柏戦に戻りましょう。
ゴール裏、ぎっしり詰まっていました。去年の仙台戦、札幌戦は平日ナイターだったこともあってこんなに埋まりませんでした。せっかく上位カテゴリーのチームが来てくれるので、今後も休日デイゲーム開催してほしいなぁと思いました。


試合記録

スタメン
中2日でリーグ戦がやってくることもあり、選手を入れ替え。GK前田宙杜とDFグスタボ・リッシが今季初出場、FW鈴木輪太朗イブラヒーム、MF佐藤尚輝、MF齋藤学が今季初スタメン。普段左WGやセンターフォワードで出場しているMF鈴木拳士郎は、齋藤学が左WGに入る関係で右WG。DF三原秀真は普段宮脇茂夫の入る左SBに入り、右SBには大卒ルーキーのDF一丸大地が入りました。

柏はこれまで消化したリーグ6試合全試合スタメンのDF原田亘、MF小泉佳穂、MF小屋松知哉、MF熊坂光希、MF原川力の5選手などがメンバー外。この試合のスタメンでリーグ全試合スタメンなのはGK小島亨介とDF古賀太陽のみ。

ハイライト

所感
終始押され続けた試合となりました。昨年のルヴァン仙台戦や札幌戦ではある程度互角にボール保持できていましたが、この試合はボール保持がまともにできませんでした。昨年は前年からメンバーがほとんど変わらなかった一方で今年はメンバーが大幅に変わってまだ連携が出来上がっていないという側面が大きいし、今年はボール保持へのこだわりが去年ほどでもなさそうということもあるような気がします。
また、柏は1トップの細谷真大だけでなくシャドーとWBの合わせて5枚が前線に張り付いていたので、どうしてもアスル守備陣のライン設定が低くなってしまう部分もありました。前半は特に柏のジエゴと仲間隼斗が近くで高い位置を取ることでアスルの右SB一丸大地の上がりを牽制し、仲間のケアをするために本来インサイドハーフである佐藤尚輝がボランチの位置まで下がる悪循環。また、柏の前線の5枚がしっかりプレッシャーをかけるためアスルDFラインは落ち着いてボールを保持することができず・・・。プロ初出場のGK前田宙杜や久々の出場となったリッシにはかなり難しい形となり、前半8分にビルドアップのボールを奪われて失点。最終的にこの1失点が試合の勝敗を決める点になってしまったのは残念でした。
そんな中ポテンシャルを見せたのはセンターフォワードで今季初先発の鈴木輪太朗イブラヒーム。徳島から育成型期限付き移籍で加入したワディ。192センチの恵まれた体格を活かして空中戦を優位に進めていたし、しっかり相手を抑えてキープができていました。ようやく中山監督の求めるセンターフォワードが出てきたと思います。
今日のようにボール保持がままならない試合であればワディに当てて一気に押し上げることを考えるべきでしたが、まだそこまでの連携は作れていないという感じ。今後に期待。

ただ、得点をとるという部分についてはまだまだ改善の余地あり。後半のフリーキックをヘディングで合わせた場面は威力が全然なかったですし、数少ないチャンスでパスを選択して結果シュートが打てなかった場面も散見されました。この辺り、中山監督の指導で改善可能だと思うので頑張ってほしいです。
守備では篠崎輝和がゴールラインでクリアをする場面が3回もあり、粘り強さを見せました。本当だったら前半だけで0-3になって試合が終わっていたであろうところ、篠崎のお陰で1失点に抑えられ、佐藤尚輝のポスト直撃のミドルが入っていたら延長突入だったのに・・・と悔しがれる形になりました。頼れる男。

中野遥翔はこの試合でも途中出場。この試合ではいつもの右WGではなく左WGで出場。1回目の突破では2人がかりで止められてしまいましたが、2回目では久保藤次郎を見事に抜き去ってクロスを供給しました。守備面でかなり後手を踏んでしまったこともあってか試合後はかなり悔しそうな表情を見せていましたが、かなり順調に育っていると思います。



DF井上航希は中野と同じく後半途中出場。正直、リッシの出来が良くなさすぎたのでハーフタイムで交代するんじゃないかと思ってました。井上は安定した守備を披露し、レギュラーの格を示した格好になりました。ここまで頼りになる存在になるとは。

昨年は仙台に逆転勝ち、札幌相手にも一時同点に持ち込んだので今年もそんな激アツ展開になることを期待していましたが、さすがにそんなに甘くありませんでした。この経験を今後に活かしてJ2昇格へ頑張ってほしいです。
他チームの結果

1回戦の27試合中13試合を消化。宮崎vs名古屋で延長戦、八戸vs新潟と長野vs東京VでPK戦までもつれ込んだものの、番狂せを達成したのは岡山に勝利した北九州のみでした。ただ、ほとんどの試合が0-1や0-2とロースコアの試合でした。来週の試合に期待。
奈良vsFC東京では中学3年生のMF北原槙が途中出場し、またも史上最年少出場記録を塗り替えました。

奈良に所属している静学出身のMF川谷凪は途中出場。静学出身という意味では長野のDF行徳瑛がフル出場を果たしています。