全国高校サッカー選手権静岡県大会準決勝は、静学vs開誠館含め順当にプリンスリーグの上位同士の試合となりました。藤枝東vs東海大翔洋はプリンスリーグ東海4位vs6位の試合です。

今季の藤枝東vs翔洋の試合結果は以下の通り。
- 4/25 東海大翔洋1-3藤枝東
- 翔:西尾周賢
- 藤:増田瑛斗×3
- 9/26 藤枝東1-2東海大翔洋
- 藤:増田瑛斗
- 翔:岩下雄飛、澤絆
リーグ戦で既にホーム&アウェイで対戦済み、1勝1敗です。藤枝東はFW増田瑛斗が4得点を決めています。選手権準々決勝終了時点で藤枝東FW増田瑛斗と翔洋MF西尾周賢が共に並んで選手権の得点ランキングトップ。また、翔洋はジュビロ磐田内定でU-17日本代表歴のあるDF岩下雄飛が注目選手。
藤枝東はここ5年で4回選手権の決勝に進出しており、今年に関しては新人戦とインターハイでも決勝に進出しています。対して翔洋は2020年の選手権以来6年ぶりの決勝進出を狙います。


試合記録
スタメン
藤枝東のスタメンは1枚入れ替えあり。GK吉田悠真、4バックはDF大石真生、DF小澤瑠生、DF永井大智、DF大橋大洋。ボランチはMF川口太崇と2年生MF岡田拓也。2列目はMF高士青也、MF福地諒大、MF望月瑠斗。ワントップはFW増田瑛斗。

翔洋は4-2-3-1。GK後藤匡廣、4バックはDF澤絆、DF岩下雄飛、DF都田文斗、DF伊藤育功。ボランチはMF若林幸輝とMF山崎嵐士。2列目はMF青山澄晴、MF西尾周賢、MF森諒眞。ワントップがFW中根光陽。

5月頃に翔洋の試合を見に行っていますが、当時10番はFW中根光陽だったのが選手権ではMF西尾周賢に変わっています。その他選手の配置も変わっていますし、スーパーサブ的に使われていたドリブラーMF森諒眞がスタメン起用されています。そして、DF岩下雄飛は私が翔洋の試合を見に行ったときにはU-17アジアカップを戦うU-17日本代表に招集されていたため不在、選手権が今季初見です。
試合経過
| 藤枝東 | 0-1 | 東海大翔洋 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 得点 | ||||||
| 後半23分 | 10西尾周賢(PK) | |||||
| 交代 | ||||||
| 10川口太崇 ③藤枝東FC | → | 22北川睦 ②ジュビロ磐田U-15 | 前半18分 | |||
| 後半18分 | 14山崎嵐士 ③東海大翔洋中 | → | 7宮城島航輔 ①清水エスパルスJY | |||
| 後半18分 | 22青山澄晴 ②大阪市ジュネッス | → | 8中川峻佑 ③クレアーレ伊賀 | |||
| 8福地諒大 ③FC LESTE | → | 6山田樹 ③名東クラブ | 後半26分 | |||
| 24岡田拓也 ②藤枝東FC | → | 15葛西源太 ②藤枝東FC | 後半26分 | |||
| 14高士青也 ②FC ALONZA | → | 16森田一颯 ②藤枝東FC | 後半36分 | |||
| 後半39分 | 6若林幸輝 ②アスルクラロ沼津U15 | → | 4瀧恵太 ②東海大翔洋中 | |||
| SUBSTITUTE | ||||||
| GK17村上竣 | ② | Honda FC | GK12二見魁 | ② | 横浜ジュニオールSC | |
| GK18佐藤潤季 | ② | 藤枝明誠SC | GK21嶋田凰佑 | ① | 東海大翔洋中 | |
| DF2橋本龍英 | ③ | 京都サンガU-15 | DF5秋山琉星 | ② | 清水エスパルスJY | |
| MF7荻島虎鉄 | ② | FC LESTE | DF17小林大志 | ③ | 東海大翔洋中 | |
| MF12岩谷瑛太 | ③ | 鹿島アントラーズノルテ | DF19山本蓮音 | ② | 大阪市ジュネッス | |
| MF19曽根真斗 | ③ | ジュビロ磐田EAST | DF24大橋悠 | ① | バディーJY横浜 | |
| FW20川本進乃助 | ③ | ジュビロ磐田U-15 | MF18大場優朔 | ③ | セントラル豊橋 | |
| FW21北川翔大 | ② | JFAアカデミー福島 | MF23堀開貴 | ③ | FC CEDAC | |
| DF23岩崎樹 | ② | エスパルス静岡 | MF25宇田心羽 | ① | 清水エスパルスJY三島 | |
| DF25中村登哉 | ② | ASラランジャ豊川 | FW15中村拓海 | ③ | 東海大翔洋中 | |
| FW16赤堀風太 | ③ | ソーニョFC掛川 | ||||
接触プレーで足首を痛めたと思われる藤枝東MF川口太崇が前半18分にMF北川睦に交代。キャプテンマークは左SBのDF大橋大洋に託されました。


