インターハイ静岡県大会2026決勝 浜松開誠館vs静岡学園

インターハイ静岡県大会決勝は、2連覇を目指す浜松開誠館と新人戦に続く2冠目を狙う静岡学園の一戦。

開誠館は3回戦で浜名に2-1、準々決勝と準決勝では常葉大橘と磐田東相手にそれぞれPK戦までもつれ込み、接戦を制してきました。対する静学は3回戦で名門清水桜が丘に7-0、準々決勝でプリンス東海の藤枝明誠に3-0、準決勝で同じくプリンスの藤枝東に6-1で勝利し圧倒的な成績で勝ち上がりました。果たしてこの試合はどうなるか。

試合記録

スタメン

浜松開誠館は4-4-2。GKはU-16日本代表歴のある190センチの長身GK松浦迅ビエラ。4バックはDF藤原舜、キャプテンDF礒部舜也、DF鈴木翔湧、U-15日本代表候補歴のあるDF大石櫂。ボランチは10番MF古橋藍伍とMF日下航斗、サイドハーフはMF志賀朋希とMF宗像玲瑠の浜松FCコンビ。2トップはFW金子彪真とスタメン唯一の2年生のFW橋本大稀。

静岡学園は3-4-1-2。GK田邉匠真、3バックはDF飯尾善、DF林奏汰、DF保延昭良。ボランチはキャプテンMF足立羽琉とスタメン唯一の2年生MF杉ノ原芽生、右WBはMF安永龍生、左WBはU-15日本代表歴のあるDF小田切颯佑。トップ下はMF半田怜也、2トップは10番MF松永悠輝とFW沢井翼。

開誠館、静学ともに世代別代表歴のある選手が在籍しています。

開誠館はGK松浦迅ビエラ、DF大石櫂、あとベンチ入りした2年生MF石川塔梧が該当します。松浦は高校入学前にU-16日本代表としてアルガルベカップなどに参加する有望株でしたが、なかなか開誠館の正GKの座を掴めず。3年生になってからもGK松岡暖真と出場機会は半々くらいで絶対的守護神というわけではなさそうでしたが、インターハイからは定着したようです。

招集メンバー/スタッフ│U16アルガルベカップ2024|U-16|日本代表|JFA|日本サッカー協会
第7節 結果 : 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ東海
【5月9日(土)】試合結果(一覧) 星取表 得点者リスト 警告・退場者リスト 出場記録 静岡学園 2-1 藤枝東 帝京大可児 4-2 三重 藤枝明誠 0-2 富士市立 浜松開誠館 1-1 エスパルス 東海大翔洋 4-2 愛工大名電

DF大石櫂は高校1年生のときに早生まれでU-15日本代表候補のトレーニングキャンプに参加。しかし、チームではなかなかトップチームで試合に出れず。今年のプリンスリーグでは徐々にプレー時間を伸ばし、ようやくレギュラーの座を掴み取った形です。

U-15日本代表候補 メンバー・スケジュール 国内トレーニングキャンプ(9.2-4@福島県/J-Village)
スタッフ監督:平田 礼次 ヒラタ レイジ(日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ)コーチ:三浦 佑介 ミウラ ユウスケ(日本サッカー協会 育成サブダイレクター・JFAコーチ/関東地域チーフ)コーチ:本吉 剛 モトヨシ タケシ(日本...

MF石川塔梧は昨年1年生ながらレギュラーとしてインターハイや選手権に出場し、今年2月のアルガルベカップのU-16日本代表に選出されました。

静学はDF小田切颯佑が中学時代にEAFF U15男子選手権でU-15日本代表に選出されています。ただし、コンディション不良で大会には不参加。また、インターハイではメンバー入りしませんでしたが、MF加集啓太も同じくEAFF U15男子選手権で日本代表入りしています。加集は今年の静学で10番を背負うと思っていましたが、このインターハイではベンチ入りもしておらず苦戦しているようです。

U-15日本代表 メンバー・スケジュール EAFF U15 男子選手権 2023(8.28-9.9 中国・青島)
スタッフ監督:平田 礼次 ヒラタ レイジ(日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ)※9.7から合流コーチ:木村 康彦 キムラ ヤスヒコ(日本サッカー協会 JFAコーチ)コーチ:西嶋 弘之 ニシジマ ヒロユキ(日本サッカー協会 J...

