インターハイ静岡県大会2025 準々決勝

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インターハイ静岡県大会、準々決勝まで来ました。3回戦までを勝ち上がった7チームとプレミアシードの静岡学園が戦いました。

※最近記事を全然UPできていませんが、そのうちしれっと出します。すみません。

令和7年(2025年)度第73回静岡県高等学校総合体育大会サッカー競技
静岡県サッカー協会主催の大会情報と結果案内。組織概要、お知らせなど。

試合結果

試合結果は以下の通り。

  • 静岡学園1-0清水東
    • 静学:筒井龍之介
  • 浜松開誠館2-0浜松南
    • 開誠館:古橋藍悟、間渕壱咲
  • 藤枝東2-1藤枝明誠
    • 藤枝:野口佳音、井上凱晴
    • 明誠:不明
  • 東海大翔洋0-1磐田東
    • 磐東:袴田琉聖

静学と開誠館は順当に勝利。藤枝ダービーはコーナーキックから2得点を奪った藤枝東が勝利。プリンス昇格1年目の東海大翔洋と新人戦準優勝の磐田東の一戦は、袴田琉聖のゴールで磐田東が1-0で勝利しました。

準決勝の対戦カードは以下の通り。

  • 静岡学園vs浜松開誠館
  • 藤枝東vs磐田東

プレミアリーグを戦う静岡学園とプリンスリーグ東海で高体連最上位の浜松開誠館との一戦は事実上の決勝戦と言っても問題ないカード。ただし、私が見たプリンスリーグでの開誠館はパッとしない感じではあったので、どんな戦い方に変わっているか注目したいところ。

藤枝東と磐田東はともにリーグ戦の成績は芳しくないものの、このインターハイを制して勢いに乗りたいところ。個人的には藤枝東で2試合連続スタメンを射止めている1年生FW森田一颯に注目したいです。

準決勝はキックオフ時間が変更になっているので注意。第1試合は12:30、第2試合は15:00キックオフです。

静岡学園1-0清水東

準々決勝はIAIスタジアム日本平に行きました。雷雨でおよそ1時間40分の中断があったので第一試合の静学vs清水東しか見ていませんが、思っていた以上に清水東が良い試合をしていて面白かったです。

スタメン(違っていたらごめんなさい)

静学は4-3-3。GKは瀧優斗。4バックは右から四海星南、塚田哲也、筒井龍之介、石川舞偉。アンカーに杉田和心、IHは北田優心と山縣優翔。右WGが神吉俊之介、左WGが山田悠太で、CFは上田悠世。GKの瀧以外はプレミアレギュラークラスの面々です。守護神GK有竹拓海と10番MF篠塚怜音、FW佐々木雄基はベンチ入りはしてたっぽいです。

例年静学はプレミアの背番号をそのまま踏襲しているのですが、今年は多くの選手がプレミアと違う背番号でした。

清水東は攻撃時は3-3-2-2、守備時はサイドが下がって5-3-2になるフォーメーション。GKは望月佑心。3バックは右から野村大聖、山本雅也、谷本登至。真ん中に村松怜哉、右WBにキャプテンマークを巻いた若松慶人、左WBに福地優翔。IHに宮本拓真と横田理哉で、2トップは10番濱村知太郎と長谷川大智。

試合経過

なんと開始3分で雷が鳴り始め、試合中断となりました。先に10時から三保で行われていたJユースカップも雷雨によって中止になっておりどうなるかと思いましたが、なんとか天気が回復して再開することができました。

試合はやはり静学ペース。アンカーの杉田和心がいつものように落ち着いてボールを配給し、サイドの神吉俊之介と山田悠太がドリブル突破を図る形。ただし、清水東守備陣は身体をしっかりぶつけて守り、完全にやられるような場面はほぼなし。一方、清水東はGKから丁寧なビルドアップをしたいのか3バックで繋ごうとするも、全く上手くいかずにボールを奪われる場面が散見。しかしながら、10番FW濱村知太郎までボールが渡るとエースが違いを見せ、チャンスを作り出しました。中盤でボールを持った濱村が右サイドの高い位置まで走り込んだDF若松慶人にスルーパスを通すと、若松の低いクロスは静学DF塚田哲也がクリア。しかしそのクリアが筒井龍之介に跳ね返ってあわやの場面。さらに濱村からFW長谷川大智にスルーパスが通り、シュートまで行くもオフサイド。

思いのほかフィジカルでは五分五分の印象で、清水東は5バックでしっかり守れていました。そんなこともあり、最初は高い位置にいた山縣優翔が途中からアンカーの位置まで降りてプレーしたり、焦りはないものの清水東の守備ブロックを攻略するために試行錯誤していた前半でした。

後半は開始早々にスコアが動きました。静学左WGの山田のアーリークロスからFW上田悠世のヘディングシュートを清水東GK望月佑心がファインセーブ。ここで得たコーナーキックを身長188センチの筒井龍之介がニアで合わせて静学が先制。

山田悠太のアーリークロスからコーナーキックを得る
山縣優翔のコーナーキックを筒井龍之介が合わせて静学が先制

静学の先制のおよそ5分後、清水東はテクニシャンのFW白川翔とスピードのあるMF杉山詩恩を投入。

白川翔と杉山詩恩を投入
若松慶人から白川翔へキャプテンマークが渡された

さらにMF堤崎陽琉も投入して攻勢を強めます。

対する静学もDF藤原晃太郎とFW坂本健悟を投入。

その後、静学と清水東ともに足を攣った選手を交代。静学はMF山縣優翔に代えてMF前田一樹、清水東はDF福地優翔に代えて25番を投入。

終盤は清水東の方が出足の良い守備でボールを奪ってペースを奪うも、静学GK瀧優斗の判断の良い飛び出しなどに阻まれてシュートまでは行けず。最後、濱村知太郎が左サイドからカットインして放ったシュートが枠を外れると、試合終了の笛が鳴りました。

所感

試合前は「静学が何点取るのかな」と思っていましたが、清水東は想像以上に良い守備で後半立ち上がりの1失点のみに抑えました。さらに攻撃面ではシュートこそ濱村のラストプレーの1本だけに抑えられましたが、カウンターで惜しい場面を想像以上に多く作っていました。まさか清水東がここまでやれるとは思っていませんでした。

残念だったのは、仕方ないことですが負傷から復帰したFW白川翔がまだ試合勘が戻っていなかったこと。白川がベストコンディションだったら・・・。これは選手権への楽しみにとっておきましょう。ただ、これも残念な点ではありますが、清水東は多くの3年生がインターハイで引退してしまいます。どれくらい残ってくれるのか、ここも重要です。

試合後、次に向けて切り替えている選手もいれば明らかにインハイが最後だったような振る舞いの選手もいました。

試合でも驚かされましたが、スタンドの応援にもかなり驚かされました。応援席にはサッカー部以外の生徒もいたり、部活終わりの生徒が試合中も続々集まっていたり、雨が降っている中女の子も多く応援に加わっていたり、清水東高校全体のサッカーへの関心の高さには驚かされました。

ここ数年、毎年インターハイの時期に高校生たちの青春に目が眩しくなっています。これが歳をとるということか…。笑

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