラブユース選手権各地方の状況です。

全国出場クラブ一覧
- 北海道(2枠)
- 札幌ジュニアFC
- SSSジュニアユース
- 東北(3枠)
- モンテディオ山形JY村山
- フォーリクラッセ仙台
- JFAアカデミー福島
- 関東(15枠)
- FC LAVIDA
- 東京ヴェルディJY
- 柏レイソルU-15
- 東急Sレイエス
- FC東京むさし
- 鹿島アントラーズJY
- 川崎フロンターレ生田
- 浦和レッズJY
- RB大宮アルディージャU15
- ACアスミ
- GRANDE FC
- 横浜F・マリノスJY
- 1FC川越水上公園
- 湘南ベルマーレEAST
- 前橋FC
- 北信越(3枠)
- カターレ富山U-15
- PateoFC金沢
- ツエーゲン金沢U-15
- 東海(6枠)
- 名古屋グランパスU-15
- フェルボール愛知
- 清水エスパルスJY
- Honda FC
- 清水エスパルスJY三島
- 名古屋FC EAST
- 関西(7枠)
- ガンバ大阪JY
- RIP ACE SC
- 高槻ジーグFC
- 京都サンガU-15
- ヴィッセル神戸U-15
- ガンバ大阪門真
- セレッソ大阪U-15
- 中国(3枠)
- サンフレッチェ広島JY
- サンフレッチェびんご
- シーガル広島
- 四国(2枠)・・・7/12決定
- カマタマーレ讃岐U-15 vs FCコーマラント
- 徳島ヴォルティスJY vs 愛媛FC U-15
- 九州(7枠)
- ソレッソ熊本
- アビスパ福岡U-15
- ヴィクサーレ沖縄
- ロアッソ熊本JY
- 原田学園SC
- サガン鳥栖U-15
- FC琉球U-15
北海道(2枠)

全国確定:札幌ジュニアFC、SSSジュニアユース
全国切符を掴んだのは札幌ジュニアFCとSSSジュニアユースといった北海道では老舗の街クラブ。
北海道コンサドーレ札幌U-15は準決勝でSSSに2-3で打ち負けて敗退。コンサドーレ札幌アカデミーはほかに釧路、室蘭、旭川と支部がありますが、いずれも敗退しています。また、ベスト4の残り1チームはTRAUM VITA FCというチームですが、南葛SC監督の風間八宏氏が提唱する”トラウムトレーニング”を実践しているクラブのひとつのようです。それはそれで全国で見てみたかったかも。
東北(3枠)

全国確定
優勝:モンテディオ山形JY村山
準優勝:フォーリクラッセ仙台
3位:JFAアカデミー福島
モンテディオ山形JY村山、フォーリクラッセ仙台、JFAアカデミー福島が全国行き。モンテディオ山形アカデミー創設以来初の優勝らしいです。
フォーリクラッセ仙台は2019年に設立された比較的新しいクラブで、”消えた天才”として良く語られる元プロサッカー選手の財前宣之氏が代表を務めています。選手寮があるため全国から選手を受け入れることができるのがウリのようです。清水エスパルスユースのU-17日本代表MF針生涼太などが所属していました。今年で日本クラブユース選手権全国大会出場は3年連続3回目。

3位決定戦ではJFAアカデミー福島とRENOVENCE OGASA FCが残りの1枠を争い、1-0でJFAアカデミー福島が勝利しています。
RENOVENCE OGASA FC(レノヴェンス オガサ)は元々柏レイソルと業務提携し、レイソルSS盛岡として活動していたクラブです。2009年に柏レイソルとの業務提携を解消し、岩手県出身の元鹿島アントラーズMF小笠原満男氏をアドバイザーとして招いて活動しているとのこと。

関東(15枠)

全国確定
優勝:FC LAVIDA
準優勝:東京ヴェルディJY
ベスト4:柏レイソルU-15、東急Sレイエス
ベスト8:FC東京むさし、鹿島アントラーズJY、川崎フロンターレ生田、浦和レッズJY
敗者戦:大宮アルディージャU15、ACアスミ、GRANDE FC、横浜F・マリノスJY、1FC川越水上公園、湘南ベルマーレEAST、前橋FC
Jクラブがひしめき合う激戦区関東では、街クラブから1FC川越水上公園、ACアスミ、FC LAVIDA、前橋FC、GRANDE FC、東急Sレイエスが全国切符を手にしました。昌平高校の下部組織として知られているLAVIDAは東京ヴェルディをPK戦で破り、関東1位で出場します。3年連続の全国出場で3回とも関東1位で出場という快挙。また、GRANDE FCと前橋FCは2年連続全国出場。
東急Sレイエスは2年ぶりの全国出場。記事の見出しが完全にミスリードですが、今年の3年生が昨年U-15 2ndとしてU-15リーグの県3部を戦ったら4部落ちしたというだけの話のようです。実際はU-15日本代表も在籍している関東リーグのチームが全国出場を果たしたという話でした。