試合経過

浜松開誠館1-2静岡学園
得点
 後半3分6小田切颯佑
 後半6分8半田怜也(アシスト:6小田切颯佑)
18小川煌斗後半20分 
交代
8金子彪真
③ラルクヴェール千葉
18小川煌斗
②浜松開誠館中
後半9分   
15宗像玲瑠
③浜松FC
25森下力陸
②浜松開誠館中
後半9分   
24藤原舜
③AC Leggenda Gifu
16小關陽生
③浜松開誠館中
後半9分   
13日下航斗
③浜松開誠館中
5中ノ瀬令旺
③浜松開誠館中
後半13分   
   後半21分8半田怜也
③清水エスパルスJY
9坂本健悟
③大阪市ジュネッス
   後半27分11安永龍生
③FC東京むさし
13加藤煌清
③静岡学園中
9橋本大稀
②IRIS生野
19今村心優
③フォルトゥナSC
後半32分   
SUBSTITUTE
GK12松岡暖真FC Avenidasol GK17満身晋乃介サンフレッチェ広島JY
GK21神谷陽希浜松開誠館中 DF2青木豪琉静岡学園中
DF2藤田葵翔浜松開誠館中 DF20佐野泰聖千里丘FC
DF3佐野兼勇浜松開誠館中 DF21新宮仁喜千里丘FC
DF17九鬼絆斗ディアブロッサ高田 DF23軒原陸シーガル広島
DF20藤田哲瓶FC Avenidasol DF24村松亮清水エスパルスJY
DF23大髙光輝浜松開誠館中 MF12泉新静岡学園中
MF7石川塔梧豊橋デューミラン MF14高丘泰昂柏田SC
MF22吉田暖成田SC MF16長坂健太静岡学園中
    MF18齋田侑樹静岡学園中
    MF22溝口昊バルサアカデミー奈良
    FW25杉山泰斗ディアブロッサ高田

所感

今年の静岡県の高校サッカーはジュビロ磐田U-18、清水エスパルスユース、静岡学園の3チームが飛び抜けすぎている印象がありました。静学はプリンスリーグでは無敗の開幕7連勝中、県大会3回戦では清水桜が丘に7-0、準々決勝では藤枝明誠に3-0、そして準決勝では藤枝東に6-1で勝利して圧倒的な結果を残していました。浜松開誠館とは今年初対決。開誠館も大敗してしまうようであれば、今年の静岡の高校サッカーはかなりつまらないものになってしまうな・・・と思いながらキックオフを迎えました。

結果としてはほぼ五分五分で非常に見応えのある試合でした。前半はスコアレスで終了。後半立ち上がりに小田切の裏をかいたスーパーフリーキックが決まり、その勢いのまま半田が得点して点差が一気に広がってしまったときには他のチームみたいに点差がどんどん広がってしまうのではないかと思いました。しかし、開誠館はそこで踏ん張って2失点に収め、さらに小川のミドルで1点差に詰め寄り、終盤猛攻を仕掛けたのはめちゃくちゃ良かったです。どちらが勝つかわからない試合になり、面白かったです。来週のプリンスリーグでの再戦が楽しみ。

さて、開誠館はやはりメンバーが読めないチームだなと思いました。JヴィレッジカップではMF石川塔梧とMF古橋藍伍のダブルボランチが定番でしたが、この決勝の舞台では古橋と元々FWだった日下航斗がボランチでコンビを組みました。日下は昨年2年生ながらインターハイ県大会決勝にも出場している実力のあるFWですが、石川を差し置いてまさかのボランチ起用。また、元々ボランチだったMF大石櫂は左SBを務め、昨年1年間左SBのレギュラーだったDF鈴木翔湧はDF礒部舜也の相方としてセンターバックになりました。そして、9番を背負っているFW橋本大稀はプリンスリーグではメンバー入りしてはいたものの第5節までは1度もベンチ入りせず、第6節から突然台頭してきた選手です。

