静学残留へ大事な6ポイントゲーム
ベガルタ仙台加入内定のFW安野匠擁する帝京長岡にアウェイでリベンジを果たしてホーム時之栖へ帰ってきた静学。今節は残留を確固たるものにするために重要なファジアーノ岡山U-18との6ポイントゲームです。


代表戦でリーグが中断期間に入っているからか、はるばる岡山からやってきたサポーター多数。残留に向けて気合十分。
2種登録選手多数
岡山U-18は2種登録している選手が12人もいます。
- GK脇谷静香(3年)
- DF川上航生(3年)
- DF繁定蒼(3年)
- DF千田遼(2年:U-17日本代表)
- DF瓶井常葉(2年)
- MF磯本蒼羽(3年)
- MF藤田成充(3年)
- MF三木ヴィトル(3年)
- MF南稜大(3年)
- MF田邊健太(2年)
- FW石井秀幸(3年)
- FW末宗寛士郎(2年:U-17日本代表)


MF三木ヴィトルは3/6のルヴァン杯テゲバジャーロ宮崎戦のATで初出場すると、4/24のルヴァン杯横浜FC戦で先発し79分までプレー。MF南稜大も同様にルヴァン杯宮崎戦と横浜FC戦に出場しています。
2年生の末宗寛士郎は岡山アカデミー史上初の世代別代表選出。続いて同じく2年生のDF千田遼もU-17日本代表に選出されました。


試合記録

スタメン
静学は前節アウェイ帝京長岡戦からDF鵜澤浬が欠場しており、右SBにDF國領英夢が2試合連続スタメン。そのほかはここ数試合同じメンバーです。左利きの左SB土田拓は3試合連続スタメン。しっかり定着しています。

ファジアーノ岡山U-18はU-17日本代表のDF千田遼とMF末宗寛士郎がともに欠場。

得点・交代
静岡学園 | 2-2 | ファジアーノ岡山U-18 | ||||
得点者 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
58分 | 10磯本蒼羽(アシスト:9三木ヴィトル) | |||||
13乾皓洋(アシスト:14加藤佑基) | 82分 | |||||
84分 | 37安西来起 | |||||
23四海星南 | 88分 | |||||
交代 | ||||||
59分 | 16作田航輝 ②FCツネイシ | → | 37安西来起 ①さぬき市立さぬき南中 | |||
24篠塚怜音 ②ジェフ千葉U-15 | → | 7天野太陽 ③大阪市ジュネッス | 68分 | |||
10山縣優翔 ②千里丘FC | → | 23四海星南 ②FC東京深川 | 76分 | |||
28原星也 ③静岡学園中 | → | 15池田双葉 ③千里丘FC | 76分 | |||
77分 | 11石井秀幸 ③ファジアーノ岡山U-15 | → | 23白神瑞基 ③ファジアーノ岡山U-15 | |||
31國領英夢 ③セレッソ大阪U-15 | → | 9大木悠羽 ③清水エスパルスJY | 83分 | |||
90+2分 | 10磯本蒼羽 ③ファジアーノ岡山U-15 | → | 27坂本蓮太 ②ファジアーノ岡山U-15 | |||
SUBSTITUTE | ||||||
GK1野口晟斗 | ③ | 大阪東淀川FC | GK12来海良宣 | ① | サンフレッチェくにびき | |
DF19今田桜雅 | ③ | 東急Sレイエス | MF26加納尚則 | ② | プルミエール徳島 | |
MF32藤本虎之介 | ③ | アイリス住吉 | MF36向井涼太 | ① | ファジアーノ岡山U-15 | |
MF38行友翔音 | ① | ブラシア山口 |
所感
静学からすると、前半のうちに決めるべき試合でした。前半の岡山は強度も高くなく、放ったシュートは0本。岡山のキーマンである左SHの10番磯本蒼羽は右SBの國領英夢がしっかりと抑えていましたし、ロングボールも関戸海凪や岩田琉唯中心に競り勝ち、盤石な守り。球際の強さや上手さなどあらゆる面で静学が上回っていました。




守備が良かったので攻撃面でも押し込む時間はかなり長く、25分には左WGの加藤佑基がドリブル突破から右ポストを叩くシュートを放つなどチャンスを作りました。ただ、優位に進めている割には前半のシュート数は5本と思いのほか少なめで、決定機が少なかったという印象でした。この流れで先制されたら嫌だなぁと思ったりもしました。

後半は岡山が気合を入れ直し、前半とは全く別のチームに。前半はあまりボールに触れていなかったトップ下の石井秀幸にボールが渡るようになり、ボールが繋がるように。また、右サイドの三木ヴィトルがボールを持つとチャンスに繋がるようになり、58分に三木ヴィトルのスルーパスに10番磯本蒼羽が抜け出して岡山が先制。


三木だけでなく磯本も後半はドリブルのキレが増し、かなり厄介でした。
静学は67分にコーナーキックの流れからMF篠塚怜音がゴール右角を叩くミドルを放つなど反撃しますがなかなか同点にできず。逆に後ろにほぼ誰もいない状態で池田がボールを奪われてピンチになるなど危ない展開も。池田はなかなか試合に入れていないような様子で、ドリブルにキレがなくラインを割ってしまう場面もありました。
82分、左サイドで四海星南、天野太陽、加藤佑基と繋ぎ、加藤の右足クロスを乾皓洋が合わせて同点に。


静学はこの後乾を中盤へ、そして天野太陽を右SBへ下げてFW大木悠羽を投入。逆転へカードを切ります。

しかし、84分にコーナーキックのこぼれ球をU-16日本代表の1年生ストライカー安西来起が豪快にぶち込んで岡山が勝ち越し。嫌な雰囲気が漂いましたが、この雰囲気を打破したのが途中出場の四海星南。混戦の中からダイレクトで押し込んで同点へ。

この後は一進一退の攻防の末、2-2で終了となりました。
残留まであと勝点7
静学は勝点を1積み上げて勝点18の9位。降格圏にいる11位米子北の勝ち点は9で、残り5試合全勝すると勝点24になります。静学は残り5試合で勝点7積み上げると残留確定となります。

来週の鹿児島城西戦が終わると選手権県大会による中断期間に入ります。良い状態で選手権に臨むためにも勝利で飾りたいところ。