同じ県Aリーグ同士の試合。リーグでは磐田東が1勝1分で勝ち越していますが、一発勝負のトーナメントではどうなるか。


試合記録
スタメン
飛龍は4-4-2。GKは2年生吉川湊。DFは右から渡邉優来、秋山稜瑛、池田舜平、山本蒼空。中盤は右から長谷川璃音、竹川竜輝、植松佑唯、槁本竜輝。槁本の前所属アルティスタ浅間は長野県のチーム。2トップにエース丹羽咲人と片岡飛翔。

磐田東も4-4-2。守護神は浅井力樹。DFは右から藤田峻、原崎晄、松本功朔、相澤瑛心。中盤は右から10番伊藤悠陽、鈴木謙心、杉山楓、石川柚友。2トップは宇都宮海斗と森髙栄太。相澤は昨年、伊藤は一昨年の国体メンバーです。

得点・交代
交代時間は間違えてるかもしれないです。
飛龍 | 1-0 | 磐田東 | ||||
得点者 | ||||||
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10丹羽咲人(PK) | 後半36分 | |||||
交代 | ||||||
後半19分 | 7石川柚友 ②豊田AFC | → | 20遠藤有眞 ②センアーノ神戸 | |||
後半38分 | 6杉山楓 ③浜松開誠館中 | → | 24西尾誉怜 ③Fukuroi FC | |||
8長谷川璃音 ③裾野市立西中 | → | 5高原伸ノ介 ②KAZUサッカークラブ | 後半41分 |
磐田東は後半38分にボランチの杉山楓を下げて西尾誉怜を右SHに投入。エース伊藤悠陽をボランチへ。
飛龍は後半41分に足を攣った長谷川璃音に代えて高原伸ノ介を投入。高原はかなり下り目の位置で5バック気味にプレー。
所感
両チーム対照的な戦いを見せました。
飛龍はひたすら裏にロングボールを蹴り込んで相手DF陣のアクシデントを誘う戦い方。ロングスローも同様で、相手守備陣をカオスな状態にして1発を狙おうという戦い方です。


対して磐田東はボールを繋いで攻める形。無理に狭いところからは攻めずに広いスペースを有効活用しようという意図が見えました。
飛龍のエース丹羽咲人は序盤からキツいマークに遭い、なかなか仕事ができず。

また、腕を痛めているような素振りも見せており、かなり疲弊していました。丹羽がロングボールの競り合いやフィニッシュワークなど攻撃の仕事を全て担っておりかなり負担が大きいので、できることなら競り合いを別の選手に分担して負担の軽減をさせたいところではあります。ただ、ロングスローの流れから自分で得たPKを確実に決め切り、チームを勝利に導いたのはさすがでした。






正直サッカーの内容という意味では磐田東の方が良いサッカーをしていたとは思いますが、飛龍の方が内容にこだわらず結果を追い求めたという感じ。磐田東は内容の割に決定機が多かったとは言えず、反対に飛龍にチャンスをもぎ取られてしまいました。個人的には藤枝東へのリベンジマッチを期待していましたが、これもサッカーだなぁと思いました。
飛龍の次戦は藤枝東
飛龍は準々決勝で藤枝東と対戦。藤枝東のセンターバックはサイズがあるとは言えないものの空中戦は強い印象があり、丹羽がここでどれだけ優位に立てるかが勝負になります。プリンスリーグの相手にロングボール主体で相手のエラーを狙うサッカーがどれだけ通用するか。

磐田東はプリンスリーグ昇格へ
磐田東はまだプリンスリーグ昇格の可能性を残しています。まだ昇格プレーオフ出場が確定しているわけではなく、残り2試合で清水桜が丘が勝点4差で追っている状況。次節、その清水桜が丘との直接対決となっており、引き分け以上でプリンスリーグ昇格プレーオフ出場が確定します。後輩たちへプリンスリーグ昇格という置き土産を残せるか。