開誠館はこの試合では高い強度の守備で静学の攻撃を抑え込みました。1対1で簡単に負けず、ボールを奪い取る場面も多かったですし、空中戦でもDF礒部舜也を中心に強さを見せました。礒部はやはり別格。ただ、ボールを奪った後の攻撃がなかなか繋がらず、課題が残りました。橋本はかなり動き回ってポストプレーに奔走し、良かったのではないかと思います。もう少しタメが作れるようになるともっと開誠館の攻撃の時間が延びるのではないかと思います。後半から出場したMF小川煌斗のドリブルはかなり効いていました。特に深い位置での切り返しが素晴らしかったです。そもそもU-16静岡県選抜にも選ばれるほどの実力者ですし、今後出場時間はもっと増えていくと思います。そういう意味では、メンバー入りしていませんでしたがFW鎌田昂勢にも期待がかかります。

静学は今季Aチームは3年生が主体で2年生はほとんど入ってきていませんでした。プレシーズンのJヴィレッジカップやミズノカップではオール3年生、そしてプリンスリーグでは2年生がMF杉ノ原芽生のみ。しかし、インターハイになってDF軒原陸とFW杉山泰斗がメンバーに入ってきました。ここからさらに2年生が増えてくるのかは注目。

この試合、ウイングバックのMF安永龍生とDF小田切颯佑の2人を中心にしたサイド攻撃がメイン。開誠館もロングボールかサイド攻撃かの2択のようになっていたため、MF足立羽琉とMF杉ノ原芽生があまり目立たない試合となりました。先制点の小田切のフリーキックは完全に中に合わせてくると思っていたので、まさかニアに直接狙ってくるとは思いませんでした。だって左利きの選手が左サイドでフリーキック蹴るんだったら普通合わせに行くでしょ。あっぱれ。ゴラッソ。

インターハイ全国大会出場校続々決定

プリンスリーグを戦う静学にとっては全国の強豪と初めて真剣勝負をする大会になります。

インターハイ全国大会出場チームが続々決まっています。既に静岡含めて24府県で出場校が決まっています。東山、大津、神村学園とプレミア所属チームが順当に全国切符を手に入れている一方、新潟では帝京長岡が新潟明訓に決勝で敗れる波乱が起こっています。明日青森山田が2連覇を狙う八戸学院野辺地西と決勝を戦います。

[総体]出場校一覧 | ゲキサカ
令和8年度全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技■出場校一覧(令和2年度大会はカウントせず)【北海道・東北】北海道:青森:岩手:専修大北上高└5大会ぶり3回目宮城:秋田:山形:山形明正高└2大会ぶり2回目...
  1. 青森:6/8決勝 青森山田vs野辺地西
  2. 秋田:6/8決勝 明桜vs秋田商業
  3. 岩手:専大北上
  4. 山形:山形明正
  5. 福島:尚志、帝京安積
  6. 静岡:静岡学園
  7. 愛知:豊川
  8. 岐阜:帝京大可児
  9. 三重:四日市中央工業
  10. 富山:富山第一
  11. 福井:丸岡
  12. 滋賀:近江
  13. 奈良:畝傍
  14. 和歌山:初芝橋本
  15. 京都:東山
  16. 大阪:近大附属、大阪桐蔭
  17. 兵庫:滝川第二
  18. 島根:立正大淞南
  19. 高知:高知中央
  20. 福岡:九州国際大附属
  21. 佐賀:佐賀東
  22. 大分:大分
  23. 熊本:大津
  24. 宮崎:日章学園
  25. 鹿児島:神村学園
  26. 沖縄:KBC未来高沖縄

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