Toryval STAGE 2025 浜松開誠館vs流経大柏

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Toryval STAGE見に行きました。富士フイルムスーパーカップ、ネクストジェネレーションマッチと重なっていましたが、そもそも富士フイルムスーパーカップが今日だと思ってませんでした、はい。

新人戦で浜松開誠館の試合を見れなかったので、今日は浜松開誠館vs流経大柏の試合。実は選手の浜松開誠館vs帝京も見に行っていたので開誠館2試合目。

試合記録

スタメン

浜松開誠館は帝京戦から4人入れ替え。GKは宮井駿から吉田壮馬へ変更。3バックは右から清水彩生、濱中伊吹、水谷健斗。帝京戦では真ん中が礒部舜也で左が鈴木翔湧でした。ダブルボランチは大柴温人と川合亜門。帝京戦では大柴と加藤涼のコンビでした。他のポジションは帝京戦と同じ。WBは右が田窪悠己で左が髙橋成、2シャドーは岡田瑛太と金子彪真、ワントップが松下蓮。

流経大柏はGKが藤田泰土。4バックは右から乙川宙、大徳剛矢、メンディーサイモン友、増田大空。中盤4枚は右から昇純希、古川蒼真、上田哲郎、安藤晃希。2トップが大藤颯太と金子琉久です。

DFメンディーサイモン友は2/12からパラグアイ遠征を行うU-17日本代表に選ばれています。また、メンディーやGK藤田泰土、MF昇純希、MF古川蒼真、FW安藤晃希、FW大藤颯太、そして途中出場したDF石井友啓は1月の全国高校サッカー選手権でメンバー入りしています。FW安藤晃希は前橋育英との決勝で71分から左サイドに入り、前育DF陣をドリブルでチンチンにしていたのは記憶に新しいところ。

公式記録では77番が昇純希で13番が大藤颯太と記載されていますが、多分逆。JスポーツHPでは大藤颯太が186センチの高身長FWである一方、昇純希はMF登録で162センチとなっており、特徴が真逆。自分の撮った写真とゲキサカの写真を見比べても77番が大藤颯太で13番が昇純希ということで間違いないと思います。

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得点・交代

試合はなんと浜松開誠館が4-1で大勝。試合終盤まで開誠館が4-0でリードするという正直予想していない結果となりました。

浜松開誠館4-1流経大柏
得点
15髙橋成(アシスト:36川合亜門)16分 
35岡田瑛太(アシスト:53田窪悠己)25分 
49松下蓮(アシスト:15髙橋成)53分 
83大柴温人(アシスト:53田窪悠己)66分 
 78分9金子琉久(アシスト:7上田哲郎)
交代
   後半2乙川宙
②FC多摩
11石井友啓
②クラッキス松戸
   後半10安藤晃希
②tfa
20真壁英人
①ソルティーロ東京FC
   後半77大藤颯太
②成田SC
19渡辺瞳也
②AC福島EAST
84金子彪真
①ラルクヴェール千葉
65小関陽生
①浜松開誠館中
後半   
   後半13昇純希
②FC多摩
23平野万緑
①横浜F・マリノスJY
   後半9金子琉久
②FC多摩
8オゲベデ有規
②浦和レッズJY
7清水彩生
②フォルトゥナSC
82礒部舜也
①フォルトゥナSC
後半   
35岡田瑛太
②浜松開誠館中
13後半   
49松下蓮
②浜松開誠館中
87宗像玲瑠
①浜松FC
後半   

前半16分、真ん中でパスを受けたボランチの川合亜門が左サイドを走り込んだWB髙橋成へ展開。髙橋が流経DFとの1対1を抜き切らずにシュートを決めて開誠館が先制。

川合亜門の左サイドへの展開から先制点が生まれた
左WB髙橋成が1対1を制して先制点

続く前半25分、左サイドの深い位置でボールを受けた川合がクロスを上げると中で右WB田窪悠己がアシストしてFW岡田瑛太が押し込んで開誠館追加点。川合の写真を撮ろうとしていたので中の状況全く見ていません。

岡田瑛太のゴールが決まって喜ぶ川合亜門

前半は2-0で浜松開誠館がリードして終了。

前半と同じメンバーで後半へ。

後半13分、またも開誠館が先手。ハーフライン付近右サイドでフリーキックを得ると、DF水谷健斗がゴール前へ蹴り込んだボールが流れてWB髙橋成へ渡り、折り返しを中でFW松下蓮が押し込んで3点目。

49番FW松下蓮が押し込んでゴール
喜び方がすごかったので田窪が決めたと思ってました

4点目も開誠館。後半26分、右サイド深い位置でボールを持ったWB田窪悠己がクロスを上げると、なぜかドフリーで待ち構えていたボランチ大柴温人が頭でふわりと合わせてゴール。

83番の大柴がヘディングで4点目

4点差つけられた流経大柏は試合終了間際の後半38分、コーナーキックをFW金子琉久が押し込んで1点を返すも反撃はここまで。4-1で浜松開誠館が選手権全国準優勝の流経大柏に勝利しました。