後半23分に翔洋のコーナーキック。3連続で得たコーナーキックの3本目、ペナルティエリア内でこぼれ球をFW中根光陽がシュートすると、藤枝東MF福地諒大の腕に当たってPKに。このPKを翔洋10番MF西尾周賢しっかり決めて翔洋が先制。


失点後、藤枝東は2枚替え。MF福地諒大とMF岡田拓也を下げてMF山田樹とMF葛西源太を投入しました。葛西は今大会初出場。山田は右SHに入り、MF高士青也が左SHに、そしてMF望月瑠斗がトップ下に入りました。藤枝東が後半得点を狙いたいときに行う定番の交代です。

さらに後半36分、藤枝東は高士に代えてFW森田一颯を投入。森田はセンターフォワードに入り、トップ下にFW増田瑛斗、左SHにMF望月瑠斗が移動。この交代もいつも通り。

しかし、翔洋の守備を崩すまでには至らず。


所感
プリンス上位同士の非常にレベルの高い試合でしたが、ペナルティエリア内のハンドで得たPKをしっかり決めた東海大翔洋が2020年以来の決勝進出を決めました。

翔洋は例年通り前線で相手を背負えるセンターフォワード、ドリブルの上手い両サイドを揃えて質の高いサッカーを展開。


その中でもやはり最も目立っていたのはU-17日本代表DF岩下雄飛。U-17アジアカップを戦った経験値が遺憾無く発揮されていました。カバーの速さ、完全にボールを取り切ってマイボールにする技術、落ち着いたボール捌き。高卒プロになるのも納得。

藤枝東はDF永井大智、DF大橋大洋、MF望月瑠斗といったキーマンが左サイドに固まっていたため、どうしても左サイド偏重の攻め方になってしまい、岩下の餌食になっていました。MF山田樹を投入した時点で右サイド主体の攻め方に変えていればもっとチャンスを作れたのではないかと思います。


藤枝東はキャプテンで10番のMF川口太崇が前半で負傷交代したのが痛かったですが、後半途中に右SHに高速ドリブラーMF山田樹を投入して2列目を組み替える交代や、センターフォワードにFW森田一颯を入れる交代は予定通り。ただ、前述の通り攻撃するサイドは基本左サイドであまり変わらなかったのがもったいなかったと感じました。


翔洋が2020年以来の決勝進出
翔洋が久しぶりの県決勝まで来ました。
決勝の相手はインターハイ全国大会王者、そしてプリンスリーグ東海優勝も決めている静岡学園。直近10/17に行われたリーグ戦ではDF岩下雄飛も含めたフルメンバーで0-3で敗れています。しかもシュート数は2対20。

果たしてここからの修正ができているのか。来週注目です。

コメント