1FC川越水上公園はクラブ史上初の全国大会出場。清水エスパルスユース出身で現筑波大の世代別日本代表MF矢田龍之介や元静岡学園のDF岩田琉唯、MF金野仁、MF金野類を輩出したチーム。

北信越(3枠)

全国確定
優勝:カターレ富山U-15
準優勝:PateoFC金沢
3位:ツエーゲン金沢U-15
北信越はカターレ富山U-15が延長戦の末にPateoFC金沢に勝利して優勝。3位までが全国出場。3位は松本山雅U-15に勝利したツエーゲン金沢。カターレ富山U-15は準々決勝でAC長野パルセイロU-15、準決勝で松本山雅U-15とのJクラブ対決に勝利しました。また、PateoFC金沢は準々決勝でアルビレックス新潟U-15を破っています。
東海(6枠)

全国確定
優勝:名古屋グランパスU-15
準優勝:フェルボール愛知
3位:清水エスパルスJY
4位:Honda FC
5位:清水エスパルスJY三島
6位:名古屋FC EAST
東海は愛知から3チーム、静岡から3チームの6チームが出場します。トピックスとしては、昨年全国準優勝を成し遂げたFC岐阜U-15がベスト8で敗退し全国出場ならず。FC岐阜U-15に勝利したHonda FCと清水エスパルスJY三島が全国大会出場権を獲得しています。また、ジュビロ磐田U-15もエスパルス三島に敗れて東海大会止まり。エスパルス三島はクラブ初の全国大会出場です。
関西(7枠)

全国確定
優勝:ガンバ大阪JY
準優勝:RIP ACE SC
3,4位:京都サンガU-15、高槻ジーグ
5,6位:ヴィッセル神戸U-15、ガンバ大阪門真
7位:セレッソ大阪U-15
関西は変則的で、A〜Dの4ブロックに分けて各ブロック1位チームは全国確定。各ブロックで3位決定戦を行い、勝利チームと各ブロック2位チームで2組に分けてトーナメント実施。このトーナメント1位チームが5,6位で全国確定。トーナメント2位チーム同士で試合を行い、勝利チームが7位で全国となります。
千里丘FCや大阪市ジュネッス、東淀川FCといった静岡学園と縁の深いチームも関西大会に出場しています。また、藤枝東と縁の深いVervento京都やLucero京都、京都サンガ系列のクラブや、磐田東に選手を輩出しているBLINQ FCも関西大会に出場しています。
バレンシアCFアカデミー和歌山やインテルナシオナルジャパンといった海外クラブの日本法人も出場していました。バルサアカデミー奈良は奈良県4位で関西大会出場を逃したようです。
中国(3枠)

全国確定
優勝:サンフレッチェ広島JY
準優勝:サンフレッチェびんご
3位:シーガル広島
サンフレッチェ広島JYとサンフレッチェびんごのサンフレッチェアカデミーがワンツーフィニッシュ。残る1枠はレノファ山口WESTに勝利したシーガル広島が確保しました。ちなみに本家のレノファ山口U-15は3回戦でレノファ山口WESTと対戦して敗れています。広島国際学院に多くの選手を輩出している広島ピジョンFCや広島KELT東広島FCも中国大会に出場しています。そりゃあ全国に出るわけだ。
四国(2枠)

全国確定:なし
四国大会はまだベスト4まで。カマタマーレ讃岐U-15 vs FCコーマラント、愛媛FC U-15 vs 徳島ヴォルティスJYの勝者が全国出場。FCコーマラントが街クラブで唯一生き残っています。
四国のクラブは静学MF加集啓太を輩出したプルミエール徳島や藤枝東DF安岡海翔、JFAアカデミー福島DF長尾ジョシュア文典(現鹿屋体育大)を輩出したソレアーダ高知といった静岡と縁のあるクラブが何気に多いです。
九州(7枠)

全国確定
ソレッソ熊本、アビスパ福岡U-15、ヴィクサーレ沖縄、ロアッソ熊本JY、原田学園SC、サガン鳥栖U-15、FC琉球U-15
九州も関西同様変則的な大会方式。A〜Gブロックに分け、それぞれの優勝チームが全国出場です。
ヴィクサーレ沖縄は大分トリニータU-15をPK戦で退け、鹿児島の原田学園SCは大分トリニータ宇佐に勝利してそれぞれ全国切符。原田学園SCは2023年設立の1期生がいきなり全国出場の快挙です。大分トリニータは2チームが全国に王手を掛けましたが、ともに敗退という悔しい結果となりました。ギラヴァンツ北九州U-15、V・ファーレン長崎U-15も決勝で敗退。
九州のクラブから藤枝明誠に選手が来ることがありますが、今年は油山カメリアFCやCAグランロッサといったチームが九州大会に出場しました。
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