所感

選手個々の能力は流経大柏の方が上で流経大柏の方が押し込んでいたように思いましたが、4-1と浜松開誠館の圧勝という結果になりました。浜松開誠館は新人戦では3回戦で準優勝した磐田東に負けてしまいましたが、今年もやはり力があることを示しています。帝京にも2-2で引き分けましたしね。

浜松開誠館は帝京、流経大柏という全国屈指の強豪相手にほぼ同じメンバーで臨みましたが、選手権でレギュラーだったFW服部洸太郎やMF友田龍成、新チームで中心選手になると思っていたFW米村修人や世代別日本代表の1年生GK松浦迅ビエラとMF大石櫂の2人は出場なし。おそらくいま出ているメンバーが現状のベストメンバーなんだと思うのですが、シーズン開幕まで時間はありますし注視したいところ。

開誠館は「よく走りよく戦う」という印象が強いチーム。この試合序盤はあからさまなホールディングがかなり多く、「よく戦う」部分が悪い方に出ちゃってるのかなと思って見ていましたが、次第に流経大柏相手にも自分たちのサッカーができるようになってきていました。また、「よく走りよく戦う」印象が強い開誠館ですが、よく見ると流経大柏相手に技術でも負けておらず、強さと上手さを両立しているチームだなと思いました。静学のような派手な上手さはないんですけどね。

選手個々を見ると、以前見ていたときは前線でプレーしていた髙橋成と田窪悠己がウイングバックを務めていました。ウイングバックはポジション柄かなりの運動量が求められますが、上下動をサボらずウイングバックの仕事を完遂し、髙橋は1G1A、田窪は2Aとしっかり結果を残しました。

53番が田窪
15番が髙橋成

中盤の大柴温人はボランチでスタメン。ボランチでは唯一帝京戦と流経大柏戦両方に出場しました。運動量と守備面での貢献が大きいのかなという印象はありますが、まだはっきりここが良い!というのが正直見えていません。そういう意味でこれから注目していきたい選手。

1年生の選手権で10番を背負い、昨年は6番で試合に出ていた川合亜門。帝京戦では出場がありませんでしたが、流経大柏戦ではフル出場。フィジカルでガチャガチャした印象のある開誠館にあってテクニックと展開力を駆使して華やかなプレーを見せました。ただ、ベンチや周りから守備に関する指示をかなり受けていたようなのでそこは今後の課題か。帝京戦に出ていた加藤涼もかなり安定感のある選手だったのでポジション争いは熾烈です。

流経大柏はU-17日本代表DFメンディーサイモン友、選手権決勝で唯一出場したMF安藤晃希がかなり目立っていました。メンディーは1年生ながら既にリーダーシップを発揮しており、ビルドアップではまず最初にメンディーから始めようというチームからの信頼も感じました。何より空中戦がめちゃくちゃ強かったです。

右サイドの昇純希、左サイドの安藤晃希は強力でした。特に左サイドの安藤は前半目の前でプレーしていたこともあってかなり強烈に映りました。

右SH昇純希はプレミア14試合2得点

昨シーズンのプレミアでは昇純希が14試合出場に対して安藤は2試合のみの出場。しかし、選手権では昇が1試合の出場に留まったのに対して安藤はスーパーサブとして全試合出場を果たしました。プレミアの試合を見ていないのでなんとも言えませんが、選手権で序列を覆して急成長したという感じなのでしょうか。シーズン開幕までまだあるので、どちらが10番を背負うことになるのか。

安藤晃希は選手権でスーパーサブとして活躍

そして、FWにも気になった選手が1人。77番の大藤颯太。プレミア8試合1得点と安藤晃希よりも出場試合が多いものの、選手権ではベンチ入り1試合のみで出場がありませんでした。

昨シーズンのプレミア開幕時点で身長186センチと高身長。見ていてかなり目立ちましたが、この試合ではプレーで存在感を見せることができず。新チームでエースストライカーの座を掴めるか。

新シーズン開幕へ

今シーズン、流経大柏はプレミアリーグEAST、浜松開誠館はプリンスリーグ東海を戦います。

流経大柏は選手権決勝まで残ったこともあり、まだ新チーム発足から1ヶ月経っていない急増チーム。これからプレミア開幕は向けてチームを作っていく段階です。昨シーズンはプレミア序盤戦で上位争いを繰り広げましたが、今年はどうなるか。高体連の大会についても、同じプレミアの市立船橋や新興勢力の日体大柏といったチーム相手にしっかり勝ち抜くことが求められます。要注目。

開誠館は引き続きプリンスリーグ。清水エスパルスユースやジュビロ磐田U-18といったプレミアにいてもおかしくないようなチームに加えて藤枝東や藤枝明誠といった強豪と鎬を削ります。高体連の大会に関しては静岡学園一強の現状を打破しなくてはなりません。そのためにもしっかり力をつけて欲しいところ。戦力は整ってきていると思います。

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