これまでの勝ち上がり
浜名は相良、磐田西、静岡城北に順調に勝ち、準々決勝では選手権静岡県大会ベスト4の飛龍と対戦。0-1とリードされるも土壇場で同点とすると、延長戦で逆転して勝利。
- 浜名2-1相良
- 梶村拓夢、鈴木士道
- 浜名3-1磐田西
- 小栗漣斗、鈴木士道×2
- 浜名3-0静岡城北
- 高瀬斗楠、梶村拓夢、鈴木士道
- 浜名2EX1飛龍
- 加藤大和、小栗漣斗
磐田東は3回戦で選手権静岡県大会準優勝の浜松開誠館に勝利すると、準々決勝では清水桜が丘相手に10人の状態で0-2から逆転勝利しました。
- 磐田東2-1島田
- 鈴木海生、佐藤晴斗
- 磐田東6-0浜松南
- 石川柚友×4、原崎晄、村上未来
- 磐田東2-1浜松開誠館
- 加藤侍大、遠藤有眞
- 磐田東3EX2清水桜が丘
- 加藤侍大、寺田礎生、袴田琉聖
試合記録
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スタメン
浜名は4-2-3-1。GK4蟹江泰成、4バックは右から原田翔太、長谷征紀、梶村拓夢、内山昊樹。ダブルボランチに浅倉大雅と袴田康介、トップ下に10番鈴木士道。右WGに水野龍人、左WGに加藤大和、そしてセンターフォワードに高瀬斗楠が入りました。1年生が5人もスタメン。
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磐田東は4-1-4-1。GK三浦健心、4バックは上原徹平、原崎晄、鈴木海生、平野颯。アンカーに佐藤晴斗、IHに石川柚友と後藤政紀。右WGに加藤侍大、左WGに遠藤有眞、センターフォワードに1年生の高田心羽。
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得点・交代
両チームとも静岡県西部のチーム出身の選手がめちゃくちゃ多いです。浜名はいつものごとく出場選手は全員西部出身、磐田東は県外出身が6人出場しましたが、東部のチーム出身の後藤政紀のほかは全員西部のチーム出身。豊田AFCとグローブスは愛知、BLINQ FCは京都、センアーノ神戸は兵庫のチーム。ちなみにエクセルシオールFCは静岡県東部の清水町のチーム。
浜名 | 0-4 | 磐田東 | ||||
得点 | ||||||
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前半17分 | 7佐藤晴斗(アシスト:8遠藤有眞) | |||||
前半19分 | 8遠藤有眞 | |||||
前半26分 | オウンゴール | |||||
後半13分 | 23袴田琉聖 | |||||
交代 | ||||||
11水野龍人 ②ジュビロSS浜松 | → | 7小栗漣斗 ②Honda FC | HT | 17高田心羽 ①BLINQ FC | → | 23袴田琉聖 ②浜松市立東部中 |
13高瀬斗楠 ②Honda FC | → | 16飯田凌大 ②ジュビロSS浜松 | HT | → | ||
20原田翔太 ①オイスカFC | → | 5高橋輝也 ②浜松市立高台中 | HT | → | ||
後半15分 | 10石川柚友 ②豊田AFC | → | 16寺田礎生 ①袋井市立浅羽中 | |||
後半20分 | 15後藤政紀 ②エクセルシオールFC | → | 22鈴木泰翔 ②浜松市立新津中 | |||
後半29分 | 8遠藤有眞 ②センアーノ神戸 | → | 24永野時紡 ②BLINQ FC | |||
後半33分 | 7佐藤晴斗 ②ジュビロSS掛川 | → | 20西尾僚太郎 ②Fukuroi FC | |||
後半33分 | 9加藤侍大 ②豊田AFC | → | 13村上未来 ②浜松湖南FC | |||
後半36分 | 21上原徹平 ②ジュビロSS磐田 | → | 5及川翔矢 ②浜松市立丸塚中 |
先制点は前半17分、左サイドの遠藤有眞から横パスを受けた佐藤晴斗の右足ミドルでした。
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追加点はその後すぐ、右サイド深くをドリブルで抉って出たグラウンダーのクロスに遠藤有眞が合わせてゴール。
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そして前半26分、佐藤晴斗のコーナーキックが浜名のクリアミスでオウンゴールとなり、前半だけで0-3と点差が開いて前半終了。
ハーフタイムで磐田東は1年生FW高田心羽をFW袴田琉聖へ交代。3点差を追いかける浜名は一気に3枚替え。DF高橋輝也、MF小栗漣斗、FW飯田凌大を投入。
しかし、流れは大きくは変わらずに後半13分に袴田琉聖のシュートで磐田東が4点目を追加。その後は磐田東が選手を入れ替えながら無失点に抑えて完勝。
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所感
終始磐田東が試合を優位に進め、前半だけで3得点を決めて快勝。後半は交代カードを全て使い切り、選手層の底上げ、そして明日の静学戦へ向けて主力を休ませる采配。完璧な試合でした。
磐田東は一人一人がボールをしっかりキープできており、特に遠藤有眞と加藤侍大がサイドの攻防を制していました。10番石川柚友も近くに寄って絡み、分厚い攻撃ができていました。
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浜名はDFラインからボールを繋いでの攻撃を志向していましたが、磐田東のコンパクトな守備をこじ開けることができず。後半は鈴木士道から磐田東の両サイドバック裏へのスルーパスが何本か飛び出しましたがシュートまではいけず。おそらくシュートは試合通じて2〜3本だったんじゃないかと思います。完敗。ショートパスを繋ごうとしすぎるあまり、強引にパスを出してミスする場面や詰まって選択肢がなくなり相手にボールを渡してしまう場面が目につきました。今井雅隆監督時代のアスルクラロ沼津を思い出しました。
とはいえ、まだ世代が代わったばかり。今後のさらなるレベルアップに期待しています。
決勝は静岡学園vs磐田東
決勝は静学vs磐田東となりました。
記憶に新しいのは2022年の県総体準決勝。MF髙橋隆大やFW神田奏真を擁して圧倒的に静学が攻め続けたものの磐田東がスコアレスで守り抜き、PK戦の末に磐田東が勝利。この後の決勝ではMF谷野暁希とFW徳増倭のゴールで藤枝明成に勝利して17年ぶりの全国出場を果たしました(チーム内にコロナ感染者が出て出場辞退)。
明日の試合も静学に支配される可能性が高いですが、しっかりとコンパクトに守り抜いてワンチャンスを決め切りたいところ。