興國高校FW宮原勇太がポーランド1部グールニク・ザブジェへの加入が発表されました!契約は2025年6月末まで、セカンドチームからのスタートになるようです。
興國高校HPで関連記事まとめてくださっていたのでぜひ。
宮原は大阪の強豪RIP ACE SCから興國へ進学。1年生の頃から10番を背負い、U-16日本代表候補にも選ばれていました。福田師王も所属するエージェント会社JSPに宮原も所属しており、海外のチームに練習参加しているのをインスタアカウントで見ていたので相当海外志向が強いだろうことは想像に難くありませんでしたが、まさか高校卒業を待たずに行くとは思いませんでした。
直で海外にモヤモヤ
巷ではすげえ!って風潮がそれなりにあるようですが、個人的には腑に落ちない要素が強いなーと思ったりしています。まあ、すべては「1度くらい生で見てみたかった」という僻みが原因なんだと思いますが。笑
たしかにここ数年大量にプロに選手を輩出している新興勢力である興國で1年生の頃から10番なんだから高卒プロになるだろうとは当然思ってはいたのですが。
宮原が入学してからの3年間、興國は1度たりとも全国の舞台に立っていません。また、プリンスリーグ関西でも昨年は優勝したものの今年は10チーム中7位と振るっていません。
本人にしても、U-16日本代表“候補”には選ばれましたが、その後は代表とも縁がない状態。
なんというか、結果全然出せてないけどいきなり海外行っちゃって良いの?とモヤモヤしちゃうんですよね。ボルシアMGへ入団したFW福田師王は神村学園のプレミア昇格や全国大会上位進出に貢献している上に日本代表にもしっかり選ばれましたし、正直宮原と福田を同列には語れないよなぁと思っちゃってます。
福田師王が高校卒業を待たずに海外へ!なら分かるんですけど、宮原勇太が高校卒業を待たずに海外へ!はちょっと落ち着けって思ってしまいます。いや、福田でも落ち着けって思いますけど。高卒の資格はしっかり取っておけよと。なんか後先考えずに生き急いでますよね〜。
実際はJ2クラブ加入というところで落ち着く予定だったようなので、そういう意味では地に足つけた考え方もできているようですが。てか興國はマリノスなんかにコネあるんじゃないのか??
春以降は複数のJ2クラブの練習に参加し、前向きに話が進んでいたが、7月に入ってから宮原の才能を高く評価するグールニク・ザブジェからオファーが届いた。元々海外志向の強かった宮原は、突然のオファーに驚きつつも、「僕自身、一つの目標が叶って、チャレンジという形で行くので楽しみしかなかった」と渡欧を即決。ポーランドのリーグ戦は7月末から始まっているため、早期にチームへと合流することになった。
グールニク・ザブジェは割と親日
色々な記事が「ポドルスキと息がかかってる!特別な選手だ!」というような論調で語っている印象ですが、グールニク・ザブシェにはほかにも日本人が在籍しています。別に宮原が特別なわけではなさそう。
京都の久御山高校MF飯田裕誠が高校卒業とともに今年加入しています。選手権では全国優勝した東山に府大会準々決勝で大敗していますが、飯田自身は大会優秀選手に選ばれたようです。
大宮アルディージャ出身のFW奥抜侃志(おくぬき かんじ)は昨シーズンまで在籍していたようです。期限付き移籍でリーグ26試合4ゴールとまずまずの成績。今年の6月30日に期限付き移籍が満了し、ドイツ2部のニュルンベルクに完全移籍を果たしました。
また、MF横田大祐もトップチームに在籍しているようです。川崎フロンターレU-18出身で、FW宮代大聖、FW山田新の同期に当たります。川崎フロンターレU-18からドイツFSVフランクフルトU-19→カール・ツァイス・イェナのセカンドチーム→ラトビア1部ヴァルミエラと渡り歩き、今年の2月にグールニク・ザブジェに加入。ヴァルミエラ時代は2022年にリーグ優勝を果たし、欧州カンファレンスリーグにも出場していたとのこと。
興國にはセレッソ大阪U-18から転籍しバイエルン世界選抜なるものに選ばれたMF千葉大舞やJ3奈良クラブに加入内定したMF國武勇斗など宮原以外にも有力選手が揃っています。そういう選手たちと共に別格の活躍を見せつけて全国を席巻しているところを見てみたかったので残念なんですが、世界で活躍して日本代表を背負う姿を見せてほしいですね。
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