6/10、昨季オフにアスルクラロ沼津から水戸ホーリーホックへ完全移籍したFW津久井匠海がRB大宮アルディージャへ完全移籍することが決まりました。
この度、RB大宮アルディージャへ移籍することを決断しました。
この選択は全ての方に応援していただけるものではないかもしれません。
しかし、自分が目指すべき目標と幼い頃からの夢に向かって新たなチャレンジをすることを決めました。
現在、僕はプロ5年目に差しかかり今年で23歳になります。若手とは言えない年齢になりました。同級生やユース時代に戦っていたメンバーが海外に飛び立ち、日本代表になっている姿を目の当たりにし日々刺激を受け、また悔しさも常にありました。
その中で今回このようなオファーをいただき、自分がより成長し目指すべき場所に到達するためにはどうすれば良いか悩み、今回この決断をいたしました。
JFLとJ3で4年間プレーしていた自分をJ2の舞台に引き上げ、ホームであるケーズデンキスタジアム水戸に立たせてくれた水戸ホーリーホックには感謝しかありません。
初めてピッチに立ったプレシーズンマッチの鹿島アントラーズ戦のあの日、サポーター達の熱い応援を聞いて、自分はもう一度這い上がっていけるんだと強く思いました。あのこみ上げてくる感情は鮮明に覚えています。
また、暑い日も雨の日も変わらず僕たちの背中を押してもらい本当にありがとうございました。
水戸ホーリーホックではon the pitch の追求とoff the pitch の発信、これらを常に求められ成長させていただきました。また、経験豊富な先輩方、常に高め合える同期、親しい関係ながら時には頼ってくれる後輩達のおかげでより成長出来たと強く感じています。
この自分で選んだ道をどう皆様に応援してもらえるかは今後の自分の成長次第だと思っています。常に自分と向き合い闘い、強い覚悟を持って新たなチャレンジに進んでいきます。
最後に、西村GM、森監督をはじめ多くのスタッフの方々、いつも応援してくれるサポーターの方々、そして水戸ホーリーホックに関わる全ての皆様に感謝を申し上げます。
半年間ありがとうございました!
移籍金はクラブ史上最高金額とのこと。水戸はその移籍金を元手にしてFC東京のMF塚川孝輝、モンテディオ山形のMF加藤千尋、ティアモ枚方のDFフォファナマリックの3人を補強しています。相当のビッグディールだったと思われます。
Q.津久井選手の移籍金はクラブ史上最高額とのことですが。
「そうですね。詳しい金額は公表できませんが、我々としては、とても大きな金額でした」
現在J2は大宮と水戸が勝点35で並んでいます。水戸は現在6連勝中で、直近10戦無敗の8勝2分。津久井はJ2全試合先発中で、水戸からすれば大きな痛手となりますが、津久井本人としてはレッドブルグループの大宮に移籍することで海外移籍が近くなるという部分では魅力的でしょう。


大宮公式サイトの津久井コメントです。あっさり。

この度、水戸ホーリーホックから移籍してきました、津久井匠海です。このクラブの一員になれる事を誇らしく思います。RB大宮アルディージャが目指すべき場所に向けて自分の力を全力で注ぎます。よろしくお願い致します。
ちなみに、アスルから水戸へ移籍した時のコメントは下記。基本的に出て行く時のコメントが長いという感じですね。人情の男。
この度、今シーズン限りでアスルクラロ沼津を退団し、水戸ホーリーホックに完全移籍する事になりました。
アクルクラロ沼津にはレンタル移籍で1年、そして完全移籍で1年在籍させてもらいました。
この2年間で僕は、人としても選手としても本当に多くの事をこのクラブで学び成長させてもらいました。
練習後のシュート練習を毎週してくれたゴンさん、いつも声をかけてくれたヒデさん、細かい技術を教えてくれたタジさん、練習の時、前向きな声を出してくれたケイタさん、僕がクロス練習をする時、毎回配給してくれたキーパーコーチのタケさん、また、いつもケアをしてくれるメディカルスタッフの皆さんのおかげで怪我なく戦う事が出来ました。
そして、練習の準備をしてくれる主務の2人、多くのスタッフのおかげで成長することができ、感謝しかありません。
アスルクラロ沼津というクラブでJリーグデビューを果たした、アウェーの讃岐戦を忘れる事はありません。
このチームは、日々みんなで切磋琢磨し厳しい練習を乗り越えてきました。みんなで声をかけながら走り切ったり、試合の合間には話し合いながら常に良くなる方に向かうよう進んでいきました。
しかし、J2昇格という目標は果たせず、とても悔しい思いです。ファン・サポーターの皆さんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。
チームの先輩方はいつも僕にアドバイスをくれ、そしてサッカー以外の事でも多くの事を学ばさせてもらいました。また、一緒にご飯やジム、温泉など行ってくれた先輩や後輩との時間はどれも素晴らしい思い出です。このチームを離れる事はとても寂しいです。
しかし、僕も成し遂げたい目標があります。そこに向かってやり続けます。
皆さんに僕の活躍が届くよう精一杯頑張りますので、応援していただけると嬉しいです。
沼津で過ごしたこの2年間は僕にとってかけがえのない2年間で感謝しかありません。
本当にありがとうございました!
津久井はアスルに所属していた昨季、J3第20節ホーム大宮戦で先制ゴールを決めています。この時大宮は首位を独走しており、アスルは2位で追う立場でした。この試合で大宮は津久井に目をつけたんじゃないかなと個人的に思っています。翌シーズン水戸でJ2でも十分戦う力があることを確認した上での夏に獲得という流れかなと。
大宮は明日アウェイ長崎戦。J1昇格の立役者となり、J1で活躍、そして海外、日本代表へ旅立てるか注目です。
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